【管理栄養士が教える!】離乳食完了期におすすめのお弁当レシピ3選!作り方のコツも紹介
食べやすいお弁当づくりのコツ
1.一口大にする
お弁当のおかずは、1歳児の一口より少し小さめがおすすめです。フォークや手で一口で食べられる大きさなら食べやすく、食べこぼしも防ぐことができます。
2.手づかみしやすい
離乳食完了期の頃は手づかみで食べられるメニューを選ぶのがおすすめです。ママや誰かのサポートが無くても子どもが一人で食べられることは、子どもの自主性を育むことにもつながります。
3.彩りの良さを意識する
子どもが興味を持って楽しく食べることができるように、彩りの良い食材を選んで使いましょう。やわらかく茹でたブロッコリー、にんじん、さつまいもなどの緑黄色野菜は、栄養面でもおすすめです。
4.冷めてもおいしいメニュー
お弁当に使うのは冷めても固くなりにくいなど、冷めた状態でおいしく食べられるおかずや食材を選びましょう。温めなくても食べられるメニューだと良いですね。
他には、温かい状態よりも冷めた状態の方が、味を薄く感じるため、お弁当メニューは少し濃い味付けにすることが多いです。
5.ベビーフードや冷凍保存した食材を活用する
お弁当を毎日作ったり、よく作る方は、市販のベビーフードや冷凍保存したおかずを活用するのがおすすめです。急いで準備が必要な時や日常的に作るとき、さっと電子レンジで温めて詰めるられるように、常備しておくと便利です。
離乳食完了期のお弁当づくりの注意点
1.調理前にしっかり手を洗う
食中毒を起こさないため、調理前に手を洗い、手に傷がないかもチェックし、もし傷があるなら万一にも傷口が食品に触れないよう使い捨ての手袋などをして調理しましょう。また手だけではなく調理器具やお弁当箱も綺麗に洗います。気になる方はお酢や熱湯で消毒しましょう。
特に注意したいのが「ふきん」です。せっかく綺麗に手やお弁当箱を洗ってもふきんが清潔でないと瞬く間に菌が広がります。1歳児が食べやすいおにぎりやサンドイッチも綺麗なふきんで拭いた手で作りましょう。
2.完全に冷ましてからふたをする
細菌が活動しやすい温度は37~40℃前後と言われています。温かいうちにふたをすると細菌が活動しやすい温度になってしまいます。
お弁当に入れるものは1度平らなお皿に並べてきちんと冷ましてから詰めるようにしましょう。ご飯を詰める場合も完全に冷めてからふたをしましょう。
離乳食完了期におすすめ!簡単お弁当レシピ3選
レシピ1.高野豆腐とじゃこのふりかけ一口おにぎり
〈材料〉(作りやすい分量)
- 高野豆腐 1個
- じゃこ 大さじ2
- 白いりごま 大さじ1
- 青のり 大さじ1
- ごはん 140g
〈作り方〉
- 1.高野豆腐はすりおろす。
- 2.じゃこ・ごま・青のりを加えて混ぜる
- 3.ご飯に②を適量混ぜ、一口大ににぎる。
※お好みで塩を少々加えてください。
レシピ2.鶏ひき肉と豆腐のスティックハンバーグ
〈材料〉(2人分)
- ・鶏ひき肉 100g
- ・木綿豆腐 80g
- ・塩 少々
- ・白ねぎ 20g
- ・人参 20g
- ・油 小さじ1/2
A
- ・しょうゆ 小さじ1/2
- ・みりん 小さじ1/2
- ・水 大さじ2
〈下準備〉
- ・豆腐はペーパーに包んで重石をのせ、水切りしておく(約30分)。
- ・白ねぎ、人参はみじん切りにしておく。
〈作り方〉
- 1.耐熱容器に白ねぎ、人参を入れ電子レンジで加熱し(600W2分)、粗熱を取る。
- 2.ボウルに鶏挽き肉・塩を入れ、粘りがでるまで練り、豆腐・①を加え、よく練る。
- 3.4等分にし、空気抜きをしてスティック状に形を整える。フライパンに油を熱し、②を入れ焼く。
- 4.焼き色がついたら裏返し、Aを加え蓋をして蒸し焼きにし(弱火約5分~)取り出す。
レシピ3.かぼちゃのロールサンド
〈材料〉(2人分)
- ・食パン(12枚切り) 2枚
【かぼちゃペースト】(作りやすい分量)
- ・かぼちゃ 160g
- ・マヨネーズ 大さじ1/2
- ・はちみつ 小さじ1※1歳以下の場合は使用しないで下さい。
- ・塩 少々
〈下準備〉
- ・ かぼちゃは種・皮を除き、ひと口大に切り、耐熱容器に入れふんわりとラップをかけ、電子レンジで加熱し(500W 約3分)、つぶしておく。
〈作り方〉
- 1.ボウルにかぼちゃ・マヨネーズ・はちみつ・塩を入れ、混ぜる【かぼちゃペースト】。
- 2.食パン(2枚)に①を適量をのせ厚さが均一になるように塗り、クルクルと巻く。
- 3.ラップで包んで形を整え、休ませてから切り分ける。
かぼちゃはさつまいもに変えても作れます。
離乳食 完了期 弁当に関するよくある質問
質問1.生野菜を使用しても大丈夫ですか?
離乳食完了期ではできるだけ加熱した食材を使用しましょう。
また梅雨や夏場は、湿気や気温が高く、傷みやすいので特に注意が必要です。1歳児が食中毒になった場合は、症状が重くなることもあります。ハムやかまぼこなど冷蔵保存が必要なものも加熱してから入れるようにしましょう。
質問2.離乳食完了期に使いやすいお弁当箱の種類はありますか?
お弁当箱を選ぶときに気を付ける機能面のポイントをご紹介します。
- ・電子レンジ対応
電子レンジが使用できるお弁当箱を選ぶと、温め直すことができます。冷えて食べにくい時や電子レンジがある場合は、お弁当箱のまま温め直すことができると便利。フタをしたまま電子レンジに入れてOKかも確認するようにしましょう。
- ・仕切り付き、パッキン付き
1歳児を連れてのお出かけは、歩き回ったり、動き回ることが多いですよね。お弁当の中身がなるべく動かないように、仕切りがあるタイプを選ぶ、汁漏れ防止のためにパッキン付きを選ぶ、という点に気を付けるママも多いです。
- ・保温・保冷機能付き
離乳食期用でも保温・保冷機能のあるお弁当箱が販売されています。お出かけ先に電子レンジがない時でも温かい状態で食べることができます。
まとめ
離乳食完了期は活動量が増え、外にお出かけにいく機会も増えますよね。他にもお弁当が必要なことがあるかもしれません。
お弁当を作る際のポイントとして、この時期は自分で食べられた喜びを子どもが感じられるように、食べやすいお弁当作りを心がけましょう。また、冷めた状態でもおいしいなどお弁当の特性を押さえることも大切です。冷凍幼児食totpleteはお弁当にもぴったりです。ぜひ活用してみてください。