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【管理栄養士が教える!】人気の幼児食レシピ3選!取り入れたい栄養素もご紹介します

2022.11.12
【管理栄養士が教える!】人気の幼児食レシピ3選!取り入れたい栄養素もご紹介します

 

 

大人と違って子どもは体を大きくするために、それだけ栄養をたくさん必要とします。子どもは大人とくらべて、体重1kgあたりで見ると、エネルギーは約2倍、たんぱく質は約1.5倍、鉄・カルシウムは2~3倍も多くとらなければなりません。

今回は特に意識したい栄養素と、豊富に含む食材をご紹介します。ぜひ取り入れてみてください。

 

幼児食のレシピに取り入れたい2つの栄養素

 

1.脳の活性を促す「鉄分」

血液をつくる鉄はたんぱく質とセットで、血液の赤血球中のヘモグロビンをつくります。

そのため、鉄が不足するとヘモグロビンがうまくつくれなくなり、酸素を十分に運搬できなくなってしまいます。疲れやすい、だるい、集中力がないなどの症状も、鉄不足による貧血が背景にある可能性があります。

また鉄は吸収率が低い栄養素です。動物性の食品から意識して鉄を摂るのがおすすめです。毎日、コツコツと食べて鉄をチャージしましょう。

〈食材〉

かつお、まぐろ、レバー、豚ヒレ肉、牛もも赤身肉、あさり

ほうれん草、ひじき、納豆、豆腐、プルーンなど

 POINT:吸収率の低い鉄はビタミンCを多く含む赤ピーマン、ブロッコリー、じゃがいも、レモン、オレンジなどと一緒に食べると吸収率UP!

2.成長ホルモンの分泌を促す「たんぱく質」

たんぱく質は体を構成する栄養素です。子どもは体を大きくするために、たくさんのたんぱく質を必要とします。

体をつくるたんぱく質は、20種類あり、このうち9種類(乳幼児は10種類)のアミノ酸は体内で十分に合成することができず、毎日の食事から摂る必要があります。9種類すべてのアミノ酸が基準値を満たすと効率よくたんぱく質を利用することができます。

そのためには9種類のアミノ酸をすべて含む食材(卵、ヨーグルト、肉・魚類)、もしくはいろいろな食材を組み合わせて、欠けているアミノ酸を補うことがおすすめです。

〈食材〉

卵、ヨーグルト、肉類(牛肉、鶏肉、豚肉)、魚

 

幼児食のレシピで注意すべき2つのポイント

 

1.生ものによる食中毒やアレルギー

生ものは食中毒や、消化不良が心配です。乳幼児は、生魚や生卵に対する抵抗力が未熟なため、生ではなく十分加熱したものをあげるようにしましょう。

特に体調が悪いなど免疫力が下がっている場合は、生のものは避けます。刺身、生卵は2才以降に新鮮なものを、様子を見ながら少量ずつトライしていきましょう。

また、幼児期に初めて食べる食品は、食物アレルギーを発症するリスクがあります。いずれも少量から少量から試し、魚卵やえび・かにはよく加熱してから与えるようにしましょう。

〈特定原材料〉

卵、乳、小麦、えび、かに、落花生、そば

2.加工食品による塩分の過剰摂取

幼児期にしょっぱいものや味の濃いものばかり食べ過ぎると、大人になってからも濃い味を好む傾向があります。のちに肥満・やせ、生活習慣病などにつながる可能性があります。

ハム、ソーセージ、ウィンナー、ちくわなどの加工食品や、「調理済み」のレトルト食品や冷凍食品は味がしっかりつけられた商品が多く、子どもには塩分量が多すぎる場合もあります。利用する場合は、濃い味付けを活かした料理にアレンジをしたり、スープやサラダを組み合わせるとバランスがよくなります。

 

【お母さんも喜ぶ】人気の幼児食レシピ3選!

