【管理栄養士が教える】基本からアレンジまで!幼児食におすすめの簡単肉じゃがレシピ
幼児食作りをラクにする3つのコツ
1.取り分けする
幼児食になると、食べられる食材や使用できる調味料が増え、食事の幅が広がります。
お子さんとの食事に楽しみが増えますが、栄養バランスに気を配ったり、大人の食事と幼児食をそれぞれ準備するのが大変だったり、食事作りを負担に感じてしまうこともあるかもしれませんね。
そこでおすすめなのが大人の食事からの取り分け調理です。途中まで一緒に作り、味付けの前に取り分けると、調理の手間が少なくなりますよ。
大人用の食事を薄味にして一緒に食べられるようにしたり、完成後にソースやしょうゆなどの調味料をかけて食べるメニューにするのもおすすめです。
2.まとめてつくっておく
大人の食事でも作り置きを活用する人が増えていますが、離乳食や幼児食もまとめて作って冷凍しておくと、毎日の負担を減らすことができます。
休みの日にまとめて作り、1食分ずつに分けて、冷凍ストックしておくとよいでしょう。
また、食事をまとめて調理するのが難しい場合は、切って下茹でした野菜や下味をつけた肉など、下ごしらえした食材を冷凍しておくと、毎日の調理時間を短縮することもできます。
3.便利な調理器具を活用する
ハンドブレンダーやスライサー、自動調理鍋や電子レンジなど、調理器具や調理家電を活用すると、調理時間を短縮したり、調理にかかる手間を減らしたりすることができます。
そのほか、キッチンバサミの活用もおすすめです。食材を切ることができるほか、取り分け調理で作った食事のお子さんの分を食べやすい大きさに切るなど、調理の時も食事の時も重宝しますよ。
基本からアレンジまで!幼児食におすすめの簡単肉じゃがレシピ3選
レシピ1.コロコロ肉じゃが
<材料(作りやすい分量:幼児2〜3食分)>
牛薄切り肉(赤身)…50g
玉ねぎ…30g
にんじん…40g
じゃがいも…60g
さやいんげん…10g
米油…小さじ½
だし汁…150ml
しょうゆ…小さじ½
水溶き片栗粉
片栗粉…小さじ¼
水…小さじ¼
<下準備>
・牛薄切り肉は食べやすい大きさに切る。
・玉ねぎは皮をむいて繊維に沿った薄切りにし、長さ5mmに切る。
・にんじんは皮をむき、7〜8mm角に切る。
・じゃがいもは皮をむいて芽を取り除き、7〜8mm角に切る。
・さやいんげんは筋を取り除き、幅2〜3mmの輪切りにし、下茹でする。
<作り方>
①鍋に米油を熱し、牛薄切り肉、玉ねぎを入れ、肉に火が通るまで炒める(弱火〜中火)。
②にんじん、じゃがいもを加え、サッと炒める。
③だし汁を加え、柔らかくなるまで煮る(沸騰後、アクを取り除き、落とし蓋をして弱火〜中火約7〜8分)。
④さやいんげん、しょうゆを加え、サッと煮る。
⑤水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。
レシピ2.そぼろ肉じゃが
<材料(作りやすい分量:幼児2〜3食分)>
鶏ひき肉…40g
玉ねぎ…30g
にんじん…40g
じゃがいも…60g
さやいんげん…10g
米油…小さじ½
だし汁…150ml
しょうゆ…小さじ½
水溶き片栗粉
片栗粉…小さじ¼
水…小さじ¼
<下準備>
・玉ねぎは皮をむいてみじん切りにする。
・にんじんは皮をむき、7〜8mm角に切る。
・じゃがいもは皮をむいて芽を取り除き、7〜8mm角に切る。
・さやいんげんは筋を取り除き、幅2〜3mmの輪切りにし、下茹でする。
<作り方>
①鍋に米油を熱し、鶏ひき肉、玉ねぎを入れ、肉に火が通るまで炒める(弱火〜中火)。
②にんじん、じゃがいもを加え、サッと炒める。
③だし汁を加え、柔らかくなるまで煮る(沸騰後、アクを取り除き、落とし蓋をして弱火〜中火約7〜8分)。
④さやいんげん、しょうゆを加え、サッと煮る。
⑤水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。
レシピ3.豚肉と里芋の肉じゃが
<材料(作りやすい分量:幼児2〜3食分)>
豚薄切り肉…50g
玉ねぎ…30g
にんじん…40g
里芋…60g
さやいんげん…10g
米油…小さじ½
だし汁…150ml
しょうゆ…小さじ½
水溶き片栗粉
片栗粉…小さじ¼
水…小さじ¼
<下準備>
・豚薄切り肉は食べやすい大きさに切る。
・玉ねぎは皮をむいてみじん切りにする。
・にんじんは皮をむき、7〜8mm角に切る。
・里芋は皮をむいて芽を取り除き、7〜8mm角に切る。塩でもんでぬめりを落とし、水洗いし、キッチンペーパーでしっかり水気を除く。
・さやいんげんは筋を取り除き、幅2〜3mmの輪切りにし、下茹でする。
<作り方>
①鍋に米油を熱し、豚薄切り肉、玉ねぎを入れ、肉に火が通るまで炒める(弱火〜中火)。
②にんじん、里芋を加え、サッと炒める。
③だし汁を加え、柔らかくなるまで煮る(沸騰後、アクを取り除き、落とし蓋をして弱火〜中火約7〜8分)。
④さやいんげん、しょうゆを加え、サッと煮る。
⑤水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。
肉じゃがの幼児食でよくある3つの質問
質問1.幼児食をつくる際の注意点は?
幼児食は薄味が基本です。砂糖やしょうゆ、みそなど味付けに使用する調味料の使用量に気をつけましょう。また、幼児食では食材の大きさやかたさも、少しずつ大人の食事に近づいてきます。
離乳食と同様、少しずつステップアップし、お子さんの成長に合わせて進められるとよいでしょう。
質問2.肉じゃがは保存できる?
肉じゃがはじゃがいもなど傷みやすい食材が入っているため、必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。
特に梅雨の時期や夏の場合は、常温に置かないように気をつけ、早めに食べ切るのがおすすめです。
質問3.栄養バランスを考えた幼児食を作るのが大変な日は?
幼児食作りは、栄養バランスや味の濃さなど、大人の食事以上に気を使い、大変ですよね。
毎日作るのが大変な時は、幼児食の冷凍ミールを活用してもいいですね。
Tot Plateは、化学調味料・保存料・着色料は不使用、国産の食材を使った、ご家庭で手作りしたような幼児食の冷凍ミールです。食と健康の専門家が監修、開発しているので、栄養バランスもおいしさも叶った食事をお子さんに食べさせてあげられますよ。
まとめ
幼児食作りをラクにする3つのポイントと肉じゃがのレシピをご紹介しました。
大人の食事だけでも大変な毎日の食事作り。幼児食作りも加わると、栄養バランスや味付け、それぞれのメニューを考えるなど、負担も増えてしまいますが、調理器具や調理家電を活用したり、取り分け調理や作り置きを取り入れたり、上手に手間を減らしてみてくださいね。