【管理栄養士が教える!】離乳食完了期におすすめ!納豆レシピ3選
毎日の子どもの食事、きちんと栄養がとれているか気になるパパママは多いのではないでしょうか。
この記事では、幼児食で不足しがちな栄養素や簡単にできる幼児食レシピを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
離乳食の納豆デビューはいつ?
離乳食中期(生後7〜8ヶ月頃)から与えることができます。納豆を初めて与える場合は、みじん切りにしてしっかり加熱したものを、少量から始めましょう。
中期(生後7〜8ヶ月頃):10〜15g みじん切り〜粗く刻む
後期(生後9〜11ヶ月頃):約18g みじん切り〜粗く刻む
完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃):約20g 粗く刻んだもの
離乳食の完了期に納豆を食べる3つのメリット
1.栄養価が高い
大豆・大豆製品は、植物性の良質なたんぱく質を含む食材です。そのうえ、納豆は発酵によって栄養価が高くなっています。発酵食品は、腸内の善玉菌を優勢にすることにより腸内環境をよくする効果が期待できます。また9ヶ月以降に不足しがちな鉄やカルシウムも豊富です。
2.消化吸収が良い
大豆そのものは消化が悪く、離乳食中期には使いにくい食材ですが、納豆は細かく刻むだけで使うことができます。発酵食品は酵素を生み出しているため、消化・吸収を促進してくれます。また酵素の働きを助けるビタミン・ミネラルを多く含んでいます。
3.粘りがあって食べやすい
独特の粘りが食べやすく、赤ちゃんにも好まれる食材です。茹でた野菜などをあえるのもおすすめです。
離乳食完了期におすすめ!納豆を使うレシピ3選
1.ブロッコリーの納豆和え(中期)
〈材料〉(赤ちゃん1人分)
- ブロッコリーの花蕾 15g
- ひきわり納豆 15g
〈下準備〉
- ブロッコリーは熱湯でやわらかく茹でておく。
〈作り方〉
- ①ブロッコリーの花蕾をほぐし、耐熱容器に入れる。
- ② ①に納豆を加え混ぜ、ふんわりラップをして電子レンジで30秒加熱し、混ぜ合わせる。
2.野菜と納豆のみそ汁(後期)
〈材料〉(大人2人+赤ちゃん1人分)
- 白菜 80g
- 人参 20g
- ひきわり納豆 90g
- みそ 大さじ1(約20g)
- だし 270cc
〈下準備〉
- ・白菜は1cm角に切る。
- ・人参は皮を除き、1cmの色紙切り。
〈作り方〉
- ①鍋にだし(水)、白菜、人参を入れ、加熱する。
- ②みそを溶き入れ、納豆を加えてひと煮する。
3.納豆のおやき(完了期)
〈材料〉(作りやすい分量)
- キャンディーチーズ 5g(1個)
- 人参 5g
- 納豆 15g
- 小麦粉 20g
- 水 大さじ2
- しょうゆ 少々
- 油 小さじ½
〈下準備〉
- チーズは2〜3mm角に切っておく。
- 人参は皮を除いて、すりおろしておく。
- 納豆は粗く刻んでおく。
〈作り方〉
- ①ボウルに小麦粉、水を入れ混ぜ合わせ、チーズ、人参、納豆、しょうゆを加え混ぜる。
- ②フライパンに油を熱し、①を丸く焼いて食べやすい大きさに切る。
納豆を調理する際の3つのポイント
1.加熱するとやわらかくなり、飲み込みやすく。細かくて食べやすい「ひきわり納豆」がおすすめ!
加熱するとやわらかくなり、飲み込みやすくなります。始めはそのままだと大きいので、ひきわり納豆がおすすめです。
2.味付けをする場合は、付属されているタレは使わず、少量のしょうゆなどを使う
付属されているタレはなるべく使用せず、食材本来の味を体験させるようにしましょう。
3.1食分ずつラップに包んで冷凍保存もOK!糸がひきにくいので、刻んで調理したい時にも◎
冷凍保存することもできます。凍ったままのほうが糸がひかず、刻みやすいのでそのままの納豆を使うときは、冷凍保存するのも便利です。
まとめ
納豆は栄養豊富で消化吸収も良く、離乳食におすすめの食材です。また、下処理の加熱時間も短くてすむので、調理もしやすい食材ともいえるかもしれません。納豆を使った離乳食を始める時期や量、月齢ごとのレシピを紹介しました。ぜひ参考にしてみてください。