【栄養士が教える!】離乳食初期におすすめ!にんじんを使用したレシピ3選
にんじんはいつから与えていい?
にんじんは離乳食が始まる生後5~6ヶ月頃から食べさせることができます。きれいなオレンジ色とほのかな野菜の甘みを味わうことができるにんじんは、赤ちゃんが食べやすい野菜の一つになるでしょう。
離乳食で与えるにんじんの大きさ・かたさの目安
にんじんをやわらかく加熱し、トロトロにすることで離乳食初期の赤ちゃんでも食べやすくなります。すりおろして加熱するよりも、加熱してからペーストにしたほうが舌触りもよくなります。
- 離乳食初期(5~6ヶ月)・・・すりおろす、潰してペースト状に
- 離乳食中期(7~8ヶ月)・・・やわらかく茹でて細かくみじん切り
- 離乳食後期(9~11ヶ月)・・・やわらかく茹でて粗みじん
- 離乳食完了期(1歳~1歳半)・・・みじん切りの他、せん切りやスティック野菜も
離乳食で使うにんじんの調理のポイントは3つ
1.5㎜以上の厚さでゆでる
茹でるときはある程度大きさを残したままのほうが、栄養やうまみを残すことができます。大きく切って、水からじっくりとやわらかくなるまで茹でましょう。大きさがあると、すりおろすときも持ちやすいですね。
2.ゆでてからすりおろす
茹でてからすりおろすのと、先にすりおろして加熱するのでは舌触りが変わります。先にすりおろしてから茹でるとぶつぶつとした舌触りになるので、嫌がる赤ちゃんもいるかもしれません。
すりおろす前に茹でることで、なめらかになりおすすめです。
3.電子レンジで加熱する場合は水を入れる
小さなお子さんがそばにいる場合は、火を使わずに電子レンジで加熱ができると安心ですね。
にんじんをかたまりのまま、電子レンジ加熱するときは、耐熱容器ににんじんと水を入れて、ラップをしてから長めに加熱しましょう。にんじん50gほどなら、3~4個にカットして水50ccを加え、電子レンジ500wで2~3分で様子をみましょう。
離乳食初期におすすめ!にんじんを使用したレシピ3選
レシピ1.にんじんの白和え
(材料)
- にんじん 15g
- だし 大さじ1
- 絹ごし豆腐 20g
(作り方)
1. にんじんは皮をむき、小さく切ってやわらかくなるまで茹でておく。
2. 1のにんじんを滑らかになるまで潰す。(すり鉢やフォークなどを使う)
3. 潰したにんじんに少しずつだしを加え、なめらかにする。(にんじんペーストできあがり)
4. 豆腐を電子レンジで30秒ほど加熱する。
5. 豆腐と3のにんじんペーストをすり鉢に入れ、すりまぜる。
レシピ2.にんじんおやき
(材料)
- にんじん 20g
- かぼちゃ 20g
- 小麦粉 20g
- たまご 20g
- 水 大さじ3~
- 油 適量
(作り方)
1. にんじん、かぼちゃは皮をむき、小さく切ってやわらかくなるまで茹でて、潰しておく。
2. ボウルに小麦粉、卵、水を入れ混ぜ合わせる。1のにんじんとかぼちゃも加えてさらに混ぜる。
3. 2を6個くらいに分け、丸めて軽く押さえて平たくする。
4. フライパンに油をひいて温める。両面火が通り色がつくまで焼く。(目安:片面弱火~中火で2分)
レシピ3.にんじんスティック
(材料)
- にんじん 1/2本
- だし 適量
(作り方)
1. にんじんは皮をむき、スティック状に切る。目安幅5㎜角で4~5センチほど
2. レンジの場合は耐熱ボウルに1とヒタヒタまでだしを入れ、ラップをふんわりして加熱する。(目安600w4分~)取り出してかたさを確認し、かたいものは10秒ずつ加熱を続ける。
3. 鍋の場合、鍋に1のにんじんとかぶるくらいのだしを入れて沸騰させる。落し蓋をして、やわらかくなるまでゆでる。
4. 粗熱をしっかりとりましょう。だしにいれたまま、粗熱をとることで風味がしっかりと残ります。
離乳食にんじん初期に関するよくある3つの質問
質問1.離乳食で使うにんじんの選び方は?
離乳食に使うにんじんは新鮮で甘みのあるものを選びたいですね。色が濃く新鮮なものは栄養価も高いので、参考にしてみてください。
- ・凸凹がなくひげが少ない、なめらかなもの
- ・色が濃く、赤みが強い。
- ・葉がついている場合は、いきいきしたもの
- ・葉がついていた部分が小さく黒ずんでいないもの、新しい葉が生えていないもの
- ・丸く丸みをおびており、ずっしりと重いもの
質問2.にんじんにアレルギーはある?
にんじんはアレルギーが起きにくいといわれていますが、必ず起きないというわけではありません。初めて食べる場合は、やはり他の食材と同様に病院に行ける日の午前中に小さじ1から与え、アレルギー反応がないかよく観察しましょう。
質問3.離乳食で使うにんじんの保存方法は?
離乳職で使うにんじんは冷凍保存ができます。
ペースト状にしたにんじんを製氷皿に入れて冷凍する、または小さくカットしたにんじんを小分けにして冷凍すると便利です。冷凍する際は新鮮なにんじんを使用し、粗熱をとった後に金属製のトレーにのせ急速冷凍すると安心です。
使用する際は1週間を目安に使い切り、しっかりと加熱してから与えましょう。
まとめ
甘みのあるにんじんは、好んで食べてくれるあかちゃんが多いようです。栄養価も高く、一年中手に入りやすい食材なのでフル活用したいですね。例えばにんじんケーキにして栄養のあるおやつに、スティック状にしてつかみ食べや齧る練習にもピッタリです。小さいうちから慣れさせておくことで、大きくなってからも積極的に食べてくれますよ。