【栄養士が教える!】離乳食完了期におすすめ!チーズを使ったレシピ4選
チーズはいつから与えて良い?
チーズは塩分や脂肪が多いため、離乳食完了期以降から与えることができるようになります。
ただし、牛乳から脂肪分を取り除いて作るカッテージチーズは、塩分、脂肪分が少なめなので離乳食中期から与えることもできます。粒が残っているタイプを使う際は裏ごしをするなど、なめらかにして与えてくださいね。
またチーズはアレルギー症状を引き起こしやすいとされる、特定原材料の「乳」にあたります。初めて与える際は十分に注意することも忘れないでください。
離乳食におすすめなチーズの種類
初めて与える際は、やはり食べやすいカッテージチーズからがおすすめです。牛乳が好きな子は抵抗なく食べることができるのではないでしょうか。
離乳食完了期に入ってからは、パルメザンチーズやプロセスチーズ、クリームチーズなどもおすすめです。粉チーズやピザ用チーズなどを利用するのも、使いやすくてよいですね。
スモークチーズやカマンベールチーズなど、クセが強いものは避けてください。
チーズを食べさせるときの注意点
1.与える量
チーズは塩分や脂肪分が多い食材です。離乳食期には少量を心掛けるようにしましょう。
離乳食完了期ごろの1~2歳の子どもの塩分摂取目標量は、3.0g未満です。粉チーズなどによく使われるパルメザンチーズは小さじ1(2g)で塩分量0.08gです。塩分はさまざまな食材に含まれていますので、摂りすぎにならないよう注意が必要です。チーズも調味料のように風味付け程度の量を使用するようにしましょう。
2.かたさや大きさ
チーズを与える際に気をつけたいのが、誤飲です。丸やブロックのチーズはバナナなどと比べると少し固めで、1歳の子どもが歯茎でやっと噛めるくらいの固さです。
小さく切ってものどに詰まらせる可能性は十分にあります。食べやすい大きさに切ったあとも、食べている最中はよく子どもを観察してあげてください。
3.食物アレルギー
チーズの原材料は、アレルギーを起こしやすいとされる特定原材料の「乳」です。初めて食べる際は少量からを心掛け、病院に行きやすい平日の午前中に食べさせるのがおすすめです。
牛乳にアレルギー症状をだす子どもは、やはりチーズにもアレルギー反応を起こす可能性があります。乳アレルギーを持っている場合は、与える前に医療機関に相談してみましょう。
離乳食完了期におすすめ!チーズを使ったレシピ4選
レシピ1.簡単手作りカッテージチーズ
(材料)
- 牛乳 200ml
- レモン汁 小さじ1
(作り方)
- 1. 鍋に牛乳とレモン汁を入れて、ゆっくりとかき混ぜながら中火で温めます。ふつふつとしてきたら、沸騰前に火を止めます。
- 2. ボウルにざるを置き、ガーゼを敷いて1を濾します。流し入れたあと、しばらく置いておくと少しずつ自然と濾すことができます。
- 3. 軽く絞って出来上がりです。絞りすぎるとボソボソとした口当たりになってしまいます。大人用は塩で味を整えましょう。濾した水分(ホエー)も栄養満点なので、パンケーキ作りなどの際に使用するのがおすすめです。
レシピ2.チーズと海苔のトースト
(材料)
- 食パン 1枚
- 焼きのり 1枚
- スライスチーズ 1/2枚
(作り方)
- 1. 食パンにチーズをちぎってのせ、トースターで焼く。
- 2. 焼けたら海苔をちぎってのせる。パンの耳をカットし、食べやすい大きさに切る。
レシピ3.トマトトースト
(材料)
- 食パン 1枚
- トマト 1/4個
- スライスチーズ 1/2枚
(作り方)
- 1. トマトは湯剥きして、ダイスにカットした後、電子レンジで加熱する(500W2分)
- 2. トーストに1のトマトと、ちぎったチーズをのせてトースターで焼く。
- 3. パンの耳をカットし、食べやすい大きさにカットする。
レシピ4.野菜のチーズ和え
(材料)
- ブロッコリー 10g
- にんじん 5g
- たまねぎ 5g
- だし汁 100cc
- 粉チーズ 少量
(作り方)
- 1.ブロッコリーは固い芯を除き、小さくカットする。にんじん、たまねぎもそれぞれ粗みじん切りにする。
- 2.鍋に1とだし汁を入れて、柔らかく煮込む。
- 3.粉チーズを加えて風味をつける。
まとめ
チーズを食べられるようになると、料理のレパートリーが広がりますね。そのままおやつとして与えたり、味のアクセント、カルシウムやたんぱく質も豊富で栄養補給にもピッタリの食材です。
アレルギーや与えすぎに注意して、上手にチーズを取り入れてみましょう。