【栄養士が教える!】離乳食完了期におすすめの簡単おかずレシピ6選!献立のポイントも紹介
離乳食完了期の献立のポイント
離乳食の献立を立てると考えると難しく感じるかもしれませんね。離乳食完了期には食べることができる食材も増えていますので、いくつかのポイントを押さえておけば上手に献立を立てることができますよ。
3つの食品群を取り入れる
献立を立てる際に大切なことは、栄養バランスです。たんぱく質、ビタミン、ミネラル類、炭水化物の3つの食品群を取り入れるようにしましょう。3つの食品群から、それぞれ1つ以上の食品を組み合わせていきます。
栄養バランスが整った食事が毎回は難しいという場合は、1日3回の食事で、3つの食品群を取り入れてみましょう。また献立を立てる際、1食ずつ考えると大変な作業になってきます。1週間単位でいろいろな食材を組み合わせてみましょう。
食材の種類を増やすと栄養バランスが整いやすく、早めに献立を立てておくことで買い物の予定も立てやすいですね。
不足しやすい栄養を取り入れる
離乳食後期以降からは、食事からの栄養がとても大切です。特に鉄分は不足しがちなので、離乳食でしっかり与えることを心掛けてください。赤身の魚やお肉、ひじき、高野豆腐、きなこなど、鉄分が豊富な食材を取り入れるといいですね。
また母乳やミルクが多く離乳食が進まない場合は、カルシウムやビタミンDなどの不足にも気を付けてください。ミルクをフォローアップミルクに変えたり、料理にもフォローアップミルクを活用するのもよいですね。
誤飲の恐れや消化に悪い食材は避ける
この時期、気をつけたいのが誤飲です。食べることができる食材が増えたとはいえ、もちなど喉に詰まりやすい物は避けましょう。
また、豆類やぶどうなど丸くて小さい食材も喉に詰まりやすい食材です。小さく切っても詰まらせる可能性がありますので、この時期に与えるのはやめましょう。
生魚は消化しにくく、菌感染による食中毒の可能性もある食材ですので、離乳食には向きません。また、はちみつや黒糖などもボツリヌス菌による食中毒の可能性があります。1歳を過ぎるまでは必ず与えないようにし、1歳過ぎてからも急いで与える必要はありません。
アレルギーを引き起こしやすい食材に注意する
離乳食完了期になっても、初めて与える食材はアレルギーに要注意です。特に特定原材料とされている、えび、かに、小麦、そば、卵、乳、落花生はアレルギーが発症しやすいとされています。
初めての食材を与えるときは病院に行ける日の午前中にして、子どもの様子に変化がないかよく観察するようにしましょうね。。
離乳食完了期におすすめ!簡単おかずレシピ6選
レシピ1.にんじんとかぼちゃのポタージュ
(材料)1食分
- にんじん 10g
- かぼちゃ 10g
- たまねぎ 5g
- だし汁 150cc
(作り方)
- 1. かぼちゃとにんじん、たまねぎは一口大に切っておく。
- 2. だし汁で1をクタクタに柔らかくなるまで煮込む。
- 3. ミキサーに2を入れて拡販する。
- 4. 鍋に戻して混ぜながら再加熱する。
レシピ2.しらすと野菜入りうどん
(材料)1食分
- うどん 100g
- 乾燥わかめ 1g
- にんじん 10g
- たまねぎ 10g
- しらす 10g
- だし汁 200cc
- しょうゆ 少量
(作り方)
- 1. うどんを茹で、2cmほどの長さにカットしておく。
- 2. わかめとしらすは茹でて塩抜きをしておく。わかめが大きい場合はカットする。
- 3. にんじんと玉ねぎはみじん切りにしておく。
- 4. 鍋に3の野菜を入れて、柔らかくなるまで煮込む。うどんとわかめとしらすを加えさらに煮込む。しょうゆを少量加え、風味付けをする。
レシピ3.チーズ入りポテトサラダ
(材料)2食分
- じゃがいも 80g
- にんじん 30g
- コーン缶 20g
- 豆乳 小さじ1
- 粉チーズ 少量
(作り方)
