【管理栄養士が教える!】離乳食完了期におすすめ!朝ごはんレシピ3選
毎日の子どもの食事、きちんと栄養がとれているか気になるパパママは多いのではないでしょうか。
この記事では、幼児食で不足しがちな栄養素や簡単にできる幼児食レシピを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
離乳食完了期に朝ごはんを作る際のポイント
1.歯が生えそろっていないので柔らかくする
幼児の体の機能の成長・発達は著しく、食べられるものの形態は大きく変わっていきます。完了期はバナナくらいの固さのものを、前歯でかじり、噛んで食べられるようになります。歯茎でつぶせる程度、手でつぶせるくらいの固さが目安です。成長段階に合わせた、食べやすい固さ・大きさを心がけましょう。
2.手づかみで食べやすくする
この時期は自ら食べようという意欲を削がないことが大事です。手づかみ食べをしやすいメニューや、食具を使う場合はスプーンやフォークで食べやすいメニューにすることで、食べる意欲を引き出すことができます。特に朝は忙しいので、手づかみで食べやすい食事がおすすめです。
3.味付けは薄味にする
子どものときに身に付けた食習慣は大人になっても続くため、味付けは気をつけたいポイントです。大人と子どもでは塩分摂取目標量・おいしいと感じる塩分濃度が異なるため、味付けに調整が必要です。味付けは大人の半分を目安にして、薄味を心掛けましょう。
離乳食完了期におすすめ!朝ごはんレシピ3選
1.高野豆腐とじゃこのふりかけ
〈材料〉(作りやすい分量)
- 高野豆腐 1個
- じゃこ 大さじ2
- 白炒りごま 大さじ1
- 青のり 大さじ1
〈作り方〉
- ①高野豆腐はすりおろす。
- ②じゃこ・ごま・青のりを加えて混ぜる。
※お好みで塩を少々加えてください。
2.かつお節のおにぎり
〈材料〉
- ご飯 80g
- かつお節 小さじ1
- しょうゆ 少々
- ごま油 少々
〈作り方〉
- ①ご飯に鰹節・しょうゆ・ごま油を混ぜ合わせる。
- ②おにぎりをにぎる。
3.簡単でもおいしい♪かきたま汁
簡単でもちゃんとおいしい♪かきたまスープです。スープがあるとちょっといいよねというときにオススメ★ミネラルとたんぱく質が補えます。
〈材料〉(2人分)
- 卵 1個
- 白ねぎ(みじん切り)5g
- だし汁 300㏄
- うすくちしょうゆ 小さじ2
- みりん 小さじ2
- 水溶き片栗粉 小さじ1
〈作り方〉
- ①鍋にだし汁、白ねぎを入れ加熱し、沸騰したら、しょうゆ、みりんを加える。
- ②水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。
- ③溶いた卵を回し入れ、卵が浮き上がってきたら、火を止める。
離乳食完了期の朝ごはんに関するよくあるご質問
1.どんな栄養バランスであげたらいいんでしょうか?
下記の3つのグループが1食でそろうように食材を選ぶと、栄養バランスのとれた献立が立てられます。
エネルギー源:ご飯、食パン、麺類など
たんぱく質源:肉、魚、卵、豆・豆製品、乳・乳製品など
ビタミン・ミネラル源:野菜、果物、海藻類など
主食・主菜・副菜をそろえるように意識することもおすすめです。
2.どれくらいの量を食べさせればいいんでしょうか?
子どもが食べられる量=「適量」は個人差があるからむずかしいけれど、一つの目安にしてみてください。
〈1食の目安量〉
- 穀類(ご飯・パン・うどん)60〜70g
- たんぱく質(肉・魚・卵・大豆製品)30g
- 牛乳・乳製品80~100g
- いも類 10~15g
- 野菜 60〜70g
- 海藻・きのこ類 3〜5g
- 果物 30g
3.朝ごはんは作り置きしても大丈夫でしょうか?
作り置きは忙しい毎日の中でも、美味しく、栄養バランスのとれた食事をする強い味方ですよね。衛生面に注意して、取り入れましょう。冷蔵保存期間は2〜3日程度。
まとめ
特に現代のパパママは、仕事と育児の両立で毎日忙しく、朝の時間を少しでも有効的に使いたいと思っている方も多いと思います。自分の支度に加えて子どもの支度、朝食の準備から後片付け、掃除、ゴミ捨てなど、様々なタスクがあって朝の時間は時間に追われてしまいがちですよね。朝食は大切と分かりながらも簡単なものになってしまう時も多いかもしれません。そんなパパママにおすすめなのが冷凍幼児食です。電子レンジまたはお湯で温めるだけなので、さっと用意することができ、ご飯やパンと組み合わせるだけで子どもに必要な栄養素を手軽に用意することができます。