
【栄養士が教える!】離乳食のヨーグルトはいつから?選び方や注意点、おすすめレシピを紹介

ヨーグルトはいつから与えて良い?
ヨーグルトは生後7~8か月ごろから食べることができます。ヨーグルトは栄養がたっぷりで整腸作用もあるので、ぜひ離乳食に取り入れてほしい食材です。
離乳食初期から与えることができる乳幼児専用のものなどもありますので、そちらはパッケージに記載されている月齢から与えることができます。
離乳食にヨーグルトを与えるメリット
ヨーグルトは口当たりがマイルドで好んで食べてくれる赤ちゃんが多く、手軽に離乳食に取り入れることができるので、忙しいお母さんたちの強い味方ですね。
たんぱく質やカルシウムをはじめ赤ちゃんの成長に必要な栄養がたっぷり含まれています。また、乳酸菌などの善玉菌を多く含みますので、おなかの調子を整えてくれるというメリットもあります。
離乳食にヨーグルトを与える際の注意点
1.平日の昼間に与える
ヨーグルトは乳製品ですので、アレルギーが心配な食材でもあります。はじめて与える際は病院に行ける日の午前中に少量を与え、様子をみるようにしましょう。
症状は蕁麻疹やかゆみ、下痢など赤ちゃんによってさまざまなので、食べた直後から2時間ほど注意深く観察してあげてください。
2.与える量に気をつける
ヨーグルトは栄養豊富で整腸作用がありますが、食べすぎるとお腹をこわすこともあります。下痢や嘔吐、腹痛などをおこす可能性があるので、与えるようには気をつけましょう。
目安:離乳食初期:50g程度、離乳食中期:70g程度、離乳食後期:100g程度
3.冷たいヨーグルトは与えない
離乳食では、ほとんどの食材を殺菌のために加熱して与えます。しかしヨーグルトの場合は、60℃以上に加熱することで善玉菌まで死滅してしまいますので、加熱しすぎないように気をつけましょう。
ヨーグルトは加熱しないで与えることもできますが、冷蔵庫から出した冷たいヨーグルトは赤ちゃんの胃腸への刺激が強すぎます。ヨーグルトを少し常温に置いて与える、または100gのヨーグルトを500wのレンジで40秒ほど温めて与えるとよいでしょう。人肌ぐらいの温かさが食べやすいですね。
離乳食におすすめ!ヨーグルトを使ったレシピ3選
レシピ1.ヨーグルトプリン
(材料)
- ヨーグルト 150g
- 牛乳 80g
- 砂糖 小さじ1
- 粉ゼラチン 3g
(作り方)
- 1. 粉ゼラチンは少量の水で溶かしておく。
- 2. 鍋に牛乳と砂糖を入れ、混ぜながら温める。この時に沸騰させないようにする。
- 3. 火を止めて、ヨーグルトを加えて混ぜ合わせる。温かいうちに1の粉ゼラチンを加えてよく混ぜ合わせる。
- 4. 器に流し入れて、粗熱がとれたら冷蔵庫で固まるまで冷やす。(1時間以上)
レシピ2.野菜のヨーグルトサラダ
(材料)
- ブロッコリー 1房
- にんじん 10g
- りんご 20g
- ヨーグルト 100g
(材料)
- 1.ブロッコリー、にんじん、りんごはややわらかく茹で、ブロッコリーは穂先のみ使う。にんじん、りんごは月齢に合わせて小さく刻む。
- 2.ボウルに1の野菜とヨーグルトを和える。
レシピ3.バナナヨーグルトサンド
(材料)
- 食パン10枚切り 1枚
- バナナ 1/2
- ヨーグルト 30g
(作り方)
- 1. 食パンは耳をカットして、半分にかとしておく。
- 2. バナナはスプーンの背などでつぶしてヨーグルトと混ぜ合わせておく。
- 3. 1の食パンの1枚に2のペーストを塗って、もう1枚の食パンで挟む。
- 4. 食べやすい大きさにカットして完成。
離乳食 ヨーグルトに関するよくある質問
質問1.ヨーグルトは冷凍保存できる?
ヨーグルトは無糖だと分離しますので、おすすめできません。砂糖やジャムなどを加えておくと、分離を防いで冷凍することもできます。
しかしヨーグルトは善玉菌まで死滅するので、加熱解凍ができません。そのため離乳食として与えるヨーグルトは冷凍せずに新しいヨーグルトを使うようにしましょう。
質問2.ヨーグルトは毎日食べさせても大丈夫?
ヨーグルトは毎日食べさせても大丈夫です。しかしたくさん食べさせるとお腹をこわすこともありますので、量には注意が必要です。また砂糖が入ったものは少量にする、必要なたんぱく質量などを考えて与えるとよいでしょう。
質問3.市販ヨーグルトの選び方は?
市販のヨーグルトを離乳食に使う際には、無糖タイプを選びましょう。加糖タイプは赤ちゃんには味が濃い場合がほとんどです。無糖タイプをアレンジしたり、乳幼児用のものを選んで使用してみてください。
まとめ
ヨーグルトはなめらかで食べやすく、デザートからソースなどアレンジもしやすい食材です。手軽に栄養が摂れて、家族みんなで食べることができる食材なので、ぜひ離乳職に取り入れてみてください。