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【管理栄養士が教える】離乳食のほうれん草はいつから?大きさや量の目安、おすすめレシピをご紹介!

2024.02.09
【管理栄養士が教える】離乳食のほうれん草はいつから?大きさや量の目安、おすすめレシピをご紹介!

 

ほうれん草はいつから与えていい?

栄養価の高いほうれん草は、赤ちゃんの食事に取り入れたいと思う方も多いかもしれませんね。

ほうれん草は、生後5,6ヶ月頃、離乳初期から与えることができます。ただし、アクが強く、食物繊維もあるので、調理にはおさえておきたいポイントがあります。月齢別にみていきましょう。

 

 

【月齢別】離乳食で与えるほうれん草の大きさ・量の目安

初期(生後5~6ヶ月ごろ)

離乳初期では、葉先の柔らかい部分のみを使用します。ほうれん草はアクが強いので、柔らかくなるまで茹でたら水にさらし、しっかりアク抜きをしましょう。

初めて与える時は、裏ごしするのがおすすめです。

中期(生後7~8ヶ月ごろ)

離乳中期でも、葉先の柔らかい部分を使用して調理します。すりつぶしたり、みじん切りにしてとろみをつけたりするとよいでしょう。

後期(生後9~11ヶ月ごろ)

離乳後期からは、葉先だけでなく、茎も使えるようになります。

粗めのみじん切りくらいのサイズが目安です。細かく刻むときに、葉の縦と横から包丁を入れると、繊維が切れて食べやすくなりますよ。

完了期(1~1歳半ごろ)

離乳完了期では、5mm〜1cm程度のサイズでも食べられるようになります。炒め物など、調理の幅も広がっていきますが、料理に使う場合も必ず下茹でし、アク抜きをするようにしましょう。

 

 

離乳食で使用するほうれん草の調理ポイント

1.アク抜きをする

ほうれん草などアクの強い野菜は、苦味成分が含まれているため、茹でたあと水にさらし、しっかりアク抜きするようにしましょう。

赤ちゃんにとって苦味は「毒」とイメージするため、受け入れづらい味です。なかなか食べてくれない場合は、アク抜きがしっかりとできているか確認してみましょう。

2.すりつぶしてペースト状にする

離乳初期〜離乳中期前半頃、ほうれん草はすりつぶして与えます。

ほうれん草を柔らかくなるまで茹でて水にさらし、すり鉢ですりつぶします。

離乳初期では、裏ごしして繊維質を取り除くとよいでしょう。ハンドブレンダーなどを使い、裏ごししない場合は、葉の太い葉脈を取り除いてから調理するのがおすすめです。

3.冷凍ほうれん草は加熱する

離乳食には冷凍ほうれん草も活用することができます。アク抜きなど下処理はされていますが、赤ちゃんは細菌などへの抵抗力が弱いため、しっかり加熱してから与えるようにしましょう。

 

 

離乳食で使用するほうれん草の保存方法

ほうれん草を冷凍保存する場合は、加熱調理したものを製氷皿やフリーザーバッグに入れて保存します。小分けにしておくと、使用するときに必要分だけ取り出せて便利ですよ。冷凍での保存期間は約1週間です。

 

 

離乳食におすすめ!ほうれん草を使ったレシピ3選

レシピ1.ほうれん草のピューレ(離乳初期)

<材料(15mlの製氷皿×3つ分)>

ほうれん草…30g

白湯…小さじ1〜

 

<作り方>

①鍋に湯を沸かし、ほうれん草を入れ、柔らかくなるまで茹でる(約10分)。

②水にさらし、軽くしぼる。

③裏ごしし、白湯でかたさを調整する。

※ほうれん草にはシュウ酸が含まれているため、茹で湯は使わずに、かたさの調整は必ず白湯を使用しましょう。

 

レシピ2.ほうれん草のおかか和え(離乳中期)

<材料(5食分)>

ほうれん草(葉)…40g

かつお節(削り節)…0.5g

だし汁…100ml

 

水溶き片栗粉

片栗粉…小さじ¼

水…小さじ½

 

<下準備>

・ほうれん草は下茹でし、水にさらし、水気をしぼる。みじん切りにする。

<作り方>

①鍋にほうれん草、だし汁を入れ、柔らかくなるまで煮る(沸騰後、フタをして弱火〜中火5分〜)。

②かつお節を加え、サッと煮る。

③水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。

④すりつぶす。

★冷凍で1週間保存可能

 

レシピ3.ほうれん草の3食ナムル(離乳後期)

<材料(5食分)>

ほうれん草…30g

にんじん…30g

もやし…20g

ごま油…小さじ¼

だし汁…120ml

しょうゆ…小さじ¼

白すりごま…小さじ¼

 

水溶き片栗粉

片栗粉…小さじ¼

水…小さじ½

 

<下準備>

・ほうれん草は下茹でし、水にさらして水気をしぼり、長さ5mm程度に細かく刻む。

・にんじんは皮をむき、長さ5mmのせん切りにする。

・もやしはひげ根を取り除き、みじん切りにする。

<作り方>

①鍋でごま油を熱し、にんじん、もやしを入れ、しんなりするまで炒める(中火)。

②ほうれん草を加えサッと炒め、だし汁を加え、柔らかくなるまで煮る(弱火〜中火約5〜6分)。

③しょうゆ、白すりごまを加え、サッと煮る。

④水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。

★冷凍で1週間保存可能

 

 

離乳食ほうれん草に関するよくある3つの質問

質問1.離乳食で使用するほうれん草の選び方は?

離乳食で使用するほうれん草は、新鮮なものを使いましょう。

葉に厚みがあり、色が濃いもの、葉先にピンとハリがあり、みずみずしいものを選ぶとよいでしょう。

質問2.ほうれん草に含まれる主な栄養素は?

ほうれん草にはβ-カロテンや葉酸などのビタミン、鉄やマグネシウムなどのミネラルが多く含まれています。赤ちゃんは生後9ヶ月頃から鉄が不足しやすくなるので、ほうれん草は鉄の摂取におすすめです。

質問3.ほうれん草にアレルギーはある?

ほうれん草はアクが強く、じんましんや食物アレルギーのような症状を引き起こす原因となる、ヒスタミンが多く含まれています。しっかり加熱して水にさらし、アク抜きをするようにしましょう。

また、体調の悪い時は、大量に与えないように気をつけましょう。

 

 

まとめ

ほうれん草は、葉先の柔らかい部分を使い、すりつぶすことで、離乳初期から食べられる食材です。アク抜きの必要があり、少し手間に感じてしまうかもしれませんが、ビタミンやミネラルが多く、特に離乳後期から不足しやすい鉄も含んでいますので、離乳食に上手に活用してみてくださいね。

 

 


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