【管理栄養士が教える!】離乳食完了期の「おやつ」タイムにおすすめ!フレンチトーストレシピ3選
毎日の子どもの食事、きちんと栄養がとれているか気になるパパママは多いのではないでしょうか。
この記事では、幼児食で不足しがちな栄養素や簡単にできる幼児食レシピを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
離乳食 完了期から「おやつ」タイムが開始!その目的とは?
1歳前後になると、つかまり立ちなど運動量もぐっとぐっと増えてきます。そのため、今までよりも多くのエネルギーが必要になります。しかし、胃が小さく消化器官も未発達なので、一度に多くの量を食べることができず、3回の食事に加えて「おやつ」で補います。「おやつ」は3回の食事の間に、不足したエネルギーや栄養を補う目的で食べさせます。
おやつをあげるタイミングは「1日2回」が目安。前後の食事と2~3時間空くようにする
おやつ(捕食)は1日2回、食事の間(10時、15時など)にあげるのが基本です。ポイントは次の食事に影響しない時間と量にすることです。お昼寝や外出で時間が前後してしまった時は、無理にあげようとせず、食事を早めたり、量を調整するなどします。
離乳食完了期の「おやつ」におすすめ!フレンチトーストレシピ3選
1.フレンチトースト
〈材料〉
- 食パン(6枚切り)1/2枚
- 溶き卵 1/2個分
- 牛乳 大さじ2
- きび砂糖 ひとつまみ
- 油(またはバター)少々
〈下準備〉
- 食パンは耳を除き、食べやすい大きさに切っておく。
〈作り方〉
- ①ボウルに卵、牛乳、砂糖を加えて混ぜ合わせる(卵液)。
- ②食パンを入れて卵液をなじませる。
- ③フライパンに油を熱し、②を入れ両面をじっくり焼く。
2.電子レンジでつくるフレンチトースト
〈材料〉
- 食パン(6枚切り)1/2枚
- 溶き卵 1/2個分
- 牛乳 大さじ2
- きび砂糖 ひとつまみ
〈下準備〉
- 食パンは耳を除き、食べやすい大きさに切っておく。
〈作り方〉
- ①耐熱容器に卵、牛乳、砂糖を加えて混ぜ合わせる(卵液)。
- ②①に食パンを入れて卵液をなじませる。
- ③ふんわりラップをかけて、電子レンジで加熱する(600W 約1分30秒)。
※卵が固まっていない場合は、様子を見ながら追加で加熱する
3.きなこと豆乳のフレンチトースト
〈材料〉
- 食パン(6枚切り)1/2枚
- 溶き卵 1/2個分
- 豆乳 大さじ2
- きび砂糖 ひとつまみ
- きなこ 小さじ1/2
- 油(またはバター)少々
〈下準備〉
- 食パンは耳を除き、食べやすい大きさに切っておく。
〈作り方〉
- ①ボウルに卵、牛乳、砂糖、きなこを加えて混ぜ合わせる(卵液)。
- ②食パンを入れて卵液をなじませる。
- ③フライパンに油を熱し、②を入れ両面をじっくり焼く。
離乳食完了期のフレンチトーストに関する注意点
質問1.卵の量は月齢ごとに調整が必要。完了期は全卵1/2~2/3が目安!
フレンチトーストは卵と牛乳を使って調理するメニューです。厚生労働省の資料によると卵黄は加熱することで離乳食中期から与えることができ、離乳食完了期の1歳~1歳半には1回の食事で全卵3分の2個を食べられるとされています。
質問2.卵を使用する場合はしっかり加熱!
卵は食物アレルギーの原因になりやすい食べ物の一つです。アレルギーの原因となる物質は卵黄より卵白に多く含まれます。卵は加熱することでアレルギーを起こしにくくなるので、十分に火が通っていない卵は食べさせないようにしましょう。またしっかり加熱することは、サルモネラ食中毒の予防にもなります。
質問3.余った際は1切れずつラップで包み冷凍保存!
牛乳、卵を使用して作るため、常温保存は傷みやすいです。余ったときは、1切れずつラップで包み、冷蔵または冷凍保存するとよいでしょう。
まとめ
離乳食完了期では不足するエネルギーや栄養素を補うために「おやつ」があります。「おやつ」には穀類やいも類に、牛乳・チーズなどのたんぱく質が多い食品、果物がおすすめです。牛乳、卵を使ったフレンチトーストもおすすめのメニューです。しかし、卵、牛乳の使用は注意も必要です。フレンチトーストは赤ちゃんが卵、牛乳に慣れた1歳くらいから与えるようにしましょう。レシピも参考にしてみてください。