【管理栄養士が教える!】簡単にできる幼児食レシピ3選!不足しがちな栄養素もご紹介
毎日の子どもの食事、きちんと栄養がとれているか気になるパパママは多いのではないでしょうか。
この記事では、幼児食で不足しがちな栄養素や簡単にできる幼児食レシピを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
幼児食で気をつけたい不足しがちな栄養素とは?
幼児期の食事には大切な役割があります。それはエネルギーを補給するだけでなく、成長に必要な栄養素をしっかりととること。
成長の著しい1〜6歳までに不足しやすい栄養素をご紹介します。
たんぱく質
成長、体をつくるために欠かせない栄養素がたんぱく質です。たんぱく質をとる時のポイントは、朝昼晩でなるべく均等にとること&違う種類のたんぱく質食材をとることです。
〈朝昼晩でなるべく均等にとる〉
特に不足しやすいのが、朝食です。たんぱく質は筋肉などの材料になる栄養素ですが、筋肉や骨は、「つくって壊して」が常に行われています。
その為、毎食補わないと不足してしまいます。朝昼晩、おやつも含めて、均等にたんぱく質をとるように心がけましょう。
〈違う種類のたんぱく質食材をとる〉
たんぱく質には、大きく分けて肉、魚、大豆(大豆製品)、卵、乳製品の5種類があります。それぞれ構成するたんぱく質が異なるので、1つに偏ると、栄養素も偏ってしまいます。
5種類全てじゃなくても、「今日はお魚だったから、明日はお肉。」などメインになるたんぱく質食材をかえるなど、種類が偏らないようにすると、効率良くたんぱく質をとることができます。
カルシウム
次にカルシウムです。骨を強くし、身長を伸ばす、また将来の骨折や骨粗鬆症を防ぐために必要な栄養素。骨量は、男子は14~16歳ごろ、女子は12~14歳ごろにピークになります。
ところが、日本人のカルシウム摂取量は不足しており、特に卒乳後の1歳〜小学校入学までの幼児期に不足しがちです。カルシウムが豊富な食材は、牛乳やヨーグルト、チーズなどの乳製品、いわしやちりめんじゃなどの小魚、豆腐や納豆などの大豆製品、小松菜、水菜、ひじきなどです。
骨をつくる為には、カルシウムの他にも様々な栄養素(マグネシウム、ビタミンD、ビタミンC、ビタミンK、鉄など)が必要です。また、カルシウムを効率よく骨に利用するには、適度な運動が必要です。
日本の幼稚園児を対象にした研究では、男の子は「運動系の習い事」女の子は「毎日の運動習慣」が骨の強度を高めることが分かっています。室内遊びが増えていますが、外で日光を浴び、運動をする時間も持ちたいですね。
鉄
鉄が不足すると、血液中で酸素を運搬するヘモグロビンがつくられなくなり、脳と体に酸素を運ぶ暴力が低下してしまいます。その結果、集中力が低下する、イライラして情緒不安定になる、疲れやすくなる、身長・体重が伸び悩むなどにつながります。
お腹にいる時に鉄を十分に受け取っていない、貧血ママの完全母乳などのケースでは、鉄欠乏のリスクが高まります。鉄欠乏の女性も少なくないことや、2〜5歳の子どものうち約4割が鉄不足を言われていることから、「うちの子は鉄欠乏かも?」と疑ってみてください。
鉄は吸収率が低いので、知識があっても満たすことが難しい栄養素です。赤身の肉や魚、あさりなどを意識して料理に使いましょう。また、料理やおやつにフォローアップミルクをプラスするのもおすすめです。
管理栄養士が教える!簡単にできる幼児食レシピ3選
レシピ1.栄養強化!高野豆腐とじゃこのふりかけ
材料(作りやすい分量)
- 高野豆腐 1個
- じゃこ 大さじ2
- 白炒りごま 大さじ1
- 青のり 大さじ1
作り方
- ①高野豆腐はすりおろす。
- ②じゃこ・ごま・青のりを加えて混ぜる。
※お好みで塩を少々加えてください。
レシピ2.ミルクプリン
材料(4個分)
- 牛乳 200cc
- 砂糖 大さじ1
- 生クリーム 大さじ2
- 粉ゼラチン5g(1袋)
- 水 大さじ2
下準備
- ・粉ゼラチンは水と合わせ電子レンジで加熱(600W 15秒~)で溶かす。
※溶かすときは加熱し過ぎに注意(固まらなくなったり、臭みが出ることがある為)
作り方
- ①ボウルに牛乳・砂糖を入れ、混ぜ溶かす。
- ②溶かしたゼラチンに①を少し加えのばした後、①に戻し混ぜ合わせる。生クリームを加え混ぜる。
- ③器に分け入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
レシピ3.韓国風焼肉サラダ
材料
- 牛こまぎれ肉 100g
- サニーレタス 50g
- パプリカ(赤) 1/8個
- 焼肉のたれ(市販) 大さじ1
- 白炒りごま お好み
下準備
- ・レタスは食べやすい大きさにちぎっておく。
- ・パプリカは長さ半分に切って、薄切り。
作り方
- ①牛肉は大きければ2~3㎝のひと口大に切り、フライパンに入れ、焼肉のたれをもみ込む。中火で加熱する。
- ②器にレタスと①を交互に盛り付け、パプリカ、白炒りごまをちらす。
まとめ
幼児期に不足しやすい栄養素、たんぱく質、カルシウム、鉄についてご紹介しました。
子どもの栄養状態は年々悪化しています。忙しいママパパにとって食事作りは大変ですが、カロリーや量を食べていたとしても、必要な栄養素が足りていなければ、身長・体重が伸び悩み、体に不調がでてしまいます。上手くやりくりしながら、必要な栄養素を意識した食事を与えていきましょう。
冷凍幼児食TotPleatでは、鉄、カルシウム、たんぱく質など幼児期に不足しやすい栄養素を意識し、全てのメニューには身体を作るために必要な肉・魚・大豆製品、身体の調子を整えるために必要な野菜を使用しています。忙しくて、毎日栄養バランスの良い食事をつくるのは大変!という方におすすめです。