【栄養士が教える!】離乳食完了期におすすめ!たらを使うレシピ3選
新鮮なたらの選び方
たらは鮮度が落ちやすい魚です。離乳食完了期の小さなお子様に食べさせるなら、できるだけ新鮮なものを選びましょう。
(新鮮なたらの目安)
・全体的に透明感がある
・身の色が白っぽいものよりもほんのりピンク色をしている
・切り口の角がしっかり立っている
購入するときは「生たらの切り身」を選ぶと下ごしらえが簡単です。
「たら」とつく魚に「銀たら」もありますが、別物の魚なので注意しましょう。
銀たらも離乳食後期から食べることができますが、脂が多いので与えすぎに気を付ける必要があります。
またすり身のものは味付けが濃くされている場合もありますので、味付けをされていない生のたらを選ぶと安心です。
たらに含まれる栄養とは?
たらにはたんぱく質が豊富に含まれており、赤ちゃんの血液や筋肉をつくってくれます。
他にはビタミンB12、ビタミンD、ビタミンAなども含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けてくれますので、乳製品と組み合わせることで効率よくカルシウムを摂取することができます。
離乳食完了期におすすめ!たらを使うレシピ3選
1.たらのムニエル
(材料)
生たらの切り身 20g
だし汁 200cc
バター(無塩) 2g
(作り方)
たらの切り身の皮と骨を取り除いたら、だし汁でゆでます。フライパンに移し、弱火でバターをなじませながら焼く。
お子さんの成長に合わせてゆでずに焼いても大丈夫ですが、その場合も小さじ1ほどのだし汁をかけて味付けをしましょう。
2.たらのピカタ
(材料)
生たらの切り身 20g
小麦粉 少々
卵 1/3個
サラダ油 少々
(作り方)
たらは骨と皮を取り除き、小麦粉をまぶす。溶いた卵をからませて、フライパンに少量の油を引き、弱火でじっくりと火を通しながら焼く。
3.たらのミルク煮
(材料)
生たらの切り身 20g
玉ねぎ 5g
人参 5g
ジャガイモ 5g
小麦粉 2g
水 30cc
牛乳 15cc
バター 少々
(作り方)
ジャガイモと人参は食べやすい大きさに切って、電子レンジ600Wで約2分加熱する。
たまねぎとたらも食べやすい大きさに切っておく。
フライパンにバターを溶かして、玉ねぎを炒める。小麦粉を加えてなじませながら炒め、少量ずつ水を加える。
じゃがいもと人参を加えて沸騰したら、たらを加えて煮る。牛乳を加えてさらに一煮立ちさせる。
少量のチーズやみそを加えても美味しくたべることができます。また多めに作り、子どもの分を取り分けたあと、大人用に味付けを調整してもよいでしょう。
離乳食完了期のたらに関するよくある質問
質問1.たらを与える際に気をつける点はありますか?
たらは離乳食初期の6か月以降に食べることができますが、アレルギーを起こす可能性もあります。食べたあと、蕁麻疹などアレルギーの症状が出ていないか観察しながら少量ずつ与えるようにしましょう。心配な方は他の白身魚から初めたり、中期以降から与えるのもおすすめです。
アレルギーはすぐに出ずに、時間が経ってから出る場合もありますので、他の食材同様一さじから初めて、一日様子を観察しましょう。
質問2.たらの下ごしらえはどのようにすると良いですか?
「生たら」の切り身を購入した場合、皮や骨を取り除くだけです。大きい場合は食べやすいサイズに切っておくのもおすすめです。
たらは比較的焼いてもかたくなりにくい魚ですが、ゆでるとより柔らかく食べることができます。
だし汁でゆで、灰汁を取り除きます。初めて与えるときは二度ゆでし、しっかりとほぐすこと、また皮や骨が残っていないことを確認しながら、赤ちゃんが喉に詰まらせないように注意してください。
質問3.たらの冷凍保存は可能ですか?
たらは冷凍保存が可能です。小分けにして冷凍し、必要なときに必要な分だけ解凍しながら、一週間ほどで使い切ってください。
ほぐしたたらを製氷皿に入れて、固まったらフリーザーパックで冷凍保管すると便利です。
まとめ
たらはアレルギーに注意をしながらすすめれば、赤ちゃんや小さなお子さんに必要な栄養がたっぷりの食材です。1年中手に入りやすく、レパートリーも多いので、お子さんの健康を気遣うお母さんたちにとって便利な食材ではないせしょうか。
いろいろな食材とも組み合わせやすいので、上手に活用しましょう。