離乳食初期からキャベツは食べられる？

キャベツは離乳食初期から食べることができる食材です。年中手に入りやすく、ほんのり甘さも感じることもできるキャベツは離乳食におすすめです。

赤ちゃんの成長に必要な栄養もたっぷり含まれますので、離乳食期に入ったらぜひ取り入れてみましょう。

【月齢別】離乳食で与えるキャベツの大きさ・固さの目安

初期（生後5～6ヶ月ごろ）

やわらかく茹でてからすり潰してペースト状にしましょう。

芯など固い部分は使用せずに、柔らかい葉の部分をクタクタになるまで茹でるのがおすすめです。すり潰すのはすり鉢があると便利です。

中期（生後7～8ヶ月ごろ）

この時期も心配ならばまだペースト状がよいでしょう。やわらかく茹でることにより、細かいみじん切りでも上手に食べることができる子も出てきます。

みじん切りが飲み込みにくいようであれば、とろみをつけたり、おかゆと一緒に食べることで上手に飲み込める場合もあります。

後期（生後9～11ヶ月ごろ）

このころになると、やわらかく茹でて粗みじん切りで食べることができます。上手に飲み込めない場合はとろみをつける他、潰した芋や豆腐など、他の食材と一緒に与えてみましょう。

完了期（1～1歳半ごろ）

完了期では、やわらかく茹で５㎜～１㎝ほどの大きさにカットしたキャベツも食べることができるようになります。上手に自分でつかんで食べる子もいるのではないでしょうか。

スープやお好み焼きの具材として、また炒め物も大丈夫になる時期ですので、いろいろな料理の具材として活用することができます。

離乳食初期に使用するキャベツの調理ポイントは4つ

1.柔らかい葉の部分を使用する

キャベツの外側の葉や、芯の部分は固く茹でてもそんなにやわらかくなりません。離乳食に使用するキャベツはできるだけやわらかい葉の部分のみにし、しっかりとやわらかく茹でてあげましょう。

2.ていねいに洗う

キャベツは畑で作られるため土や、虫、農薬がついている場合があります。離乳食の調理前にはしっかりと洗ってあげてください。

3.加熱する

離乳食に使用するキャベツは必ず加熱します。赤ちゃんが食べやすいよう、やわらかく茹でてあげるだけでなく、キャベツについている虫や菌を死滅させることもできます。

4.ペースト状にする

離乳食初期では、できるだけ粒が残らない状態までペーストにすることが理想です。裏ごしやすり鉢で丁寧にすり潰してペースト状にしましょう。

ブレンダーを使う場合は、少量だとうまく撹拌できないかもしれません。その場合は、多めに作って冷凍保存をしておくのがおすすめです。

離乳食初期に使用するキャベツの保存方法

離乳食初期に使用するキャベツはペースト状にした後に冷凍保存がおすすめです。１週間を目安に使い切り、使う時は必ず加熱解凍をします。１食分ずつ小分けにしておくと使いたい分だけ電子レンジや鍋で加熱ができて便利です。

冷蔵保存もできますが、冷凍よりも雑菌が繁殖しやすいため１～２日で使い切り、加熱殺菌してから与えると安心です。

離乳食初期におすすめ！キャベツを使ったレシピ3選

レシピ1.キャベツの豆腐和え（初期から）

（材料）

豆腐　　　２５ｇ

キャベツ　１５ｇ

だし　　　　大さじ１

（作り方）

１． キャベツの柔らかい部分を茹でる。すり鉢でペースト状にする。

２． 豆腐もすり鉢でペースト状にする。

３． １と２を合わせ、だしまたはお湯で滑らかになるよう混ぜ合わせる。

レシピ2.キャベツのおやき（後期から）

（材料）

キャベツ　　　３０ｇ

小麦粉　　　　大さじ３

だし　　　　　小さじ１

油　　　　　　　適量

（作り方）

１． キャベツはやわらかく茹で、みじん切りにしておく。

２． ボウルに小麦粉とだし、１のキャベツを合わせる。

３． 温めたフライパンに油を敷き、２の生地をスプーンで食べやすい量おとして平らにする。

両面焼き色がつくまで焼く（目安　中火で３分）

レシピ3.しらすとキャベツのサラダ（中期から）

（材料）

しらす干し　　５ｇ

キャベツ　　　１５ｇ

にんじん　　　５ｇ

りんご　　　　５ｇ

（作り方）

１． しらすは茹でて塩抜きをし、刻んでおく。

２． キャベツ、にんじん、りんごもやわらかく茹でて刻む

３． １と２を和える。

離乳食初期のキャベツに関するよくある3つの質問

質問1.離乳食初期に使用するキャベツの選び方は？

離乳食初期にはやわらかく水分量の多いキャベツがおすすめです。ずっしりと重みのあるものを選ぶと、水分がたくさん含まれているということです。

グリーンボールや春キャベツなども葉がやわらかく離乳食に向いています。

質問2.キャベツに含まれている栄養素は？

キャベツには赤ちゃんの健康に欠かせない栄養素がたくさん含まれています。ビタミン類や食物繊維、カロテンや葉酸など免疫力を高めてくれる栄養素や胃腸の調子を整えてくれる働きもあるので、便秘がちなときにも試してほしい食材です。

質問3.キャベツにアレルギーはある？

キャベツが比較的アレルギーが出にくい食材ですが、まれにアレルギーが発症する場合があります。

初めて与える際は、他の食材と同様に病院に行ける日の午前中に少量を単体で与えましょう。時間が経過してから症状が出る場合もありますので、しばらくは様子を観察してあげてくださいね。

まとめ

キャベツは生だと葉が固く感じられ、離乳食に使用してもいいのか心配になるお母さんもいるかもしれませんね。柔らかい部分を選んで、よく茹でてあげることによって赤ちゃんも食べやすくなりますよ。

栄養価も高く、１年中手に入りやすいので、離乳食初期からキャベツに食べ慣れさせておくとよいですね。