【栄養士が教える!】離乳食完了期におすすめ!食パンレシピ3選
「手づかみ食べ」って必要?その重要性とは
離乳食後期(9~11ヶ月ごろ)から始まる手づかみ食べは、赤ちゃんの成長にとって、とても重要な役割があります。赤ちゃんは食べ物を触ったり、つかんだり、口へ運んで齧るなど、手づかみ食べの動作から、脳や五感にさまざまな刺激をもらっています。遊んでいるように見えても、赤ちゃんは手から触感や温度を感じたり、鼻に近づけ匂いを感じたりとたくさんのことを学んでいるのですね。
また「自分で食べた」という満足感も得られ、今後のスプーンやフォークを使うきっかけになり、いろいろな食べ物への関心も強くなります。汚れることから手づかみ食べを躊躇するお母さんたちもいるかもしれませんが、手づかみ食べには大きなメリットがありますので、ぜひ手づかみ食べをさせてあげてみてください。
「手づかみ食べ」におすすめ!食パンを使うレシピ3選
1.スティックフレンチトースト
(材料)
食パン 1枚
卵 30g
牛乳 大さじ3
油 適量
(作り方)
1・食パンを手づかみしやすいサイズのスティックにカットします。
耳はとっておきましょう。
2.牛乳と卵を混ぜ、パンを浸します。食パンにフォークで穴をあけたり、少しだけ卵液をレンジで温めると早く浸ります。
3.フライパンンに少量の油をひいて、両面焼きます。中火で焼き色がつくまで焼いたら出来上がりです。
2.きなこトースト
(材料)
食パン 1枚
きなこ 小さじ1/2
(作り方)
1.食パンを食べやすい一口サイズにカットし、トーストします。固くなりすぎないように注意しましょう。
2.温かいうちにきなこをまぶします。ビニール袋にきなことパンを入れて振ると、きれいにまぶすことができます。
3.かぼちゃのロールサンド
(材料)
食パン 1枚
かぼちゃ 40g
(作り方)
1. かぼちゃは種と皮を取り除き、柔らかく茹でてペースト状になるまでつぶす。
2. 食パンの耳を切り落として、1のかぼちゃを塗りロール状に巻く。
3. なじんできたら食べやすい大きさにカットする。
「手づかみ食べ」に関するよくあるご質問
質問1.手づかみ食べを始めていいタイミングは?
離乳食後期(9~11ヶ月)ごろから、自分で食べ物をつかんで口へ運ぼうとする子が多いようです。そのような動作が見られたら、手づかみ食べの準備を始めるタイミングです。
丸呑みする子や離乳食中期の食事を上手に食べられない子は、喉を詰まらせる可能性もあるので、まだ手づかみ食べは早いでしょう。個人差があるのでゆっくり焦らず始めましょう。
質問2.口いっぱいに食べ物を入れてしまうので心配です。
なかなか初めから、上手に食べられる子は少ないです。食べるときは、のどに詰まらせないよう観察し、手を添えて一口の量を教えてあげるようにしましょう。バナナやキュウリなどは齧るようにしておけば、一度にたくさん口へ入れずらく、詰め込みすぎを防ぐのに効果的です。
質問3.「手づかみ食べ」の卒業の時期は?
2歳ごろに卒業した子が多いようです。スプーンに興味を持ち始め、上手に使えるようになると自然に卒業していく場合が多いようですね。その子のペースに合わせて3歳ごろまでに卒業を目指して、ゆっくり進めましょう。スプーンを絵のついたものや可愛いものにすると興味を持つ子もいます。スプーンを使えた時はたくさん褒めてあげましょう。
まとめ
赤ちゃんの成長に欠かせない手づかみ食べは、服や床を汚したりと忙しいお母さんたちにとっては大変な時期でもあります。テーブルの下にシートを敷いたり、エプロンや大きめなトレイを使ったりと工夫すると、気持ちが余裕をもって進められるかもしれませんね。
赤ちゃんは褒められたり、お母さんたちが笑顔でいると嬉しくなります。手づかみ食べが出来たときは、たくさん褒めてあげましょう。