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【栄養士が教える!】生後10ヶ月の離乳食レシピ|進め方や調理ポイントも紹介します

2023.11.18
【栄養士が教える!】生後10ヶ月の離乳食レシピ|進め方や調理ポイントも紹介します

 

生後10ヶ月の離乳食の進め方

生後10か月ごろになると、食事の量が増えたり、つかみ食べをする子や歯が生えてモグモグが上手になったりと、食事の仕方に変化がみられることもあるのではないでしょうか。

このころになると離乳食後期に入り、離乳が近づいています。食事からの栄養をしっかりと摂れるようになるために、噛みきる、潰す、飲み込むなどをしっかり練習しやすいメニューに移行していきましょう。

1回あたりの量の目安

この時期になると栄養の70%ほどを食事から摂ることができます。ミルクの量が減ってくる子もいるかもしれませんね。

まだ離乳職だけでは栄養は足りませんので、食事の後には欲しがるだけミルクや母乳は与えましょう。

【食事の量の目安】

  • 5倍粥  90g(軟飯の場合 80g)
  • 野菜   大さじ2~(30~40g)
  • 豆腐   大さじ3(45g)
  • 魚または肉 小さじ3(15g)

食事の回数

離乳食後期になるとカミカミ期に入り、食事が3回になります。大人と一緒に食事をとったり、生活リズムも少しづつ整ってくるのではないでしょうか。

食べる時間

この時期には徐々に生活リズムを整えるために、なるべく毎日同じ時間に朝、昼、夕の3回に離乳食を与えましょう。次の食事までの時間が短いと量があまり食べられないこともありますので、4時間ごとなど時間のパターンを決めておくとよいですね。

【例】

  • 6:00 ミルク・母乳
  • 10:00 離乳食+ミルク・母乳
  • 14:00 離乳食+ミルク・母乳
  • 18:00 離乳食+ミルク・母乳
  • 22:00 ミルク・母乳

 

 

離乳食づくりのポイントは3つ

1.食材のかたさはバナナくらい

後期では固形のものも徐々に食べることができるようになりますが、まだ歯はわずかなので歯茎でつぶせるように柔らかくすることが大切です。指で簡単につぶせるバナナくらいを目安にすると分かりやすいですね。

バナナややわらかく茹でた野菜などで、前歯を使って齧る練習やスプーンを使って口に運び潰す練習をしてみましょう。

2.薄味に仕上げる

離乳食後期になると使える食材も増えますが、調味料などはできるだけ使わずにだしを使い風味付け程度の味付けにしましょう。小さなころから素材の味に慣れ、薄味にしておくと生活習慣病の予防にもなります。

3.手づかみ食べしやすいものも作る

離乳食期の手づかみ食べは赤ちゃんの五感を刺激し、脳の発達にもよいといわれています。視覚、触感、臭いや温度など赤ちゃんにとって学ぶことがたくさんありますね。

慣れていないうちは握りすぎて潰してしまうこともあるかもしれません。つかみやすく、崩れにくいもを、形や大きさ、温度にも気を付けて、詰まらせないように食べている時は見守ってあげましょう。

 

 

生後10ヶ月の赤ちゃんにおすすめ!離乳食レシピ3選

レシピ1.豆腐雑炊

(材料)

  • 5倍粥  90g
  • しらす  大さじ1
  • 豆腐   20g
  • ブロッコリー 10g
  • にんじん   10g
  • たまねぎ   10g
  • だし汁   200ml

(作り方)

1. ブロッコリー、にんじん、たまねぎは刻んでおく。豆腐は食べやすい大きさに切る。しらすは茹でて、塩抜きをしておく。

2. だし汁を温めて、しらす、豆腐、ブロッコリー、にんじん、たまねぎを入れて、野菜がやわらかくなるまで煮込む。5倍粥を加えてさらに一煮立ちさせる。

 

レシピ2. さつまいものクリーム煮

(材料)

  • ツナ     20g
  • さつまいも  30g
  • にんじん   20g
  • ほうれん草  葉1枚
  • 牛乳     150ml
  • 水      150ml
  • 片栗粉    適量

(作り方)

1・ さつまいも、にんじん、ほうれん草を小さめにカットする。さつまいもは水に15分ほどさらしておく。

2・ 鍋に1の野菜と水を入れて、蓋をして柔らかくなるまで煮込む。

3・ツナを加えて、一煮立させ火が通ったら、牛乳を加えてさらに煮込む。(弱火で約10分)

4・  火を止めて、水溶き片栗粉を混ぜながら少量ずつ加える。再び火にかけ、とろみがついたら完成。

 

レシピ3. れんこんの柔らかハンバーグ

(材料)4個分

  • レンコン  15g
  • 人参    10g
  • 高野豆腐  10g
  • 卵     30g
  • パン粉   大さじ1
  • 醤油    少々
  • 油     少々

(作り方)

・レンコンは皮をむいて、水にさらしてあく抜きをする。水から柔らかくなるまで茹で、すりおろす。

・高野豆腐はすりおろしておく。

・人参はみじん切りにして、柔らかく茹でておく。

・ボウルにレンコン、高野豆腐、人参、卵、パン粉、醤油を入れて混ぜ合わせる。

・食べやすい大きさに丸めて、油をひいたフライパンに並べる。蓋をして、中火で両面を焼く(目安約1分半)

〇固いレンコンや高野豆腐もすりおろすことで、柔らかく食べることができます。

 

 

離乳食10ヶ月に関するよくある質問

質問1.離乳食を進める際の注意点は?

離乳食後期になると食事から摂取する栄養が増えてきます。「炭水化物」、「たんぱく質」、「ビタミン・ミネラル類」の3大栄養素をバランスよく取り入れましょう。

1食にバランスよく取り入れることが理想ですが、大変な時は1日の食事でバランスが整っていれば大丈夫です。ミネラルでは、カルシウムや鉄が不足しないよう意識して取り入れてみてください。

質問2.母乳やミルクは与えてもいい?

離乳食後期では、30%ほどをまだミルクや母乳から栄養を摂っています。食事の後には母乳は欲しがるだけ、ミルクも1回あたり160ml~200ml程与えます。

回数は食事のあと3回+2回の全部で5回ほどです。1日トータル1000mlほど与えても大丈夫ですしっかりと離乳食を食べていれば嫌がる子を無理に飲ませる必要はありません。

質問3.離乳食を食べてくれない時はどうすればいい?

離乳食を食べてくれない時はお腹が空いていないのかもしれませんね。お腹が空くようにたくさん遊ばせる、また3回食のお子さんはミルクの時間や量、生活リズムを見直してみましょう。

おもちゃが気になって食べない場合は一度片付ける、遊びの途中で「もうすぐご飯だよ」と声をかけておくとよいですね。赤ちゃんが好む食器を使用したり、お母さんたちが一緒に食べる、上手に食べたら褒めるなど楽しく食事ができる工夫も効果的です。

 

 

まとめ

離乳食後期では味覚や手づかみによる触感、嗅覚や噛む練習などにより、赤ちゃんの食べる力が大きく成長します。

食べるより遊ぶのが好きな子、好きなものばかり食べる子など食事のリズムが整うには時間がかかるかもしれません。焦らず子どもの成長に合わせて、バランスのとれた生活リズムを目指しましょう。

 


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