
【管理栄養士が教える】幼児食におすすめのチャーハンレシピ!調理のポイントもご紹介します!

子どものご飯を準備するなら、できればバランスのよい献立にしたいですよね。でもせっかくバランスを考えてつくっても、食べてくれなけば困ってしまいますよね。
そんなとき助けになるのがチャーハンです。チャーハンは、野菜やお肉などのさまざまな食材を取り入れられます。
また冷蔵庫のあまり食材でも作れたり、短時間で作れるメニューですよね。味つけを工夫しながら、子どもが楽しめるチャーハンを作りましょう。
幼児食としてチャーハンを作るときの4つのポイント
1.油を少量にする
チャーハンに使う油の量は、多めのイメージがあるかもしれませんが、幼児食の場合は1食に使用する油は3g(小さじ1杯)が目安です。おすすめの油はオリーブオイル。
オリーブオイルにはオレイン酸と言って母乳に含まれている成分が含まれています。使いすぎは禁物ですが、風味に変化をつけたいときに使用してみましょう。また、こめ油、なたね油、ごま油もおすすめです。
テフロン加工のフライパンなら少ない油でも、くっつかないで調理ができます。また電子レンジを使ったレシピも少量の油で簡単に作れます。
2.具材は食べやすい大きさに揃える
幼児食といっても1歳半~2歳、2~3歳、3~5歳では食べやすい大きさや固さが変わります。
- ・1歳半~2歳:前歯だけでも食べられる
- ・2歳~3歳:角切りや奥歯でかみつぶせる
- ・3歳~5歳:歯ごたえのあるものも楽しめるようになる
幼児食では食材の大きさや固さを発達段階に合わせることが大切です。チャーハンに入れる具材はご飯になじむように細かく刻み、具材は大きさを揃えるのが基本です。
また苦い野菜を刻むときには、なるべく繊維にそって切ると、特有の苦みがおさえられます。
3.複数の食材を組み合わせる
栄養バランスをよくするには、複数の食材から、さまざまな栄養素を摂るようにします。たんぱく質を多く含む、肉・魚・卵・大豆製品と野菜を組み合わせると、栄養バランスもよく、またうま味も掛け合わさっておいしく仕上がります。
子どもが「食べることが楽しい」と感じられるように、色味などの見た目も考えながら食材を組み合わせましょう。
4.素材の味を活かした薄味にする
味覚が育っていないこの時期に、味が濃い食べものを好んで食べると、生活習慣病を引き起こす原因になるかもしれません。また冷凍チャーハンは、油や塩分が多く、味が濃いのでなるべくさけたいですね。
少量の塩・こしょうを基本にしょうゆ・マヨネーズ・鶏がらスープの素などをうまく活用して薄味を意識しましょう。
子ども向けチャーハンにおすすめの具材とは?
かむ力や消化機能が未熟なため、かみつぶしやすく、消化しやすい食材を選びましょう。卵とコーン、青菜としらす、わかめと桜えびのように歯ごたえがちがう素材を組み合わせると、食感が楽しみながら噛む力が育ちます。
明太子や鮭フレーク、市販のチャーシューなどは、塩分が多いので控えましょう。
【幼児食用】管理栄養士が教えるおすすめチャーハンレシピ3選
1.レンジ卵チャーハン
〈材料〉(2人分)
- ・あたたかいごはん 140g
- ・卵 1個
- ・しょうゆ 小さじ1/2
- ・塩・こしょう 各少々
- ・油 小さじ1
- ・ほうれん草 2~3枚
〈下準備〉
- ・ほうれん草は塩少々(分量外)を加えた熱湯で茹で、水気を除き、1㎝幅に切っておく。
〈作り方〉
- 1.耐熱のボウルに青のり以外のすべての材料を入れて混ぜる。ラップをして電子レンジで加熱する(600W1分半~)。
- 2.取り出して、ほうれん草を加え全体を混ぜる。
2.野菜チャーハン
〈材料〉(2人分)
- ・あたたかいごはん 140g
- ・しらす 小さじ2
- ・白ねぎ 5cm
- ・椎茸 1枚
- ・人参 3cm
- ・ピーマン 1/2個
- ・マヨネーズ 小さじ1
- ・鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1/2
- ・しょうゆ 小さじ1/2
〈下準備〉
- ・白ねぎ・椎茸・人参・ピーマンはみじん切り(野菜)。
〈作り方〉
- 1.フライパンにマヨネーズを熱し、しらす、野菜を入れて炒め、鶏がらスープの素を加える。
- 2.あたたかいごはんを加えてさらに炒め、しょうゆを加える。
3.炊飯器ツナと青菜のチャーハン
〈材料〉(作りやすい分量 3~4人分)
- ・米 1合
- ・水 180㏄
- ・塩こんぶ 5g
- ・ツナ缶(ノンオイル) 1缶(約70g)
- ・白ねぎ 5㎝
- ・ごま油 小さじ1
- ・小松菜 2~3枚
- ・白ごま 少々
〈下準備〉
- ・米は洗米し、吸水(分量外)させ(30分~)、ザ ルに上げて水気を切っておく。
- ・ツナは水気を除いておく。
- ・白ねぎはみじん切り。
- ・小松菜は1㎝幅に切っておく。
〈作り方〉
- 1.炊飯器に米、水を入れ、ツナ、白ねぎをのせて炊く。
- 2.炊きあがったら、小松菜をのせて蓋をして5分蒸らす。
- 3.塩こんぶとごま油を入れて混ぜ、器に盛り、白ごまをちらす。
★チャーハンは冷凍保存できます。冷ましたあとに1食分をラップで包んで、フリーザーバッグに入れ、平らにして空気を抜いて冷凍すると使いやすいです。保存した日付をメモすると、使用期限に気をつけながら幼児食を用意できそうですね。
まとめ
幼児期は気分や食べる量にムラがありますし、忙しいパパママにとって無理せず用意ができることは大切ですよね。冷蔵庫にある食材を組み合わせて短時間で作れるチャーハンはおすすめのメニューです。
アレンジ次第で子どもに必要な栄養素を補うこともできます。油分や塩分を控えめにして、食感や色味に工夫をして、楽しく食事ができるようにしましょう。
少し多めに作って、冷凍保存しておくと、日々の食事やちょっとしたおやつにも便利です。レシピを参考に作ってみてください。
冷凍幼児食Totplateには、チャーハンなどの1品メニューに組み合わせやすい副菜メニューも多くあります。もちらもぜひ活用してくてください。