【管理栄養士おすすめ】幼児食向きの冷やし中華の作り方!調理時のポイントも紹介
「栄養バランスのよい献立にしたいけど、簡単に済ませたい」というパパママにおすすめなのが麺類です。いろいろな食材と相性がよいので、食材を組み合わせやすく、肉・魚・卵などのたんぱく質と野菜を一つの献立で摂ることができます。
中でも冷やし中華は、さっぱりとした口当たりで、子どもの食がすすまないとき、疲れているときにもおすすめのメニューです。酢を効かせ過ぎてしまうと子どもには酸っぱくて食べられない場合もありますので、今回は幼児食に冷やし中華を作るときのポイントとレシピをご紹介します。
幼児食向けの冷やし中華を作る際のポイント
ポイント1.具材に火を通す
幼児期は衛生面と子どもの消化機能、口腔機能が未発達であるため、できたら加熱したほうが安全です。火を通すことで、噛みやすく、また消化への負担も少なくなります。
新鮮なものでよく洗ったものであれば、1歳半以降は様子を見ながら与えることもできます。冷やし中華の具材で定番のトマト、きゅうり、レタスは最初に生野菜を試すのにおすすめです。
シャキシャキとした食感が新しく、楽しく感じるかもしれません。または、シャキシャキした食感が苦手と感じることもあるので、お子さんの様子を見て、生野菜と加熱した野菜を使い分けてみましょう。
ポイント2.タレは薄めにする
冷やし中華のタレは、しょうゆに砂糖、酢(またはレモン汁)、ごま油などを合わせたものが一般的です。自家製すると余分な化学調味料や食品添加物を含まないので、安心して与えることができます。
調味料は大人の半分量が目安になります。市販のタレを使用する場合は、水や出汁を加えるなどして、薄味に調整しましょう。
ポイント3. 長い麺は短くカットする
1歳半ごろは2~3cm程度の長さに切ります。子どもの成長に合わせて、徐々に長さを調整していきましょう。
また最初はパッケージの表示時間よりも長めに茹でて、固さを調整します。
【幼児食用】管理栄養士がおすすめする冷やし中華3選
1.ふわふわ卵の冷やし中華
〈材料〉(2人分)
- ・中華麺 160~260g
- ・きゅうり 1/3本
- ・人参 1/4本
- ・ツナ 1/2缶
- ・卵 1個
- ・塩 少々
- ・油 小さじ1
A
- ・しょうゆ 大さじ1/2
- ・水 大さじ2
- ・砂糖 小さじ1
- ・酢 小さじ1/2
- ・ごま油 小さじ1/2
〈下準備〉
- ・きゅうりは千切り。
- ・人参は皮を除き、千切り。
- ・ツナは水気を除いておく。
- ・ボウルに卵を割りほぐし、塩を加えて混ぜておく(卵液)。
- ・Aは合わせておく(タレ)。
〈作り方〉
- 1.中華麺は加熱し(パッケージ参照)、冷水で冷やし水気を切る。
- 2.人参は水から、きゅうりは沸騰してから加え、やわらかく茹で、ザルにあげる。
- 3.フライパンにサラダ油を熱し、卵液を流し入れ、大きく混ぜる。
- 4.器に①②③、ツナをのせ、タレをまわしかける。お好みでマヨネーズをかける。
2.冷やし中華~ごまダレ~
お好みでコーンや枝豆などの具材にアレンジしてね。
〈材料〉(2人分)
- ・中華麺 160~260g
- ・きゅうり 1/3本
- ・ツナ 1/2缶
- ・卵 1/2個分
- ・塩 少々
- ・油 小さじ1
- ・水 60㏄
A
- ・白すりごま 10g
- ・市販のめんつゆ(3倍濃縮) 大さじ1/2
- ・砂糖 小さじ1
- ・合わせみそ 小さじ1/2
〈下準備〉
- ・きゅうりは薄い輪切りにし、やわらかく茹で、ザルにあげておく。
- ・ツナは水気を除いておく。
- ・卵は塩を加え、混ぜ合わせておく(卵液)。
〈作り方〉
- 1.中華麺は加熱し(パッケージ参照)、冷水で冷やし水気を切る。
- 2.ボウルにAを入れ混ぜ、水を少量ずつ加え混ぜ、冷蔵庫で冷やす。
- 3.フライパンに油を薄く広げて熱し、卵液を入れて薄焼き卵を作り、細くせん切りにして錦糸卵にする。
- 4.器に①、きゅうり、ツナ、③を盛り付け、②をかける。
3.坦々風冷やし中華
〈材料〉(2人分)
- ・中華麺 160~260g
- ・乾燥わかめ 少々
A
- ・豚挽き肉 30g
- ・しょうゆ 小さじ1/4
- ・砂糖 小さじ1/4
- ・合わせみそ小さじ1/4
- ・白ねぎ(みじん切り) 2㎝分
B
- ・調整豆乳 60㏄
- ・しょうゆ 小さじ1/2
- ・砂糖 小さじ1/2~
- ・白すりごま 小さじ1
- ・酢 小さじ1/4
〈下準備〉
- ・乾燥わかめは水で戻し、茹で、幅1㎝に切っておく。
〈作り方〉
- 1.中華麺は加熱し(パッケージ参照)、冷水で冷やし水気を切る。
- 2.耐熱容器にAを入れてよく混ぜ、ラップをふんわりとかけ、電子レンジで加熱する(600W約1分)。取り出して混ぜ、ラップをかけずに再度電子レンジで加熱する(約1分)。
- 3.ボウルにBを合わせる。
- 4.器に①②、わかめを盛り付け、③をかける。
まとめ
冷やし中華はさっぱりとした口当たりで食べやすく、またいろいろな食材と相性がよいので、肉・魚・卵などのたんぱく質と野菜を組み合わせれば、栄養バランスよく一つの献立で済ませられます。
幼児期は気分や食べる量にムラがありますし、忙しいパパママにとって無理せず用意ができることは大切ですよね。麺の長さや固さ、具材の大きさや固さはお子さんの様子を見ながら調整するようにして、レシピを参考に作ってみてください。
冷凍幼児食Totplateには、冷やし中華と組み合わせられるメニューも多くあります。こちらも活用してみてください。