- 1. じゃがいもは茹でて潰しておく。にんじんは小さくカットしてコーンと茹でておく。
- 2. じゃがいも、にんじん、コーン、豆乳、粉チーズをよく混ぜ合わせる。
レシピ4.鶏ひき肉と納豆の肉団子
(材料)5食分
- 鶏ひき肉 200g
- ひきわり納豆 1パック
- 片栗粉 大さじ2
- しょうゆ 小さじ1/2
- 油 小さじ1
(作り方)
- 1. ボウルに鶏ひき肉、納豆、片栗粉、しょうゆをボウルに入れてよく混ぜ合わせる。
- 2. 13~15個に分ける。
- 3. フライパンに油を熱し、2を並べる。中火で2~3分焼く。
- 4. 焼き色が付いたらひっくり返し、焼き色がつくまで焼く。焼き色が付いたら蓋をして、弱火で約2分蒸し焼きにする。
レシピ5.鮭のチャーハン
(材料)1食分
- ごはん(柔らかめ) 120g
- 鮭(無塩) 20g
- ほうれん草 1/2枚
- たまねぎ 10g
- バター 3g
- しょうゆ 少量
(作り方)
- 1. 鮭は茹でてほぐしておく。たまねぎ、ほうれん草はみじん切りにしておく。
- 2. フライパンにバターを熱して、たまねぎ、ほうれん草を弱火~中火で炒める。
- 3. 火が通たら、ごはんと鮭を加えて炒めながら混ぜ合わせる。(中火で2~3分)
- 4. しょうゆで風味をつけ、混ぜ合わせる。
レシピ6.大根もち
(材料)1食分
- 大根おろし 20g
- 小麦粉 小さじ1
- にんじん 2g
- たまねぎ 2g
- ツナ 2g
- かつおぶし 少々
- 油 適量
(作り方)
- 1. にんじん、たまねぎは茹でて小さく刻んでおく。
- 2. ボウルに水切りした大根おろし、1の野菜、ツナ、小麦粉、かつおぶしを入れてよく混ぜ合わせる。
- 3. フライパンに少量の油を熱し、弱火で焼き色がつくまで焼く。
- 4. ひっくり返して蓋をして蒸し焼きにする。(目安弱火で3分)
離乳食 完了期 簡単に関するよくある質問
質問1.好き嫌いが多くて食べてくれません。
小さな子どもの場合、味が嫌いなだけでなく食べ慣れていないものを嫌がったり、自己主張が強くなって食べてくれなかったりと理由は様々です。野菜など苦みを感じるもの、食べ慣れていない食材は小さく刻んで、食べ慣れている味付けにしてみるのはいかがでしょうか。
気分転換に食べる場所や食器を変える、食べやすくとろみをつけると食べてくれることもありますよ。
質問2.食事に集中できず困っています。
周りにおもちゃが散らかっている場合は片づけて、こどもが食事に集中できる環境を作ってみましょう。椅子やテーブルの高さ、扱いやすい食器なども大切です。
遊んでいる時に「このあとはごはんね」と声掛けをしておくと、子どもが遊びからごはんへと切り替えやすくなります。食事中はお母さんたちが美味しそうに食べる姿をみせる、盛り付けを工夫するなど、子どもにとって食事が楽しい時間となるようにするとよいですね。
お腹がすいていないようなときは、おやつの量や時間も見直してみましょう。
質問3.毎日、栄養バランスを考えながら食事をつくるのが大変です。
毎日忙しいお母さんにとって、栄養バランスの整った食事を考え、作るのは負担に感じるときもありますね。そんなときは、宅食やミールキットを利用するのはいかがでしょうか。
「Tot plate」は料理家、管理栄養士、医学博士が監修した「幼児」のための冷凍幼児食です。宅配でご自宅まで届き、レンジで温めるだけで食べることができます。
化学調味料、保存料、着色料は不使用で、塩分控えめなので安心してお召し上がりいただけます。上手に活用して、料理が苦にならないようにしていけるとよいですね。
まとめ
離乳食完了期は食べることのできる食材も増えますが、レパートリーを増やさないといけない、栄養バランスを整えないといけないと焦ってしまったり、子どもが食べてくれないと悩みが増える時期でもあるのではないでしょうか。簡単な献立や宅食を利用することで、毎日の食事が楽しいものとなるよう工夫してみてくださいね。