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【栄養士が教える!】離乳食卒業の目安と幼児食の進め方をわかりやすくご紹介します!

2023.05.08
【栄養士が教える!】離乳食卒業の目安と幼児食の進め方をわかりやすくご紹介します!

 

離乳食卒業の目安とは?

 

離乳食卒業は子どもの様子によって時期は異なります。食べ方、歯の生え方など、個人差も大きく明確にいつになったらという時期にこだわる必要はありません。完了期と呼ばれるのは1歳ごろ~1歳半ごろで、1歳前後で離乳食卒業を考え始めるママが多く、2歳ごろまでには多くの子が卒業しているようです。卒業の目安としては、歯が生えていてしっかり噛むことができる、卒乳・断乳が終わり(もしくは近い)、必要な栄養が食事から摂ることができている、3回の食事と2回の間食ができているなどを、参考に判断しましょう。2歳以降の子どもと同じような食事ができていれば、離乳完了と判断しても大丈夫です。

 

【時期別】幼児食の進め方

離乳食の開始前期

離乳食を始める目安は生後5~6カ月ごろです。しかし、絶対この時期に始めないといけないわけではなく、出生時の状況や体重かしっかり増加しているか、哺乳の様子などそれぞれのコンディションに合わせて始めましょう。始めるときは少量の10倍粥などから与え、飲み込めるかどうか喉の反応などを観察しながら進めます。

離乳食の開始中期

中期の目安は7~8カ月ごろ。離乳食が進んできたら、ドロドロの状態から徐々に固形のものへシフトしていきます。赤ちゃんが喉に詰まらせないよう、様子を見ながら無理なく進めていきましょう。

離乳食の開始後期

時期としては生後9~10カ月ごろが目安となり、それ以降を完了期といいます。後期では栄養を食事から摂取できるように移行していきます。母乳やミルクから栄養を摂っていた赤ちゃんも卒乳・断乳後は食事から栄養を摂る必要があります。バナナほどの固さのものを前歯で齧れる、スプーンフォークを使おうとするなども離乳食が完了する判断材料となします。離乳のペースをみながら離乳食完了に向けて徐々に幼児食へと移っていきましょう。

 

離乳食卒業後の幼児食における4つの注意点

1.味の濃さ

幼児期も離乳食の時期と同じように薄味を心掛けることが大切です。幼児食になったからといって、急に大人と同じ味付けでよいというわけではありません。神経質になる必要はありませんが、調味料をあまり使わず素材の味を楽しむ、子どもの分を取り分けた後に大人の分には調味料を加えるなど、工夫をしてみてください。

2.大きさや柔らかさ

離乳食期と比べて上手に噛めるようになってはいますが、まだ大人ほどの噛む力があるわけではありません。固さがあるものは丸呑みして、のどに詰まらせてしまう可能性もあります。子どもが食べやすいよう柔らかくしたり、小さく切ってあげる必要があります。調理後にキッチンバサミで切るなどをすれば、手間も減らせます。

3.栄養バランス

離乳食時期は母乳やミルクからも栄養を摂取していましたが、幼児食からは食事から栄養を摂る必要があります。栄養バランスを考えたメニューと量を意識しましょう。幼児期は食事だけでなく、間食も栄養補給として与えます。

 4.食物アレルギー

アレルギーの出やすいものは離乳食期と同様、慎重に与えましょう。

与えるときは症状が出た時に相談できるよう、病院が開いている時間帯に少量ずつ様子を見ながら与えます。できれば平日の午前中に与え、少しでも症状がみられた場合は受診するのがおすすめです。エビ・カニ・ 蕎麦などは急いで与える必要はありませんので、余裕を持ったペースで進めていきましょう。

幼児食を楽しく食べられる3つのコツ

コツ1.かわいく盛り付ける

子どもが喜ぶ盛り付けや見た目にすることも、子どもが進んで食べてくれるきっかけになります。

食器をかわいいものにしたり、ピックや小物を使うと簡単にかわいくできます。おにぎりにしてワンプレートにすると食べてくれる子もいますし、型抜きでかわいくするのも喜ぶでしょう。

コツ2.いろいろな味を知ってもらう

幼児食では離乳食期に食べたことない味など、初めての味に挑戦する時期でもあります。

好みの味や香りは食欲を刺激します。薄めのカレー味や青のりを仕上げに加えるなど、いろいろな味を試すことで、子どもの好きな味付けも見つかりますね。

コツ3.家族でいっしょに食卓を囲む

ママやパパ達と一緒に食べることも、子どもにとっては楽しみの一つです。褒められたり、応援されることで苦手な食材が食べられるようになることもあります。ママ達と楽しく食べることで、食事の時間が楽しみになります。

 

離乳食の卒業に関するよくある3つの質問

 1.食事の量はどれくらい用意すると良いですか?

食べられる量については個人差がありますので、少量から始めましょう。柔らかい食材やメニューを数日おきに少量ずつ増やしていき、食べられる量を観察します。子どもの様子が飽き足り、遊び食べを始めるのがお腹いっぱいの目安。また少量から始めることで、子どもが間食できた満足感を味わうこともできます。

2.生ものは与えても大丈夫ですか?

この時期になると生野菜や生の果物を食べることができるようになりますが、生野菜は消化がしにくく、雑菌も繁殖しやすいので注意してください。この時期の子どもはまだ免疫力も弱く、また生ものは雑菌が繁殖しやすいという特徴があることから、食材はできるだけ加熱したほうが安心です。調理器具を清潔に保ち、調理した後はすぐに食べることも大切です。

3.食べムラがあり、きちんと栄養バランスがとれているか心配です。

1週間をトータルにみて、栄養が摂れていればOKです。理想は主食・主菜・副菜をバランスよく摂れることですが、神経質になりすぎずにできるだけたくさんの種類に食材を与えることを意識いてみてください。

 まとめ

離乳食期を過ぎたら、急に大人と同じような食事ができるわけではありませんが、この時期を機会に大人も薄味を心掛ける、栄養のバランスを見直すなどの工夫をすることで、調理の手間を減らすこともできます。あまり難しく考えすぎず、楽しく美味しい食事を心掛けましょう。 


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