【栄養士が教える!】離乳食完了期におすすめのベーコンレシピ4選!取り入れるときのポイントも紹介
ベーコンはいつからどれくらいの量を与えて良い?
小さいお子さんにベーコンを与える場合は1歳を過ぎてからにしましょう。大人にとってのベーコンは手軽で美味しい食材ですね。
しかし、ベーコンは塩分も脂肪も高い食材であり、1歳の子どもにそのまま食べさせることはNGです。与える際は塩抜きをしっかりとして、少量のベーコンを風味付け程度に使うことを心掛けてください。
離乳食にベーコンを取り入れるときの3つのポイント
添加物の少ないものを選ぶ
ベーコンを購入する際のポイントは、無添加のものや添加物があまり使用されていないものを選ぶことです。一般に売られているベーコンは、あくまで大人向けの食材として作られています。
小さな子どもに与える場合は、なるべく添加物を使っていないものを選びたいですね。
少量をしっかり塩抜きする
近頃では低塩のベーコンが売られていることもありますが、それでも小さな子どもにとっては塩分も脂肪も高い食材です。
料理するときはお湯で湯掻いてしっかりと塩抜をすること、また与える際はほんの少量にすることが大切です。
薄味を意識する
離乳食の味付けは薄味が基本ですが、ベーコンを使うと塩抜きをしていても、いつもより濃くなってしまいやすくなります。
そんな時はベーコンから出るだしは薄めて使うこと、また塩や醤油など他の調味料もいつもより少なく使います。使わないで味付けをしてみるのもよいでしょう。ベーコンは調味料の代わりの風味付けとして使用するとよいですね。
離乳食につかうベーコンの下ごらえ方法
ベーコンの下ごしらえはとても簡単です。鍋に多めのお湯を沸かして1分以上湯がきます。湯がいたベーコンはやけどに注意して、ザルにあげましょう。これで塩抜きと脂肪分を大幅に取り除くことができます。
流水で塩抜きする方法やベーコンを焼いてしみ出た塩分と脂肪分をふき取るという方法もありますが、しっかりと塩分と脂肪分を取り除きたい場合は湯がく方法がおすすめです。
離乳食完了期におすすめのベーコンレシピ4選
レシピ1.ベーコン入りかぼちゃのサラダ
(材料)
- かぼちゃ 30g
- たまねぎ 10g
- にんじん 20g
- ベーコン 5g
- 砂糖 少々
- 塩 少々
(作り方)
- 1. ベーコンは湯がいて塩抜きをして刻む。かぼちゃは茹でて潰しておく。にんじん、たまねぎは小さく刻んで茹でておく。
- 2. 1を混ぜ合わせて、ほんの少量の砂糖と塩で味付けをする。
レシピ2.野菜とベーコンの炒め物
(材料)
- ほうれん草の葉 2枚
- にんじん 10g
- コーン缶 10g
- ベーコン 4g
- しょうゆ 少量
(作り方)
- 1. にんじんはせん切りにして、ほうれん草は食べやすい大きさに切る。ベーコンは湯がいて塩抜きをし、小さく刻む。
- 2. フライパンにベーコンとにんじんを入れ、中火で炒める。にんじんに火が通ったら、ほうれん草とコーンも入れさらに炒める。火が通りしんなりしてきたら、しょうゆを少量入れて風味付けをする。
レシピ3.野菜スープ
(材料)
- レタス 葉1枚
- にんじん 10g
- たまねぎ 10g
- ベーコン 3g
- やさいだし 60cc
(作り方)
- 1.ベーコンは湯がいて塩抜きをし、小さく刻んでおく。にんじんとたまねぎは8mm角に切っておく。
- 2.鍋にやさいだしとにんじん、たまねぎを入れて中火で煮る。火が通ったらレタスとベーコンを入れて、さらに一煮立ちさせる。
レシピ4.米粉の蒸しパン
(材料)
- 米粉 100g
- ベーキングパウダー(アルミフリー) 小さじ1
- にんじん 40g
- ベーコン 8g
- 豆乳 100cc
(作り方)
- 1. ベーコンは湯がいて塩抜きをし、小さく刻む。
- 2. にんじんはすりおろしておく。
- 3. ボウルに米粉とベーキングパウダー、にんじん、豆乳を入れて、混ぜ合わせる。
- 4. カップに入れて蒸し器で蒸す。(目安10~12分)
- 5. 竹串などで刺してみて、生地が付いてこなければ出来上がり。ついてくる場合は、もうしばらく加熱してみてください。
離乳食 完了期 ベーコンに関するよくある質問
質問1.アレルギーの危険性はありますか?
ベーコンの主な原材料はアレルギー表示28品目の一つ「豚肉」です。アレルギーを起こす可能性は十分にあります。また商品によっては卵などが使われている場合もありますので、原材料表示をよく確認をしてから与えるようにしてくださいね。
質問2.ベーコンの保存方法を教えてください。
ベーコンの保存方法は冷蔵保存を勧めるメーカーが多いようです。冷凍すると風味や食感が損なわれるためです。
冷蔵保存の場合、開封した物は乾燥を避けるために、ラップで包み賞味期限に関わらず2~3日を目安に、早めに食べるようにしましょう。ただし、加熱済みのものは日持ちしないので、当日中に食べるのがよいでしょう。
冷凍する場合は小分けにしてラップなどに包み、保存袋に入れて冷凍すると使いすくおすすめです。未開封な場合はパックごとでも冷凍可能です。
まとめ
大人にとっては美味しい手軽な食材のベーコンでも、小さな子どもに与える際は注意しなければいけないことも多いですね。1歳の子どもにとって高い塩分や脂肪分は身体の大きな負担になりますし、薄味に慣れておくことも大切です。
たまに少量を使う程度ならば、新しい風味を子どもに食べさせたいときに便利ですね。あくまで風味づけということに気を付けて、離乳食のレパートリーとして使用してみましょう。