【栄養士が教える!】離乳食後期におすすめ!りんごを使ったレシピ3選
りんごはいつから与えて良い?
りんごは離乳食初期から与えることができます。甘みもあって赤ちゃんも好んで食べてくれる子が多いのではないでしょうか。
しかし甘みも強いので、すりおろしたりんごを少量薄めて与えることが望ましいです。また食物繊維が多いので、薄めることで体への負担も軽くできます。
衛生面も考えて、中期頃までは食べる直前に調理加熱したものを、生のりんごは後期を過ぎてからにしましょう。
離乳食におけるりんごの調理ポイント
1.食べやすい大きさ・かたさにする
離乳食初期(生後5~6ヵ月頃)
りんごをすりおろし、加熱した物を与えます。食物繊維が多いと庁に負担がかかり、下痢などを起こす場合がありますので薄めて少量を与えましょう。
離乳食中期(生後7~8ヵ月頃)
中期も初期と同様にすりおろします。菌の繁殖を防ぐために、加熱調理は食べる直前にしましょう。
離乳食後期(生後9~11ヵ月頃)
後期になると小さな角切りも与えることができます。ただし、のどに詰まらせることもありますので、柔らかく煮込み、食べている間は赤ちゃんの様子を注意深く観察してあげて下さい。
2.加熱する
りんごは生で与えるイメージがあるかもしれませんが、離乳食では衛生面の点から加熱してから与えます。特に初期、中期までは必ず加熱しましょう。
加熱したものを長時間置いておくと菌が繁殖しやすくなります。食べる直前に加熱調理をすることも大切です。加熱することで酸味も和らぎますので、赤ちゃんにとっても食べやすくなりますね。
3.変色に気をつける
りんごのカットして置いておくと茶色く変色することがありますね。これはりんごに含まれるポリフェノールが酸化することによって起こります。酸化しても食べることに問題はありません。
しかし、赤ちゃんにとって茶色いりんごを嫌がる子もいるでしょう。また変色防止にレモンや塩水を使うと食べない子もいます。できるだけ食べる直前に切ってあげるといいですね。
離乳食後期におすすめ!りんごを使ったレシピ3選
レシピ1.りんごとさつまいものおやき
(材料)4食分
- さつまいも 300g
- りんご 1/4個
- 片栗粉 大さじ1
- 牛乳 大さじ4
- バター 8g
(作り方)
- 1. リンゴは小さい角切りにして、レンジで柔らかくなるまで加熱し、フォークなどでかるくつぶしておく。(目安500w3分)
- 2. さつまいもは茹でてマッシャーでつぶし、牛乳を少しづつ加えながら混ぜる。粗熱が取れたら片栗粉を加えて混ぜる。
- 3. 1のりんごを加えて手づかみしやすい大きさに丸め平たく成形する。
- 4. 温めたフライパンにバターを溶かし、3を並べて焼く。焦げ目がついたらひっくり返して、反対側も焼く。(目安 中火で片面5分)
レシピ2.野菜とりんごの煮物
(材料)
- りんご 1/4個
- キャベツの葉 1枚
- にんじん 20g
- たまねぎ 20g
- ベビーコンソメ 少々
(作り方)
- 1. りんご、にんじん、たまねぎ、キャベツをみじん切りにする。
- 2. 鍋に1の材料とひたひたくらいまで水を入れてやわらかく煮込む(目安 弱火~中火10分)
- 3. ベビーコンソメを風味付けに少量入れてさらに一煮立ちさせる。
レシピ3.りんごのサンドウィッチ
(材料)
- 食パン(8枚切り) 1枚
- りんご 1/8個
- バナナ 1/4本
(作り方)
- 1. りんごはすりおろし、レンジでふつふつするまで加熱する(目安500w40秒)
- 2. バナナもレンジで加熱した後、フォークなどでつぶす(目安500w1分)
- 3. 1と2を混ぜ合わせる。
- 4. 食パンの耳をカットして、半分に切る。片面に3を塗ってもう1枚の食パンで挟む。
- 5. 手づかみしやすい大きさにカットする。
離乳食りんご後期に関するよくある質問
質問1.市販のりんごジュースやジャムは与えても良い?
市販のりんごジュースやジャムには砂糖などが加えてあることがありますので、利用する際はよく確認して選びましょう。また砂糖が加えられていない場合でも、離乳食には甘すぎるので薄めるなど工夫が必要です。
質問2.りんごにアレルギーはある?
りんごは「アレルギー表示27品目」に含まれています。与える際は少量を、病院に行くことができる日の午前中に与えます。赤ちゃんに赤み、かゆみ、下痢、嘔吐などがないかよく観察してくださいね。
質問3.離乳食に向いているりんごの選び方は?
赤ちゃんに与えるりんごは新鮮なものはもちろん、甘くてやわらかいものがよいですね。品種でいうと「ふじ」「つがる」「サンふじ」は甘みが強く、加熱するとやわらかくなりやすいので離乳食に向いています。
また果梗(茎のような部分)が太い、ずしっと重いもの、りんごの下まで色づいているものが新鮮で甘いものの特徴です。キズが付いているものや、酸味が強そうなりんごは避けましょう。
まとめ
りんごは甘くて大人も子どもも好きな人が多いですね。離乳食に使う場合は、すりおろし、または角切りにしてから冷凍保存をすることも可能です。
使用する際は自然解凍ではなく、直前にしっかりと加熱をしましょう。栄養があっておやつにもピッタリのりんごを離乳食に上手に利用してみましょう。