【栄養士が教える!】みかんはいつから与えて良い?離乳食完了期におすすめのレシピも紹介
みかんはいつから与えて良い?
みかんは水分が多く、甘みもあって食べやすい食材で、離乳食初期から食べることができます。
米がゆや離乳食初期の野菜にも慣れたころに与えるとよいでしょう。酸味になれる練習にもよいですね。
与える量
初めて与えるときはスプーンひとさじから始めて、成長に合わせて徐々に増やしていきます。離乳食完了期で40~50gを目安にしましょう。フルーツはおかずというより、デザートなので与えすぎに注意してください。
固さや大きさ
離乳食初期では、しぼり汁やすりおろしたものから始めます。中期ごろになるとスプーンで潰したものを与えることができるようになります。舌でつぶせるくらいを目安にしましょう。
後期になると歯茎でつぶせるくらいに刻んだもので大丈夫です。そして完了期では歯茎で噛めるくらいにまで成長していれば、食べやすい大きさにカットでOKです。どの場合も、薄皮とすじは取り除いてあげてくださいね。
みかんの下ごしらえのポイント
1.薄皮をむく
薄皮やすじは食物繊維が多く、離乳食期の子どもでは噛み切ることができません。のどに詰まらせる原因にもなりますので、必ず取り除くようにしましょう。
2.酸味があるときは加熱する
みかんは酸味に慣れる練習にちょうどよい食材ですが、酸味が苦手な子は食べることができない場合もあります。そんな時は加熱すると酸味が飛んで食べやすくなりますよ。衛生面が心配な場合も加熱すると殺菌効果もあり安心です。
離乳食完了期におすすめ!みかんを使ったレシピ3選
レシピ1.みかんとトマトのサラダ
(材料)
- みかん 15g
- キャベツ 15g
- トマト 10g
- ブロッコリー 5g
- 粉チーズ 少量
(作り方)
- 1. みかんは薄皮とすじを取り除き、食べやすい大きさにカットする。
- 2. キャベツは粗めのみじん切りにする。トマトは皮をむきダイスにカットする。ブロッコリーは穂先を粗みじん切りにする。
- 3. 2の野菜を耐熱容器に入れて電子レンジで加熱する。(500w30秒目安)
- 4. みかんと3の野菜、粉チーズを和える。
レシピ2.みかんとにんじんの煮物
(材料)
- みかん 20g
- にんじん 20g
(作り方)
- 1. みかんは薄皮とすじを取り除き、食べやすい大きさに切っておく。
- 2. にんじんは短めのせん切りにする。
- 3. 鍋ににんじんとかぶるくらいの水を入れて、にんじんが柔らかくなるまで煮込む。
- 4. 柔らかくなったら、1のみかんを加えて一煮立ちさせる。
レシピ3.みかんの蒸しパン
(材料)
- 薄力粉 100g
- ベーキングパウダー 小さじ1
- 牛乳 100cc
- みかん 1/2個
(作り方)
- 1. みかんは薄皮とすじを取り除き、細かく切っておく。
- 2. ボウルに薄力粉とベーキングパウダーを入れて混ぜ合わせる。牛乳とみかんを加えてさらに混ぜる。
- 3. 紙またはシリコンカップに3の生地を入れる。底が深いフライパンに2センチほど湯を張る。生地が入ったカップをフライパンに並べて、弱火で10~13分ほど蒸す。竹串で刺して、生地がつかなければ出来上がり。
離乳食 完了期 みかんに関するよくある質問
質問1.アレルギーが発症する可能性はありますか?
みかんは比較的アレルギーを起こしにくい食材です。しかし、まれにアレルギーを発症する場合もあり、果物に含まれる酵素によって肌にかゆみや赤みがあらわれることもあります。
やはり初めて与える際には少量を病院を受診できるタイミングで与えるようにしましょう。
質問2.みかんは冷凍保存しても良いですか?
みかんは冷凍保存できる食材です。冷凍する際は薄皮やすじはとっておきましょう。
冷凍保存用のパックに入れて冷凍、もしくはつぶしたものや果汁を製氷器などに小分けして冷凍しておくのも便利です。
乳製品や水分の多い食材と一緒に冷凍すると傷みやすくなります。冷凍する際はみかん単体で冷凍し、使用する際は直前に冷凍庫から出し、レンジや鍋で短時間解凍をしてください。
質問3.缶詰のみかんを使用しても良いですか?
缶詰のみかんは離乳食後期から使用できます。ただし、缶詰のシロップには糖分がたっぷりなので使用しないようにしましょう。みかん自体もサッと水洗いするとよいですね。
まとめ
みかんを与える際は新鮮なものを選ぶようにしてください。皮の色が濃く、きめが細かいもの、ズシっと重たいものを選ぶと新鮮でおいしいのでおすすめです。
中にはみかんが苦手な子もいるかもしれませんが、急いで食べさせる必要はありません。その子のペースで進めていきましょう。