同じものしか食べない幼児の偏食対策3選
「子どもが急に食べなくなってしまった」「保育園ではしっかり食べているらしいが、家では食べてくれない」「好き嫌いが多くて、いつも同じものしか食べない」と言うような悩みを抱えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。幼児期は自我が強くなり、好き嫌いが出てくる時期でもあります。
今回は「同じものしか食べない」というお悩みについて対処法を紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
同じものしか食べない幼児の偏食対策3選
1.食べること以外で食への関心を高める
3歳以降は食材へ興味を持ち、親しみが湧くことで、自然と食べられるようになります。少し時間も掛かり、根気のいることかもしれませんが、生活の中でできることもたくさんあります。
できることから取り組んで、さまざまな食材と触れる経験を増やしていきましょう。
- ・スーパーへ一緒にお買い物に行く
- ・野菜を洗う
- ・レタスをちぎる
- ・野菜や果物の皮をむく
- ・具材をのせる
- ・食器を自分で選ぶ
など興味を刺激すると、食べ物への好奇心が強くなり、自然と食べることの楽しさを学んでいきます。いつもは食べない野菜も、自分が作ったお料理なら食べるかもしれません。
他にも食に関する絵本を読んだり、簡単に栽培できるミニトマトなどの野菜を一緒に育ててみるのもおすすめです。
成長とともに食体験が広がれば、脳にさまざまな味の情報が刻みこまれて、食べものに対する好みも変わっていきます。無理強いしたり、神経質になり過ぎず、食べなくても食経験を増やすことを意識しましょう。
2.盛り付けや味つけなどを工夫する
見た目が変わるだけでも、新鮮な気持ちになりワクワクします。使う器を変えたり、串に刺したり、ワンプレートにしてみるなど、子どもの「食べたい」を刺激する盛り付けを工夫してみましょう。
「おいしそう、食べたい」と感じると、人の体の中では消化液の分泌が始まります。つまり食べる前から食事は始まっているのです。
また食べない食材やメニューがあっても、嫌いなものと決めつけないようにしましょう。少し日を空けて出してみたり、調理法や切り方、味つけなどを変えたりしてチャレンジしてみると、食べてくれることもあります。
味覚は甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つがありますが、甘味・塩味・うま味は生きていくために必要な栄養素が含まれ、生理的においしい味として感じます。しかし酸味・苦味は、腐敗・毒として認識し、避けるべき味として感じ、食の経験が広がる中で少しずつ食べられるようになります。
酸味や苦味を和らげる調理や味つけを心がけると食べられる食材やメニューが広がるかもしれません。
3.楽しい雰囲気をつくる
栄養バランスを考えて作ったのに、好きなものばかり食べたり、同じものしか食べてくれないと、つい叱ってしまい、子どもはますます食べたくなくなるということがありますよね。
私自身は管理栄養士の資格を持ち、毎日の料理も栄養バランスはもちろん子どもが喜ぶような工夫を考えていますが、思い通りに食べてくれないこともあります。まずは「同じものばかりでも大丈夫」と少し肩の力を抜いてみましょう。
大人が楽しく食事をしていることが、子どもが楽しく食事をするために欠かせません。「おいしさ」は味とともに、環境・雰囲気などが合わさって感じるものです。
「食べてほしい」気持ちは少しおいておき、パパママが楽しく、おいしそうに食べている姿を見せることを優先してみましょう。また、パパママと視線が合って「見ててくれているんだ」と子どもに気づかせてあげれると満足してくれます。
その為に、大人が笑顔でいられるように工夫することも重要です。たまには市販品を使って準備と片付けの負担を減らしてみるのもよいですね。
まとめ
「同じものしか食べない」という悩みは、「子どもに栄養のあるものを食べさせたい」「健やかに育ってほしい」と願う思いからですよね。幼児期に必要な栄養素というのはありますが、食事は子どもに必要なエネルギーや栄養素をとりこむだけではなく、食べることを通して心を育てる場所です。
パパ・ママも頑張り過ぎず、上手に息抜きをして、いつも笑顔で接していられることも大切です。
冷凍幼児食「Tot Plate」は、身体を作るために必要な肉・魚・大豆製品、身体の調子を整えるために必要な野菜を使用し、幼児の成長に合わせた調理・味付けをしています。子どもの成長をサポートするとともに、Tot Plateがあることで罪悪感なく、親子の時間が増えてくれると嬉しいです。