 

1.和風ミネストローネ

やさいをどっさり入れられて、あさりには、鉄分や亜鉛などミネラルの多い食品なので不足しがちな栄養素をしっかり補えます。

 

作りやすい分量

  • ・玉ねぎ 1/4個40g)
  • ・人参 1/4本40g
  • ・かぶ 1/2個(40~50g)
  • ・白菜 1枚
  • ・あさり水煮缶 1/2缶
  • ・塩 少々
  • ・オリーブオイル 小さじ1
  • ・コンソメ 小さじ1/2
  • ・水 2カップ(300㏄)

 

〈下準備〉

  • ・ 玉ねぎは皮をむき、1cm角に切っておく。
  • ・ 人参は皮をむき、1cm角に切っておく。
  • ・ かぶは皮を除き、1cm角に切っておく。
  • ・ 白菜は幅1cm色紙切り。

 

〈作り方〉

  1. 1.フライパンにオリーブオイルを熱し、玉ねぎ、人参、かぶ、白菜を加えて炒める。
  2. 2.玉ねぎが透き通ったら、水・コンソメを加え煮込む(中火10分位)。
  3. 3.あさり缶を汁ごと加え、ひとに煮立ちさせる。塩で味をととのえる。

 

2.もりもり食べられるひじき煮

食物繊維、ビタミン、ミネラルがたっぷりのひじきを常備菜にして補いましょう♪

 

〈材料〉(2人分)

  • ・ひじき(乾燥) 10g
  • ・人参 30g
  • ・油揚げ 30g
  • ・ごま油 小さじ1/2
  • A
  • ・酒 大さじ1
  • ・みりん 大さじ1
  • ・しょうゆ 小さじ1
  • ・水 50㏄

 

〈下準備〉

  • ・芽ひじきはたっぷりの水(分量外)で戻し、水気をしっかりと切る。
  • ・人参は長さ2cm位のせん切りにする。
  • ・油揚げは油抜きをして水気を絞り、5mm角に切る。

 

〈作り方〉

  1. 1.フライパンにごま油を熱し、ひじき、人参、油揚げを加え中火で炒める(約3分)。
  2. 2.aを加え、水分がなくなるまで煮込む。

 

3.たらの揚げ焼き中華あんかけ

たんぱく質が豊富で、子どもにも食べやすい旬の魚タラをフライパンで揚げ焼きにしてあんかけを作ります。

 

〈材料〉(2人分)

  • ・タラ(切り身) 80g
  • ・塩   少々
  • ・片栗粉 小さじ1
  • ・油   大さじ1
  • ・人参  20g
  • ・玉ねぎ 20g
  • ・小松菜 5g

A

  • ・水        50㏄
  • ・酒        大さじ1
  • ・オイスターソース 小さじ1/2
  • ・片栗粉      小さじ1/2
  • ・鶏ガラスープの素 小さじ¼

 

〈下準備〉

  • ・タラは皮を除いて8等分に切り、水気を除いて塩で下味をつけておく。
  • ・人参は皮を除き、千切り。
  • ・玉ねぎは皮を除き、薄切り。
  • ・小松菜は根元を除き、千切り。
  • ・Aは合わせておく。

 

〈作り方〉

  1. 1.フライパンに油を熱し、タラに片栗粉をまぶして焼く。(強火3分〜)
  2. 2.焼き色がついたらバットに取り出し、同じフライパンで人参・玉ねぎ・小松菜を炒める。
  3. 3.Aを加え、混ぜながら加熱し、とろみをつける。(沸騰後1分)
  4. 4.①を戻し入れ、やさしくからめるように混ぜる。

 

まとめ

 

幼児期には鉄、たんぱく質、その他カルシウムや亜鉛など成長の為に意識して摂りたい栄養素があります。必要な栄養素について知り、豊富に含む食材を取り入れるなど、参考にしてみてください。

冷凍幼児食「Tot Plate」は、身体を作るために必要な肉・魚・大豆製品、身体の調子を整えるために必要な野菜を使用し、幼児の成長に合わせた調理・味付けをしています。子どもの成長をサポートするとともに、Tot Plateがあることで罪悪感なく、親子の時間が増えてくれると嬉しいです。

 


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