【管理栄養士が教える!】冷凍保存もOK!離乳食完了期レシピ3選
毎日の子どもの食事、きちんと栄養がとれているか気になるパパママは多いのではないでしょうか。
この記事では、幼児食で不足しがちな栄養素や簡単にできる幼児食レシピを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
離乳食完了期に冷凍の作り置きをするメリット
調理がしやすい
離乳食完了は1人で立つようになったり、好奇心旺盛な時期となり、目が離せないで過ごしている方も多いのではないでしょうか。また食事の回数が増え、これまでは母乳や育児用ミルクから補っていた栄養は、ほとんどを食事から摂るようになる為、栄養バランスにも配慮する必要があります。
しかしまだこの頃の食事は食べやすいかたさや大きさなど、調理の工夫が必要なので、下準備や調理の片付けに時間がかかります。一日三回食事を作るのは大変ですが、作り置きは、一度にまとめて作業することで、調理がしやすく、時間の短縮にもなります。
素早く準備できる
赤ちゃんとの生活は、スケジュール通りに進めることは難しいです。まだ生活のリズムも整っていないため、食事の時間が前後するなど、準備する時間が無いまま、赤ちゃんがお腹を空かせてしまうこともありますよね。
冷凍の作り置きは温めるだけで素早く準備することができるので、忙しい中や急な時でも栄養バランスの整った食事の手助けになります。
冷凍保存は菌の繁殖をストップするため、腐敗の可能性が低い
赤ちゃんが口にするものとなると、衛生面が心配なパパママも多いと思います。冷凍することで、食品中の細菌の繁殖を抑えることができます。ただし、冷凍しても殺菌されるわけでは無いので、注意が必要です。冷凍保存する場合のポイントも下記にご紹介していますので、ご参考ください。
離乳食完了期におすすめ!冷凍保存OKな作り置きレシピ3選
1.ミートソース
一度に作って冷凍しておけば、パスタのソースにはもちろんパンやごはんの上にのせて焼く、オムレツの具材にするなど様々なメニューにアレンジすることができます。
〈材料〉(作りやすい分量)
- 合い挽き肉 200g
- カットトマト缶 1缶(320g)
- 玉ねぎ 1個(200g)
- 人参 1/2本(60g)
- にんにく 1片
- 塩 小さじ1/2
〈作り方〉
- ①ミキサーに玉ねぎ、人参を適当な大きさに切って入れ、にんにく、塩を加え、ミキサーで攪拌する。
- ②フライパンに合い挽き肉を入れ加熱し、色が変わってきたらほぐしながら炒める。
- ③ ①、カットトマトを加え蓋をして、中火で10~15分煮込む。
※酸味を和らげたい場合は砂糖(小さじ1~)を加えてください。
2.お魚だんご
製氷機に小分けに冷凍しておけば、スープや煮物など様々なメニューに使うことができ、便利です。
〈材料〉(約16個分、製氷機を使用)
- かじき(または白身魚など) 200g
- 塩 小さじ1/2
- 白ねぎ 20g
- おろししょうが 少々
- 酒 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1
〈下準備〉
- かじき(または白身魚)は骨を除き、両面に塩をふり(10分〜)、水気を除く。
- 白ねぎはみじん切り。
〈作り方〉
- ①かじき(または白身魚)を一口大に切り、袋に入れ、めん棒で叩く。
- ②白ねぎ、おろししょうが、酒、片栗粉を加え、よく混ぜ合わせる。
- ③製氷機に分け入れ、冷凍する。
3.スティックハンバーグ
〈材料〉(2人分)
- 合い挽き肉 200g
- 塩 少々
- こしょう 少々
- 玉ねぎ 1/4個(約60g)
- 溶き卵 1/4個分
- パン粉 大さじ1
- 水 大さじ1
- 油 小さじ1
A
- ケチャップ 大さじ1
- 中濃ソース 大さじ1
- 砂糖 小さじ1/2
- 水 大さじ2
〈作り方〉
-
①ボウルに合い挽き肉・塩・こしょうを入れ、粘りが出るまで手早く練るように混ぜる。
※肉があたたまらないように気を付けましょう - ②玉ねぎ・溶き卵・パン粉・水を加え、さらに良く混ぜる。
- ③4等分にし、空気抜きをしてスティック状に形を整える。
- ④フライパンに油を入れ、熱したら、3を並べ、両面を香ばしく焼く。
- ⑤水(分量外/大さじ1~)を加え蓋をし、中心まで火を通し(弱火5分~)焼けたら器に盛り付ける。
- ⑥フライパンにAを入れ、かき混ぜながら沸騰させる。
- ⑦ハンバーグに⑥をかける。
冷凍食ストックを作る際の4つのポイント
1.一食分ずつ小分けにして保存する
一度解凍したものを再冷凍すると、菌が繁殖する恐れなどがあるため、小分けにして、食べる分だけ解凍できるようにしましょう。タッパーなどの蓋付き容器や製氷機は、離乳食の冷凍におすすめのアイテムです。サイズも豊富にあるため、食べる量に合わせてサイズを変えるのが良いでしょう。
2.冷凍しない方が良い食材は避ける
冷凍は便利な保存方法ですが、冷凍が向かない食材もあります。
- レタス、きゅうりなどの水分の多い野菜
- こんにゃく
- 豆腐
- 卵
また下記の食材は未加熱で冷凍すると食感が悪くなりやすいです。
- 人参
- ごぼう
- たけのこ
- れんこん
- じゃがいも
3.一度解凍したものは速やかに調理、よく火を通してから食べる
一度解凍したものを時間が経ってから食べることはやめましょう。冷凍しても殺菌されるわけではないので、よく加熱調理してから食べるようにします。
4.味付け前の状態で保存すれば、同じ食材でも複数のアレンジが可能に!
余った野菜は、1cm角または細かく切って冷凍しておくと、スープやソースなどすぐに調理に使うことができます。手軽に野菜を加えたいときやもう1品加えたいときに便利です。
まとめ
赤ちゃんのお世話をしながらの食事準備は大変ですよね。離乳食完了期は、食べる回数も多く、栄養バランスも偏らないように配慮が必要です。他の大人に赤ちゃんを任せられるなど、まとまった時間ができたら、冷凍の作り置きを作ると、毎食すぐに用意できる、時間の無い時でも栄養バランスを整えることができる、気持ちに余裕が持てるなど、楽になるかもしてません。作り置きのポイントを押さえて、ぜひ試してみてください。