【管理栄養士が教える!】離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)におすすめの1週間分レシピ!
離乳食後期へ移行の時期
離乳食後期は 月齢 9から11ヶ月頃が目安です 。
後期へ移行は、豆腐くらいの固さの離乳食をごっくんと飲み込むことができ、1日2回の食事のリズムが整ってきてから移行するようにします。
離乳食後期の調理ポイント
この時期になると舌の運動が活発になり、前後、上下、左右と自由に動かせるようになります。舌と上あごでつぶせないものは左右に寄せて歯ぐきでつぶして食べることを覚えるよう、指でつぶせるくらいの固さに調理しましょう。
※咀嚼の動きはできてもまだ歯茎で潰せない 硬さや繊維の多い食べ物は難しいので避けましょう。
- ①歯茎でつぶるせる( 大人の指でつまんで潰せるくらい)のかたさ
- ②歯茎に乗りやすい1×2cm くらいの大きさ
- ③1〜2mmぐらいの厚さのもの
なら上手に潰せるようになります。
おかゆは5倍〜 軟飯になります。 トーストクラッカーなども 与えられます。
食べ物を手でつかんで口に運べるようになったら1cm 角または1×3cm くらいの棒状にします。
また、離乳食が進んでくると、少量の調味料を加えることで食事が進むことがあります。塩や砂糖、醤油などの調味料を少量使うことができます。ただし、その際は、薄味に調味することを心がけましょう。
離乳食後期(生後9~11ヶ月頃)におすすめの平日1週間分レシピ!
DAY1.しらすおにぎりとにんじんとりんごのヨーグルト和え
【材料】
(しらすおにぎり)
- 乾燥わかめ 0.5g
- しらす 大さじ1
- 軟飯 80g
(にんじんとりんごのヨーグルト和え)
- ヨーグルト 20g
- にんじん 20g
- りんご 20g
【作り方】
(しらすおにぎり)
- 1. 乾燥わかめは水で戻し、流水で洗って水けをきる。
- 2. しらすとわかめを5分ほど湯がいて、塩抜きをする。
- 3. 2をざるにあげ、きざむ。
- 4. ボウルに軟飯と3を混ぜ合わせて、手づかみしやすい大きさに丸める。
(にんじんとりんごのヨーグルト和え)
- 1.にんじんとりんごは皮をむいて、レンジでやわらかくなるまで加熱する。目安500w1分。
- 2.1を8ミリ角にカットする。ボウルにカットした野菜とヨーグルトを入れて混ぜ合わせる。
DAY2.卵サンドとスティック野菜
【材料】
(卵サンド)
- 食パン 1枚切り1枚
- 卵 1/2個
(野菜スティック)
- にんじん 10g
- だいこん 10g
- ブロッコリー 10g
【作り方】
(卵サンド)
- 1. 卵を15分以上茹でて半量をみじんきりにする。
- 2. 食パンの耳をカットして半分にカットする。1枚の片面に1を塗り、もう1枚の食パンで挟む。
- 3. 食べやすい大きさにカットする。
(野菜スティック)
- 1. 野菜は皮をむいて、5mm角4センチくらいのスティックに切る。
- 2. やわらかくなるまで茹でる。
DAY3.ツナ雑炊
【材料】
- 5倍粥 90g
- ツナ 10g
- 豆腐 20g
- ブロッコリー 10g
- にんじん 10g
- たまねぎ 10g
- だし汁 200ml
【作り方】
- 1. ブロッコリー、にんじん、たまねぎは刻んでおく。豆腐は食べやすい大きさに切る。
- 2. だし汁を温めて、ツナ、豆腐、ブロッコリー、にんじん、たまねぎを入れて、野菜がやわらかくなるまで煮込む。5倍粥を加えてさらに一煮立ちさせる。
DAY4.レンジで作るお好み焼き
【材料】
- 鶏ひき肉 15g
- キャベツ(葉の部分) 30g
- 薄力粉 大さじ2
- 水 大さじ1・1/2
- しょうゆ 少々
【下準備】
- ・ザルに鶏ひき肉を入れて、全体にお湯をまわしかける。
- ・キャベツは粗みじん切り。
【作り方】
- ①ボウルに小麦粉・水を入れ、混ぜ合わせる。
- ②鶏ひき肉・キャベツを加え、混ぜる。
- ③ラップを敷いた耐熱皿に広げ、電子レンジで加熱(600W 1分半〜)し、そのまま3分むらす。
- ④表面に薄くしょうゆを塗り、食べやすい大きさに切る。
DAY5.マカロニのケチャップソテーと野菜スティック
【材料】
- 茹でたマカロニ 70g
- 人参 10g
- たまねぎ 10g
- 鶏ひき肉 10g
- ケチャップ 小さじ1/4
- バター 少量
【作り方】
- 1. 人参、玉ねぎは柔らかく茹で、小さく刻んでおく。
- 2. フライパンに少量のバターを溶かし、鶏ひき肉を中火で炒める。
- 3. ひき肉の色が変わったら、1の野菜とマカロニ、ケチャップを入れて炒め合わせる。
- ★マカロニは茹でる時間は長めを目安に、柔らかくなっているかを確認します。
(野菜スティック)
食べ物を手でつかんで口に運べるようになったら、1cm角もしくは1×3cmくらいの棒状にして、歯ぐきで潰せるくらいのかたさが目安になります。
【材料】
- 人参 10g
- 大根 10g
- さつま芋 10g
【作り方】
- ①野菜は皮を除いて、1×3cmのスティック状に切る。
- ②やわらかくなるまで茹でるまたは蒸す。
離乳食レシピ 後期に関するよくある質問
質問1.離乳食後期の量の目安は?
穀類(軟飯・パン うどん芋類) :80〜90g
野菜・果物:野菜・果物30〜40g
タンパク質類: 魚 15g
または 肉 15g
または 豆腐 45g
または 卵 全卵 1/2個
または 乳製品 80g
質問2.離乳食後期の食事のタイミングは?
離乳食の回数は1日3回 。食事の間隔は3〜4時間はあけて、できるだけ朝、昼、晩の食事の時間を決め、1日のリズムを整えていきましょう。
〈スケジュール例〉
9:00 離乳食(→授乳orミルク)
12:00 離乳食
15:00 授乳orミルク
18:00 離乳食
22:00 授乳orミルク
まとめ
離乳食後期は、これまでごっくんと飲み込む練習をしてきたところから、噛んで食べることを覚える練習に移っていきます。歯茎で噛むことができる、適当な固さで食べやすく調理し、離乳完了期に向けて進めていけるようにすることが大切です。
1日3食のリズムが整っていく時期でもあるので、食事の時間を決め、リズムをつくっていきましょう。離乳食の回数が1日3回に増えることで、「作るのが大変!」と感じる方も多いのではないでしょうか。効率的に作るには、この時期によく使う食材を調理してストックしておくと便利です。
軟飯を1食分ずつ冷凍しておく、スティック野菜をまとめて作っておくなど上手にやりくりしたいですね。また離乳食づくりに便利な商品も幅が広がっていますので、うまく活用して、離乳食後期を進めていきましょう。