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【栄養士が教える!】離乳食完了期におすすめ!ささみレシピ3選

2023.05.08
【栄養士が教える!】離乳食完了期におすすめ!ささみレシピ3選

ささみを使った離乳食の進め方

赤ちゃんがお肉で一番最初に食べても大丈夫なのが、脂肪分の少ないささみです。豆腐や白身魚に食べなれた、離乳食中期(7~8か月)ごろから食べることができます。良質なたんぱく質を含むささみですが、アレルギーや食中毒など気をつけないといけないポイントもあります。

はじめてささみを与える際、しばらくは1日1回、少量を午前中に与えましょう。火の通り具合にも気を付け、アレルギーなどが出ていないか観察し、症状が出た場合は病院に行くことができる日や時間帯に与えるとよいでしょう。

またすり身のものは味付けが濃くされている場合もありますので、味付けをされていない生のたらを選ぶと安心です。

ささみを柔らかく調理する際の3つのポイント

1.筋を取り、線維をたつように切る

筋は冷凍する前、火を通す前にとっておきます。はじめてささみを与える際は細かくする必要があるので、生のまま冷凍したささみをすりおろすのもおすすめです。月齢に合わせて切る場合は、茹でたあとに繊維をたつように切ります。こうすることで、火を通すと硬くなりやすいささみを柔らかく調理することができます。

2.加熱のしすぎに注意!「茹で」や「蒸し」で水分を保ちながら加熱すると◎

ささみは加熱しすぎると硬くなりすぎてしまいます。おすすめは「茹で」や「蒸す」などの水分を保ちながら加熱する調理法。ふっくらと仕上がり、赤ちゃんも食べやすいでしょう。

保存する際も、水分を逃がさないようにすることが大切です。

3.「焼く」場合は、片栗粉をまぶすことでパサつきを防げる

焼くと固くなりやすいので、離乳食のささみに「焼く」という調理法はあまり向いていません。ただし、片栗粉をまぶすと水分が逃げるのを防ぐので、焼いても硬くなりすぎずに作ることができます。

離乳食完了期におすすめ!ささみを使うレシピ3選

1.ささみと野菜の煮込みうどん

(材料)

人参     10g

玉ねぎ    10g

ほうれん草  10g

鶏ささみ   10g

茹でたうどん 40g

だし汁    50ml

片栗粉    適量

(作り方)

1, 人参、玉ねぎ、ほうれん草は細かくみじん切りにしておく。

2, ささみは筋を取り3ミリほどに切っておく。

3, うどんは1cmほどにきっておく。

4, 鍋にだし汁と野菜、ささみ、うどんを入れて柔らかくなるまで煮込む。

5, 水溶き片栗粉でとろみをつける。

2.鶏ささみのクリーム煮

(材料)

茹でたマカロニ   15g

人参     10g

ブロッコリー 10g

鶏ささみ   10g

牛乳     大さじ1

スープ(野菜の煮汁) 50ml

片栗粉    適量

(作り方)

1. 茹でたマカロニ、人参、ブロッコリーはみじん切りにする。

2. 鶏ささみは筋をとり、3ミリほどに切っておく。

3. 鍋にスープ、野菜、ささみ、マカロニを入れて柔らかくなるまで煮込む。

4. 牛乳を加えて、水溶き片栗粉でとろみをつける。

3.鶏ささみと野菜の煮物

(材料)

白菜    10g

大根    10g

人参    10g

鶏ささみ  10g

出し汁   40ml

醤油    少量

(作り方)

1. 白菜、大根、人参はみじん切りにしておく。

2. 鶏ささみは筋を取り、3ミリほどに切っておく。

3. 鍋にだし汁と野菜、ささみを入れて柔らかくなるまで煮る。

4. 醤油を少量たらして味付けをする。

ささみを冷凍保存する際の3つのポイント

1.蒸した場合はラップでぴっちり「密閉」、茹でた場合は「ゆで汁」と一緒に保存

硬くなりやすいささみは保存する際も注意が必要です。水分を逃さないように、蒸した場合はラップでぴっちり「密閉」、茹でた場合は「ゆで汁」と一緒に保存するのが基本です。密閉できる袋や容器を利用するのもよいですね。そうすることで、空気が触れることによる乾燥や酸化による食感や風味を損なうことも防げます。

2.冷凍保存から1週間以内を目安に使い切るようにする

ささみを美味しく安全に食べるためには、ささみは冷凍保存から1週間以内に使い切るようにしてください。冷凍する前に茹でたささみをほぐしておいたり、小分けにしておくと使いやすいですね。

3.パサつきが気になる時は、細かく裂いてスープやあんかけ料理に

加熱の仕方で硬くなりやすいささみ、パサついて食べにくくなってしまったというときは、スープやあんかけに入れて食べさせましょう。水分と一緒に食べることで、飲み込みやすくなります。

まとめ

ささみは良質なたんぱく質をはじめ、ビタミンA,B群など赤ちゃんの成長に欠かせない栄養素を含んだ食材です。アレルギーや食中毒など気をつけなければいけないこともありますが、食べるメリットもたくさんです。

下処理などが手間に感じたり、時間がない時はベビーフードなどを利用するのもよいでしょう。

生のささみを買うときは艶と透明感があるものが新鮮です。栄養満点のささみ料理を作ってあげてくださいね。


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