【管理栄養士が教える!】幼児食をストックして家事をラクにする方法
幼児食のストックは、いざというときに役立つママ・パパの味方です。忙しくてあまり時間がとれない日もすぐに料理を用意でき、家事もラクになるでしょう。
この記事では、幼児食をストックして家事をラクにするポイントや注意点をご紹介します。
幼児食をストックして家事をラクにする3つのポイント
幼児食をストックする際に、家事がラクになるポイントを3つご紹介します。
1.使いやすい分量ごとに保存する
ストックするとき、特に冷凍するときは子どもの1食分など少量ずつ保存すると、使いやすいです。
ひき肉などの肉類はもちろん、下処理をしてから使用するほうれん草などの野菜をまとめて下処理をして小分けに冷凍しておくと、すぐに子ども向けの料理に使用することができて時短につながります。
2.幼児食に使いやすい食材を冷蔵・冷凍しておく
幼児食に使いやすい食材をストックし、すぐに使用できるようにしておくと便利です。
例えば、ツナ缶、しらす、豆腐、卵、のり、わかめ、かつお節などは冷蔵庫にストックしておきましょう。ミックスベジタブルや下ゆで・カット済みのほうれん草、ブロッコリー、枝豆などの冷凍野菜や、カット済みの野菜ミックスなど市販のものを活用するのも一つです。
また食材をまとめて下ごしらえをしておくことで、まな板、包丁を洗う回数や食材の出し入れにかかる時間を短縮できます。多めに食材を買ったときや、食材が余ったときに、まとめて下ごしらえをして、冷凍しておくのもおすすめです。
3.市販のレトルト商品を活用する
レトルト(retort)は「加圧過熱殺菌をする釜」を指すことばで、この釜で殺菌処理をされたものが「レトルト食品」と呼ばれるようになりました。通常、常温で保存することができ、調理済みなので、開封してそのまま食べることができます。
幼児向けのレトルト商品も増え、選択肢が広がっています。素材や味、栄養素にこだわった商品は、子どもの食事に安心して取り入れられますよね。
反対に子ども用と記載があっても、塩分や添加物が気になる商品もあります。商品の選び方を参考に、上手に取り入れてください。また常温保存ができる為、外出先や非常時の食事としてもおすすめです。
幼児食をストックするための2つの注意点
幼児食をストックする時には、以下の2点に気をつけて保存しましょう。
1.衛生管理に気をつける
食材や調理済みのものをストックする時の注意点は、やはり衛生管理です。
冷凍・冷蔵どちらも使用する保存容器は消毒するのが理想です。耐熱性のものなら、熱湯で消毒するのも有効です。
2.よく冷ましてから冷蔵・冷凍する
「粗熱を取ってから」と言われますが、粗熱が取れたとしても、冷蔵庫内に比べると温度差があります。十分に冷まさない場合、冷蔵庫内の他の食材を傷めたり、容器内に結露が生じてしまいます。
よく冷ましてから冷蔵・冷凍するようにしましょう。
幼児食のストックについてよくある質問
ここでは、幼児食のストックに関してよくある質問をご紹介します。
質問1.どんな食材でもストックして大丈夫ですか?
中には冷凍すると食感が変わってしまうなど、冷凍に向いていない食材もあります。
- ・レタス、きゅうりなどの水分の多い野菜
- ・こんにゃく
- ・豆腐
また下記の食材は未加熱で冷凍すると食感が悪くなりやすいです。
- ・人参
- ・ごぼう
- ・たけのこ
- ・れんこん
- ・じゃがいも
質問2.どのような保存方法がおすすめですか?
薄めの冷凍保存容器
深い保存容器は、容器の間に空間ができやすく食品が乾燥しやすく、空間ができないようにたくさん詰めてしまうと食品が厚くなって解凍しにくくなってしまうので、乾燥しにくい薄めの保存容器がおすすめです。
冷凍保存袋(フリーザーバック)
空気を抜いて密閉できるので酸化、乾燥、臭い移りなどを防ぐことができます。また均等に均等に広げると、全体を均一にできるだけ速く冷凍でき、使うときにも必要な分を取り出して使用できます!
まとめ
幼児食をまとめて作り冷凍したり、副菜だけ、だしだけなど一部を冷凍したりすることで、家事がラクになります。
また、「すぐにご飯をたべたい」「帰ってから食事を準備する時間がない」「もう作る気力がない」というとき、冷凍庫にカット野菜がストックされていたり、調理済みの料理があったりすると、助かりますよね。冷凍時のポイントや容器を参考に、取り入れてみてください。
また市販の幼児食も選択肢が広がっています。冷凍宅配幼児食は、時短になるだけではなく、子どもの成長段階にあった調理・味付けや栄養バランスが配慮されており、子どもの発達のサポートとなりますよ。調理を工夫したり、サービスをうまく利用して、その分余裕を持って、貴重な親子の時間を楽しみましょう。