管理栄養士がおすすめする冷凍幼児食3選!冷凍時のポイントや容器も紹介します
幼児期は食べられるものが広がったとはいえ、まだまだ大人と同じものを食べさせることができなくて大変ですよね。特に離乳食が終わったばかりの時期は大人の食事と両方を作るのは大変!という声を多く耳にします。
そこでおすすめしたいのがラクに・時短になる「冷凍」です。冷凍時のポイントや容器をご紹介するので、参考にしてみてくださいね。
幼児食を始めるのはいつから?
幼児食は、離乳食から大人の食事へ移行する期間の食事のことで、1歳半~5歳頃までです。
個人差の大きい時期なので、1歳半になったらというよりは、最初の奥歯(第一乳白歯)が生えて咀嚼ができるようになったら、幼児食を始める目安です。
また離乳食が完了しても噛む力だけではなく、消化器官も未発達です。食材の固さや大きさなど調理方法の配慮、また味覚や食感など食べる楽しみを育む工夫も必要です。
幼児食を冷凍する際のポイント
ポイント①空気に触れないようする
冷凍保存する際に気を付けたいポイントが乾燥を防ぐことです。食材が乾燥、酸化を防ぐために、袋に空気が入らないように空気を抜いて密閉したり、ラップを密着させて保存します。
また、密閉できていないと冷凍庫内の空気が入り込んだり、臭いが移ったりするので注意しましょう。
ポイント②新鮮なうちに冷凍
余ってから冷凍するのではなく、できるだけ買ってすぐに野菜を切ったり、下調理して冷凍しましょう。冷凍するときに新鮮であるほどよい状態がキープできます。
また切ったり、下処理をした野菜を冷凍する場合は、余分な水分をしっかり除くことで、食材同士がくっついたり、表面に霜ができるのを防ぐことができます。
ポイント③冷凍に不向きな食材は避ける
中には冷凍すると食感が変わってしまうなど、冷凍に向いていない食材もあります。
- ・レタス、きゅうりなどの水分の多い野菜
- ・こんにゃく
- ・豆腐
また下記の食材は未加熱で冷凍すると食感が悪くなりやすいです。
- ・人参
- ・ごぼう
- ・たけのこ
- ・れんこん
- ・じゃがいも
幼児食の冷凍保存におすすめの容器
乾燥しにくい「薄めの冷凍保存容器」
深い保存容器は、容器の間に空間ができやすく食品が乾燥しやすく、空間ができないようにたくさん詰めてしまうと食品が厚くなって乾燥しにくくなってしまいます。
空気が抜きやすい「冷凍保存袋(フリーザーバッグ)」
空気を抜いて密閉できるので酸化、乾燥、臭い移りなどを防ぐことができます。また均等に均等に広げると、全体を均一にできるだけ速く冷凍でき、使うときにも必要な分を取り出して使用できます!
小分け冷凍にぴったり「ラップ」
お弁当や子どもの1食分など少量ずつ冷凍するにはぴったりです。ラップで包み、冷凍保存袋に入れると、乾燥を防ぎ、さらに臭い移りを防ぐことができます。
管理栄養士がおすすめする冷凍幼児食3選
1.野菜とお豆のキーマカレー
5種の野菜を使用。様々な栄養素をバランス良く摂れる辛くないキーマカレーです。1食分のたんぱく質・鉄分・緑黄色野菜を摂ることができます♪
1パック100gあたり:エネルギー 115.9kcal、たんぱく質 6.7g、脂質 6.4g、炭水化物 6.8g、食塩相当量 0.44g
2.お魚団子の野菜あんかけ
栄養満点のサバを団子状にしてお子さまが食べやすいように仕上げました。お魚を食べる機会が少ないお子様やお魚料理が苦手なパパママにおすすめです。
1パック100gあたり:エネルギー 133.4kcal、たんぱく質 9.9g、脂質 7.8g、炭水化物 4.5g、食塩相当量 0.43g
3.ころころミートボールのトマト煮込み
4種の野菜を使用。お肉とお野菜がバランス良く摂れるメニューです。そのままはもちろん、パスタに絡めたり、チーズをのせてグラタン風にしたり、オムレツのソースにしたり、アレンジもしやすいメニューです。
1パック100gあたり:エネルギー 102.1kcal、たんぱく質 6.0g、脂質 6.2g、炭水化物 5.8g、食塩相当量 0.34g
まとめ
幼児食をまとめて作り冷凍したり、副菜だけ、だしだけなど一部を冷凍したりすることで、時短になります。
また、「すぐにご飯をたべたい」「帰ってから食事を準備する時間がない」「もう作る気力がない」というとき、冷凍庫にカット野菜がストックされていたり、調理済みの料理があったりすると、助かりますよね。冷凍時のポイントや容器を参考に、取り入れてみてください。
また市販の幼児食も選択肢が広がっています。冷凍宅配幼児食は、時短になるだけではなく、子どもの成長段階にあった調理・味付けや栄養バランスが配慮されており、子どもの発達のサポートとなりますよ。
調理を工夫したり、サービスをうまく利用して、その分余裕を持って、貴重な親子の時間を楽しみましょう。