【管理栄養士が教える!】幼児食にうどんがおすすめな理由とは?調理のポイントやおすすめレシピを紹介
「栄養バランスのよい献立にしたいけど、簡単に済ませたい」というパパママにおすすめなのがうどんです。いろいろな食材と相性がよいので、食材を組み合わせやすく、肉・魚・卵などのたんぱく質と野菜を一つの献立で摂ることができます。
うどんの調理のコツや幼児向けのうどんレシピやアレンジを紹介します。毎日の食事づくりの参考にしてください。
幼児食にうどんがおすすめな理由
うどんはやわらかくて食べやすく、またいろいろな食材と相性がよいので、肉・魚・卵などのたんぱく質と野菜を組み合わせれば、栄養バランスよく一つの献立で済ませられます。
栄養のバランスを考えたり、時間を掛けてつくっても、食べてくれなければ困ってしまいますよね。幼児期は気分や食べる量にムラがあるので、無理せず用意ができることはパパママにとって大切です。
乾麺、冷凍麺は長期間保存できるので、常備しておけばいつでも使えて便利です。ご飯を炊き忘れたときや食事の準備をする時間が無いときのお助けメニューになります。
また子どもの食がすすまないとき、疲れていたり、風邪ぎみのときにもおすすめのメニューです。子ども用に原材料に塩を含まない商品や、子ども用の1食分に個包装されている商品もあります。
〈1食あたりのうどんの目安量〉
- 1歳半~3歳:80g(大人用1玉の1/2)
- 3~5歳:130g(大人用1玉の2/3)
★1歳半ごろは2~3cm程度の長さに切ります。子どもの成長に合わせて、徐々に長さを調整していきましょう。
幼児食用にうどんを調理する際のポイント
薄味を心がける
うどんの原材料は、基本的に「小麦粉、水、塩」です。うどんを作るのに塩が必要というのは意外に思われるかも知れませんが、うどん生地に塩を加えることによってグルテンの形成が促され、うどんにコシを与えてくれるので、塩はうどんに欠かせないのです。
またうどんの汁にも多くの塩分が含まれます。外食メニューの栄養成分表示を見たことはありますか?うどん1食分に含まれる塩分量は約5gです。
厚生労働省の定める食事摂取基準では、1日の塩分相当量の目標量が1~2歳で3g未満、3~5歳で3.5g未満です。外食メニューのうどん1杯は、子どもには多過ぎることがよく分かります。
子ども用うどんの原材料に塩を含まない商品を使用したり、うどんの汁に使用するしょうゆの量を減らすなど薄味を心掛けましょう。しょうゆが少ないと味が薄くなってしまいそうですが、出汁のうま味を活かすとおいしくできます。
長めに茹でる
ゆでうどんを使う場合は、コシのあるうどんや乾麺を使う場合は特に、パッケージの表示時間よりも多めに茹でててやわらかくしましょう。子どもの成長にあわせて、徐々にうどんのかたさを調整しましょう。
また、乾麺は細かく折ってからゆでるようにすると、調理時間が短縮でき、うどんに含まれる塩分も抜けやすくなります。
【幼児食用】管理栄養士が教えるおすすめうどんレシピ5選
1.夏においしい!ふわふわ卵の冷やし中華うどん
〈材料〉(2人分)
- ・うどん 160~260g
- ・きゅうり 1/3本
- ・人参 1/4本
- ・ツナ 1/2缶
- ・卵 1個
- ・塩 少々
- ・油 小さじ1
A
- ・しょうゆ 大さじ1/2
- ・水 大さじ2
- ・砂糖 小さじ1
- ・酢 小さじ1/2
- ・ごま油 小さじ1/2
〈下準備〉
- ・きゅうりは
- ・人参は皮を除き、千切り。
- ・ボウルに卵を割りほぐし、塩を加えて混ぜておく(卵液)。
- ・Aは合わせておく(タレ)。
〈作り方〉
- 1.うどんは加熱し(パッケージ参照)、冷水で冷やし水気を切る。
- 2.人参は水から、きゅうりは沸騰してから加え、やわらかく茹で、ザルにあげる。
- 3.フライパンにサラダ油を熱し、卵液を流し入れ、大きく混ぜる。
- 4.器に①②③をのせ、タレをまわしかける。お好みでマヨネーズをかける。
2.鶏だし豆乳スープうどん
〈材料〉(2人分)
- ・うどん 160~260g
- ・鶏もも肉(1㎝角) 80g
- ・塩 少々
- ・水 160㏄
- ・酒 小さじ1
- ・豆乳 160㏄
- ・ほうれん草 20g
- ・白炒りごま 適量
〈下準備〉
