
【栄養士が教える!】離乳食後期におすすめ!簡単朝ごはんレシピ3選

朝ごはんを食べるメリットとは?
朝ごはんは良好な生活リズムを整えるためにとても大切です。朝ごはんを食べることによって、朝のスイッチが入り体温が上がる、脳が働き、腸が活発になり排便を促します。
朝ごはんを食べることは心の健康にも関係しており、集中力ややる気がでる、また朝食をとらない子に比べてイライラしにくいともいわれています。体力強化にもつながりますので、離乳食期から朝ごはんを食べる習慣を身につける練習をしましょう。
朝ごはんを食べる時間
離乳食が2回から3回に増えると、食べる時間が朝、昼、夕と朝ごはんの時間が定着しやすくなりますね。2回食の時よりも1回目のご飯の時間を早い時間にずらして朝ごはんにしましょう。
例えば1回目の食事を9時頃に与え、4時間後の13時に昼ごはん、さらに4時間後の17時に夕ごはんとするとバランスの良い食事リズムとなります。朝ごはんが遅くなると、そのあとの昼食、夕食も遅くなってしまいます。寝る直前に夕ご飯とならないように、朝ごはんの時間を決めましょう。
離乳食後期の朝ごはんを与える量
朝ごはんの量は離乳食期の量を参考にしながら、赤ちゃんの成長に合わせて調整してください。
離乳食後期は食べつかみを始め、こぼす量も多い時期ですので、少し多めに準備しておくのもよいかもしれません。
(離乳食後期の目安)
食パンなら6枚切り1/2程度、5倍粥なら90g、軟飯なら80g
- 野菜 30~40g
- 豆腐 45g
- 魚または肉 15g
- 卵 全卵1/2個
- 乳製品 80g
上記のうち、豆腐と肉の両方を1食で与える場合はg数を減らすなどして、炭水化物と野菜(ビタミン。ミネラル)、たんぱく質を与えましょう。
離乳食後期におすすめ!簡単朝ごはんレシピ3選
レシピ1.しらすおにぎりとにんじんとりんごのヨーグルト和え
【材料】
(しらすおにぎり)
- 乾燥わかめ 0.5g
- しらす 大さじ1
- 軟飯 80g
(にんじんとりんごのヨーグルト和え)
- ヨーグルト 20g
- にんじん 20g
- りんご 20g
【作り方】
(しらすおにぎり)
- 1. 乾燥わかめは水で戻し、流水で洗って水けをきる。
- 2. しらすとわかめを5分ほど湯がいて、塩抜きをする。
- 3. 2をざるにあげ、きざむ。
- 4. ボウルに軟飯と3を混ぜ合わせて、手づかみしやすい大きさに丸める。
(にんじんとりんごのヨーグルト和え)
- 1.にんじんとりんごは皮をむいて、レンジでやわらかくなるまで加熱する。目安500w1分。
- 2.1を8ミリ角にカットする。ボウルにカットした野菜とヨーグルトを入れて混ぜ合わせる。
レシピ2.卵サンドとスティック野菜
【材料】
(卵サンド)
- 食パン 1枚切り1枚
- 卵 1/2個
(野菜スティック)
- にんじん 10g
- だいこん 10g
- ブロッコリー 10g
【作り方】
(卵サンド)
- 1. 卵を15分以上茹でて半量をみじんきりにする。
- 2. 食パンの耳をカットして半分にカットする。1枚の片面に1を塗り、もう1枚の食パンで挟む。
- 3. 食べやすい大きさにカットする。
(野菜スティック)
- 1. 野菜は皮をむいて、5mm角4センチくらいのスティックに切る。
- 2. やわらかくなるまで茹でる。
レシピ3.ツナ雑炊
【材料】
- 5倍粥 90g
- ツナ 10g
- 豆腐 20g
- ブロッコリー 10g
- にんじん 10g
- たまねぎ 10g
- だし汁 200ml
【作り方】
- 1. ブロッコリー、にんじん、たまねぎは刻んでおく。豆腐は食べやすい大きさに切る。
- 2. だし汁を温めて、ツナ、豆腐、ブロッコリー、にんじん、たまねぎを入れて、野菜がやわらかくなるまで煮込む。5倍粥を加えてさらに一煮立ちさせる。
離乳食後期 朝ごはんに関するよくある質問
質問1.どんな栄養バランスであげたら良い?
理想は炭水化物、たんぱく質、ビタミン・ミネラルの栄養素がバランスよく入ったメニューです。
炭水化物とは、お米やパン、イモ類など、脳のエネルギー源となります。たんぱく質は卵、肉や魚、乳歯品や豆腐などを組み合わせて与えましょう。ビタミン・ミネラル類は野菜や果物、海藻類などに多く含まれます。甘みが強い果物は与えすぎに注意が必要です。
これらの栄養素をバランスよく含むことが理想ですが、毎食が難しい場合は朝は野菜が少なかったのでお昼ごはんでしっかり与えるなど、1日でバランスが整うことを意識してみてください。
質問2.パンやバナナだけの朝ごはんの日があっても良い?
栄養バランスが整った朝ごはんは理想ですが、毎日となると大変ですね。
朝ごはんをパンにするときは、塩分や油が多い総菜パンや甘い菓子パンなど味の濃いパンは避けるとよいですね。
食パンや赤ちゃん向けのパンに、野菜やツナ、チーズを挟む、ヨーグルトを一緒に与えるなど手間をかけずに栄養を摂る工夫をしてみましょう。それでも時間がなくバナナだけ!という日があってもたまになら大丈夫です。時間がなくても朝ごはんで一日のスイッチを入れることを大切にしましょう。
質問3.朝ごはんを食べてくれないときはどうすれば良い?
赤ちゃんが朝ごはんを食べてくれない日があっても、元気なようなら無理強いせず様子をみるで大丈夫です。母乳やミルク、フルーツなど食べてくれるものがある場合は、食べられるものを与えて様子をみましょう。
少し遊んでお腹がすくと食べてくれる場合もあるので、時間をずらして与えてみてもよいでしょう。何も食べない場合でも、水分補給はさせてあげてくださいね。
まとめ
朝ごはんを食べることは身体や心の健康への第1歩です。運動や学力にも大きな関わりがあるので、小さなうちから朝ごはんの習慣をつけたいものですね。
離乳食期は食べるより遊ぶのが好きな子、好きなものばかり食べる子など食事のリズムが整うに時間がかかるかもしれません。焦らず子どもの成長に合わせて、バランスのとれた生活リズムを目指しましょう。