【管理栄養士が教える!】食べやすい幼児食をご紹介!子どもが喜ぶメニューとは
離乳食を卒業し、幼児食を進めている中で「あまり幼児食を食べてくれない」とお悩みのママ・パパはいませんか?
まだ歯が生えそろっておらず、咀嚼がうまくできない幼児期は、食べにくい食材は好き嫌いの原因になることも。食事を楽しみながらしっかり食べてもらいたいですね。
この記事では、子どもが食べやすくなる5つの調理のコツを解説します。子どもが喜ぶ幼児食メニューもあわせて紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。
子どもが食べやすい5つの調理のコツ
大人と同じように奥歯ですりつぶせるようになるのは2歳半〜3歳。それまで咀嚼は歯ぐきが中心です。
青菜は刻んで、肉、魚はやわらかく加熱したり、とろみをつけるなどの工夫が必要です。子どもが食べやすい調理のコツをご紹介します。
1.苦手な食材は細かく刻んで混ぜる
苦手な食材は、青菜、きのこ、薄切り肉など、繊維が多く、口に残ることが原因かもしれません。細かく刻み、肉だねや卵焼き、パンケーキなどに混ぜてあげると食べることもあります。まずは少量から挑戦していきましょう。
2.葉物は筋を断ちやわらかく加熱する
野菜は繊維が多く、子どもには食べにくい場合が多いです。奥歯が生えそろう2歳半〜3歳ごろまでは、繊維をすりつぶすのは苦手です。繊維を断ち切るように、1〜2cm長さまたは1cm角程度の大きさにきり、やわらかくします。
3.とろみをつけて食べやすくする
ポロポロするひき肉や、刻んだ野菜、またパサパサする魚はとろみをつけることで、口の中でまとまって食べやすくなります。水溶き片栗粉を活用して。
4.ほぐれやすいひき肉を活用する
ひき肉は使いやすい食材です。パン粉や片栗粉、はんぺんなどを加えて、かたさを調整することができます。また、刻んだ野菜を混ぜ合わせ、製氷容器に入れるなど一口大のボールにして保存しておくと便利です。
5.盛り付けをアレンジする
お茶碗のご飯をおにぎりにするだけで、パクパクと食べた!ということもあります。うまく食べられる!かわいい!など食事への意欲が湧く工夫もいいですね。
型抜きをした食材を飾る、お弁当箱に詰める、ピックをさすなど、簡単な工夫でも、いつもと違った雰囲気に楽しくなって食事は進みます。
【管理栄養士が教える!】子どもが喜ぶ幼児食メニュー3選
メニュー1.まんまるオムレツ
材料(1人分)
- 卵 1個
- 牛乳 大さじ1
- ほうれん草 10~20g
- スライスチーズ 1/2枚
- ケチャップ お好み
下準備
- ・耐熱容器にラップをかける。
作り方
- 1.卵を割りほぐし、牛乳を加え混ぜる。ラップに流し入れ、ほうれん草を加え軽く混ぜる。
- 2.電子レンジで加熱する(600W1分)。半熟になっているところを軽くほぐし混ぜ、チーズを加えラップの口を閉じさらに加熱する(600W20秒)。
- 3.1分ほど置き、器に盛り付け、お好みでケチャップをかける。
メニュー2.たらの揚げ焼き中華あんかけ
材料
- タラ(切り身) 80g
- 塩 少々
- 片栗粉 小さじ1
- 油 大さじ1
- 人参 20g
- 玉ねぎ 20g
- 小松菜 5g
A
- 水 50㏄
- 酒 大さじ1
- オイスターソース 小さじ1/2
- 片栗粉 小さじ1/2
- 鶏ガラスープの素 小さじ¼
下準備
- ・タラは皮を除いて8等分に切り、水気を除いて塩で下味をつけておく。
- ・人参は皮を除き、千切り。
- ・玉ねぎは皮を除き、薄切り。
- ・小松菜は根元を除き、千切り。
- ・Aは合わせておく。
作り方
- 1.フライパンに油を熱し、タラに片栗粉をまぶして焼く。(強火3分〜)
- 2.焼き色がついたらバットに取り出し、同じフライパンで人参・玉ねぎ・小松菜を炒める。
- 3.Aを加え、混ぜながら加熱し、とろみをつける。(沸騰後1分)
- 4.①を戻し入れ、やさしくからめるように混ぜる。
メニュー3.野菜としらすのチャーハン
材料
- ごはん 140g
- しらす干し 小さじ2
- 白ねぎ 5cm
- 椎茸 1枚
- 人参 3cm
- ピーマン 1/2個
- マヨネーズ 小さじ1
- 鶏がらスープの素(顆粒) 小さじ1/2
- しょうゆ 小さじ½
下準備
- ・白ねぎ、椎茸、人参、ピーマンはみじん切り(野菜)。
作り方
- 1.フライパンにマヨネーズを熱し、野菜を入れて炒め、鶏がらスープの素を加える。
- 2.しらす干し、ごはんを加えてさらに炒め、しょうゆを加える。
まとめ
幼児期は成長が著しい時期です。大人と同じように奥歯ですりつぶせるようになるのは2歳半〜3歳。またそれ以降も大人と同じものが食べられるわけではありません。
また個人差があり、歩き始める時期が異なるように、好みも口の育ちもみんな異なります。パパママが、その子の成長に合った食事を見きわめることが大事だということですね。
今回は子どもが食べやすい食事の調理のコツをご紹介しました。ぜひ参考にしてみてください。