- ・うどんは加熱し(パッケージ参照)、流水で洗ってザルに上げ、水気を除いておく。
- ・鶏肉は塩をもみ込み、下味をつけておく。
- ・ほうれん草は塩少々(材料外)を入れた熱湯でやわらかく茹で、水に取って水気をしぼる。根元を除き、長さ1cmに切って再度よくしぼっておく。
〈作り方〉
- 1.鍋に鶏肉・水・酒を入れ加熱し、沸騰したらアクを除き、煮る(約5分)。
- 2.豆乳・うどんを加え、沸騰しないように温める。
- 3.器に盛り付け、ほうれん草をのせ、白炒りごまをちらす。
3.カット野菜de五目あんかけうどん
〈材料〉(2人分)
- ・うどん 160~260g
- ・豚もも薄切り肉(幅1㎝)40g
- ・ごま油 小さじ1/2
- ・酒 小さじ1/2
- ・野菜炒め用サラダパック(キャベツ・もやし・人参)60ℊ
- ・かまぼこ(いちょう切り)20g
A
- ・水 200㏄
- ・鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1/4
- ・しょうゆ 小さじ1/4
- ・みりん 小さじ1/4
- ・片栗粉 小さじ1
- ・水 小さじ2
- ・溶き卵 1個
〈下準備〉
- ・うどんは加熱し(パッケージ参照)、流水で洗ってザルに上げ、水気を除いておく。
- ・野菜炒め用サラダパックは、食べやすい大きさ(1~2㎝)角に切っておく。
- ・片栗粉と水を合わせておく(水溶き片栗粉)。
〈作り方〉
- 1.鍋にごま油を熱し、豚肉を加え炒め、色が変わってきたら酒を加えアルコール分を飛ばす。
- 2.野菜炒め用サラダパックを加え炒め(約1分)、かまぼこ・Aを加え煮込む(約5~10分)。
- 3.水溶き片栗粉を加え、とろみがついたら溶き卵を加え、加熱する。
- 4.器に加熱したうどんを盛り付け、③をかける。
4.牛肉ときのこのミルクカレーうどん
〈材料〉(2人分)
- ・うどん 160~260g
- ・牛薄切り肉(幅1㎝)60g
- ・玉ねぎ(薄切り) 40g
- ・しめじ 40g
- ・油 小さじ1/2
A
- ・水 300㏄
- ・子ども用カレー粉 小さじ1~
- ・しょうゆ 小さじ1/2
- ・酒 小さじ1/2
- ・みりん 小さじ1/2
- ・片栗粉 小さじ1
- ・水 小さじ2
- ・牛乳 大さじ2
〈下準備〉
- ・うどんは加熱し(パッケージ参照)、流水で洗ってザルに上げ、水気を除いておく。
- ・しめじは子房に分け、長さ1㎝に切っておく。
- ・片栗粉と水を合わせておく(水溶き片栗粉)。
〈作り方〉
- 1.鍋にサラダ油を熱し、玉ねぎ、しめじを入れ、しんなりとするまで炒める。
- 2.牛肉を加え、色が変わるまで炒める。
- 3.Aを加えて加熱し、沸騰したら弱火にし、煮る(約10分)。
- 4.水溶き片栗粉を加え、とろみが出るまで加熱する。
- 5.牛乳を加え、沸騰直前まで温める。
- 6.器に加熱したうどんを盛り付け、⑤をかける。
5.具沢山煮込みうどん
〈材料〉(2人分)
- ・うどん 160~260g
- ・厚揚げ 1/4枚
- ・椎茸(薄切り)1/2枚
- ・大根(いちょう切り) 40g
- ・人参(いちょう切り) 40g
A
- ・水 300㏄
- ・酒 小さじ1/2
- ・白だし 小さじ1~(パッケージ参照)
〈下準備〉
- ・厚揚げは1cm角に切っておく。
〈作り方〉
- 1.鍋にAを入れ加熱し、具材に火が通るまで加熱する。
- 2.うどんを加えて、お好みのかたさ(パッケージ参照)になるまで煮込む。
- 3.器に盛り付ける。
※冷凍うどんを、煮込みうどんにするときは煮汁を煮たてたところに凍ったままのうどんを入れます。
まとめ
うどんはやわらかくて食べやすく、またいろいろな食材と相性がよいので、肉・魚・卵などのたんぱく質と野菜を組み合わせれば、栄養バランスよく一つの献立で済ませられます。幼児期は気分や食べる量にムラがありますし、忙しいパパママにとって無理せず用意ができることは大切ですよね。
子ども用に原材料に塩を含まない商品や、子ども用の1食分に個包装されている商品もありますので、レシピを参考に作ってみてください。
冷凍幼児食Totplateには、うどんと組み合わせられるメニューも多くあります。こちらも活用してみてください。