【管理栄養士おすすめ!】幼児食向きのワンタンレシピ3選!調理時のポイントも紹介!
ワンタンは中国発祥の点心のひとつで、小さくてつるんと口の中に入り、子どもから大人まで食べやすく、お家でも手軽につくることができます。包み方や具材の幅も広く、子どもの成長に合わせた作り方のポイントを押さえておけば、アレンジも広がります。
今回は、離乳食~幼児食にワンタンを作るときのポイントをご紹介します。幼児食におすすめのレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
幼児食向きのワンタンを調理する際のポイント
1.月齢によって使用するお肉の種類を変える
ワンタンは小麦粉をこねて作る薄皮で、肉や野菜、魚介類の餡を包みます。ひき肉を使って作るのが一般的ですが、離乳食~幼児食に作るときは、月齢に合わせてひき肉の種類を変えることができます。
離乳食後期なら、鶏ひき肉が使えます。離乳食完了期なら、牛ひき肉、豚ひき肉、合いびき肉が使えるようになります。
また、お肉は加熱すると固くなるので、ひき肉と同量程度の豆腐を具に加えるとやわらかくなって食べやすくなります。また、ひき肉だけでなく、マグロや生鮭などの魚を包丁で細かくたたいて具として使えます。
にんじんや玉ねぎなどの野菜ももちろんいいですが、野菜の色味を気にして食べない、野菜が嫌い、と感じやすいほうれん草や小松菜などの葉物野菜、しいたけなどのきのこ類を細かく刻んで混ぜると食べやすいかもしれません。
2.誤嚥しないよう小さく切る
ワンタンはつるんとした食感が食べやすく、おいしいのですが、幼児期の口の機能はまだ未発達なため、のどに入りやすく誤嚥しやすいとも言えます。大人が普段食べている形状よりも、具材を控えめにして小さく包むか、小さく切るなど子どもの口の大きさに合わせるようにします。
具材を包むときは、皮と具材の間にすき間をつくらないようにするのもポイントです。
3.冷凍したワンタンは1週間以内に食べきる
ワンタンの皮を買うと、余ってしまうことがありますよね。そんな時は冷凍保存が便利です。
調理したワンタンを冷凍する際は1食分をくっつかないように小分けの容器に入れて、保存するのがおすすめです。そのままスープに入れて調理ができるので、あと1品ほしいときに助かりますね。
食べる前に必ずしっかりと過熱してから与えるようにし、ワンタンは傷みやすいので、冷凍の場合でも1週間以内に食べきるのが目安になります。
【幼児食用】管理栄養士がおすすめするワンタンレシピ3選
鶏のワンタンスープ
〈材料〉(2人分)
A
- ・鶏挽き肉 25g
- ・白ねぎ(みじん切り) 10g
- ・卵(溶いたもの) 大さじ1
- ・酒 小さじ1/4
- ・ごま油 小さじ1/4
- ・塩 少々
- ・ワンタンの皮 12枚
- ・水 300㏄
- ・鶏がらスープの素 小さじ1/2
- ・塩 少々
〈作り方〉
- 1.ボウルにAを入れて箸で混ぜ、12等分にする。
- 2.ワンタンの皮の角を手前に置き、端に①をのせ、①がかくれる位まで折りたたむ。さらに折りたたみ、両端に水を付けて止める。
- 3.鍋に水・鶏がらスープの素・塩を入れて加熱し、沸騰したら②を入れ、茹でる(約5分)。
- 4.火を止め、器に盛り付ける。
包まないワンタンスープ
〈材料〉(2人分)
A
- ・豚挽き肉 40g
- ・酒 小さじ1/2
- ・片栗粉 小さじ1/2
- ・塩 少々
- ・水 300㏄
- ・鶏がらスープの素 小さじ1/2
- ・しょうゆ 小さじ1/8
- ・人参(千切り) 10g
- ・小松菜(1㎝幅) 10g
- ・ワンタンの皮(1㎝幅) 2枚分
- ・ごま油 少々
〈作り方〉
- 1.ボウルにAを入れ、ねばりが出るまでよく混ぜる。
- 2.鍋に水・鶏がらスープの素・しょうゆを入れ加熱し、沸騰したら①を8等分に丸めて加え、再度沸騰したらアクを除き、人参・小松菜を加え、加熱する(弱火 約10分)。
- 3.ワンタンの皮をバラバラにして加え、加熱する。
- 4.ごま油を加え、器に盛り付ける。
ワンタンチーズスナック
ワンタンの皮のカリカリが美味しい、おやつや副菜にぴったりです。
〈材料〉(作りやすい分量)
- ・ワンタンの皮 12枚
- ・ピザ用チーズ 適量
- ・塩 お好み
〈下準備〉
- ・オーブンの予熱を入れる(180℃)。
〈作り方〉
- 1.ワンタンの皮にピザ用チーズをのせて軽く広げ、クッキングシートを敷いた天板にのせてオーブンで焼く(約10分)。
- 2.器に盛り付ける。
青のりや子ども用のカラー粉でアレンジするのもおすすめです。
★市販の皮を使ってももちろん大丈夫ですが、選ぶときは原材料名がシンプルなものを選ぶといいでしょう。
まとめ
今回は幼児期向けにワンタン作る際のコツとレシピをご紹介しました。幼児食は大人の食事への準備期間でもあるため、発達段階に合わせた食材選びや、固さや味つけを調整する必要があります。
ワンタンは食材の幅が広く、肉や野菜、魚介類などアレンジができるので、レシピを参考に栄養バランスを意識してほうれん草などの葉物野菜、しめじ、えのきなどのきのこ類、ひじきなどの海藻類、など様々な食材を組み合わせて作ることができるとよいですね。
冷凍幼児食Totplateは、1歳半~5歳までの子どもの成長段階を考慮した調理・味付けがされており、成長をサポートします。幼児期に必要な栄養素や、普段の食生活で不足しやすい栄養素が摂取できる食材、パパママから要望を多数頂く、お魚を積極的に使用しています。ぜひこちらも利用してみてください。