【管理栄養士が教える!】離乳食完了期におすすめ!うどんレシピ3選
毎日の子どもの食事、きちんと栄養がとれているか気になるパパママは多いのではないでしょうか。
この記事では、幼児食で不足しがちな栄養素や簡単にできる幼児食レシピを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
月齢別うどんの食べ進め方
1.うどんはいつから食べ始めていいの?
うどんは消化に良い食材で、離乳食初期の後半(6ヶ月後半)あたりから食べさせられます。離乳食初期はおかゆを10倍粥から始めますが、慣れてきたらうどんを食べさせてみるとよいでしょう。
2.完了期に適した量と麺の長さの目安
〈1食あたりのうどんの目安量〉
1歳半~3歳:80g(大人用1玉の1/2)
3~5歳:130g(大人用1玉の2/3)
〈うどんの長さの目安〉
1歳半ごろは2~3cm程度の長さに切ります。子どもの成長に合わせて、徐々に長さを調整していきましょう。
うどんの種類と選び方
市販されているうどんの種類は、ゆで麺、乾麺、冷凍麺などがあります。それぞれの特徴を下記にまとめました。
1.ゆで麺
- 調理前に刻み、熱湯でやわらかくゆでれば、塩分が抜けるので、調理が簡単
- 茹で時間が短い・保存期間は短い(1〜5日前後)
茹でうどんにはコシのあまり強くない商品が多く、調理の手間の面で、離乳食に一番向いているのは茹でうどんです。やわらかく、下ゆで時間や塩抜きの時間も短くて済みます。
2.乾麺
- 少量ずつ使えるので便利
- 折ってから茹でることができる
- 塩分が多く含まれているため、塩抜きが必要
(太いものは、ゆで時間が長めな場合がある。) - 保存期間が長い(1年)
乾麺は茹で時間によって硬さを調節できるので、離乳食後期以降から使用するのに向いています。
3.冷凍麺
- 電子レンジで調理できる商品もあるので便利(ただし、塩分が多い。)
- 保存期間が長い(1ヶ月)
冷凍うどんはモチッとした食感でコシが強いものが多いので、使用する場合は柔らかく茹で、細かくきざんで使いましょう。
4.離乳食用の乾麺
- 塩分が含まれていない商品は、塩抜きの必要がない
- 短くカットしてあるので、そのまま使うことができる
- 少量ずつ使えるので便利
離乳食用の場合は塩抜きの必要がないのが便利です。
5.離乳食用の冷凍麺
- 電子レンジでも調理ができる
- 塩分が含まれていない商品は、塩抜きの必要がない
- 歯茎でつぶせる固さ
- あらかじめカットしてある商品もある
塩分・固さが調整されており、調理時間も短く、おすすめです。
離乳食完了期うどんをあげる際の留意点
1.アレルギーに注意が必要
うどんは食物アレルギーの症例数が多いものの1つである、小麦粉が原料となっているため、食べ始めの時期には様子を見ながら進めていくことが大切です。万が一、アレルギーの症状が出た時にすぐに小児科へ行けるよう、初めは平日の午前中に食べさせるようにしておけば安心です。また、うどんを初めて食べさせる場合、症状が出た際にアレルギー源を特定するために、初めて食べさせる食材が複数にならないようにしましょう。
2.茹で時間、長さを調整する
うどんを離乳食としてあげる時には、離乳食用に茹で時間や長さを調整する必要があります。茹で時間に関しては、パッケージで指示されている時間よりも長く茹でるようにして月齢に応じたやわらかさに仕上げます。
うどんをカットする時は、茹で麺の場合は包丁やキッチンばさみを使いますが、乾麺の場合には茹でる前に手でポキポキと折って短くすることができます。
完了期のうどんのかたさ・長さの目安は、歯ぐきで噛める程度、長さは2~3cmです。
3.塩抜きして塩分を調整する
離乳食でうどんを与える時は、塩分過多にならないようにたっぷりのお湯でしっかり下ゆでをし、水にさらして洗うことで塩分を抜く必要があります。離乳食用は茹でて塩抜きしてから小分けにして冷凍するのがおすすめです。乾麺も茹でて塩抜きした後に冷凍保存OKです。
※特に乾麺は、生麺や冷凍うどん、茹でうどんと比べて塩分を多く含んでいるので、水を多めに用意し通常の2倍程度長く茹で、茹でた後は水洗いをしっかりとしておきます。
また、塩分不使用のうどんも販売しているので、そういった商品を取り入れるのがおすすめです。
まとめ
うどんはやわらかくて食べやすく、またいろいろな食材と相性がよいので、肉・魚・卵などのたんぱく質と野菜を組み合わせれば、栄養バランスよく一つの献立で済ませられます。幼児期は気分や食べる量にムラがありますし、忙しいパパママにとって無理せず用意ができることは大切ですよね。
冷凍幼児食Totplateには、うどんと組み合わせられるメニューも多くあります。こちらも活用してみてください。