【栄養士が教える】離乳食のおにぎりはいつから?調理ポイントやおすすめレシピをご紹介!
離乳食におにぎりはいつから与えていい?
おにぎりは軟飯が食べられるようになった、離乳食後期ごろから食べることができるようになります。手づかみ食べの練習やおやつにもピッタリです。
離乳食の進み具合によって、ごはんの固さや量を調整しながら与えましょう。
離乳食用おにぎりをつくる際のポイントは3つ
1.手づかみ食べしやすい大きさにする
赤ちゃんにおにぎりを与えるときは、手づかみをして食べやすいよう、大きさに注意しましょう。
丸いおにぎりの場合は口に入れやすいよう、赤ちゃんの一口よりも少し小さめに。おにぎりがくずれたり、口に詰め込みすぎるのを防いでくれます。齧る練習にもなる棒状おにぎりもおすすめです。
2.ラップを使用する
おにぎりを握るときには、衛生的にラップを使用しておにぎりを作るのがおすすめです。
冷めたご飯は固くなり、握りずらいです。ラップは耐熱性のあるものを使い、ごはんが温かいうちに握りましょう。
3.のりを使用するときは工夫する
離乳食期のおにぎりには、大人のおにぎりのようにのりを巻き付けるのはやめましょう。のりは噛みきりずらく、のどに張り付くなど窒息の原因になる可能性があります。
海苔は赤ちゃんの消化器官の負担にもなりやすいので、少量を刻んで混ぜ込むなどの工夫が必要になります。水分でとろとろにふやかして与えたり、青のりを使用するのもよいですね。
1歳以降は小さくちぎって貼り付けても大丈夫ですが、食べるときは詰まらせないよう見守ってあげてくださいね。
離乳食におすすめ!簡単おにぎりレシピ3選
レシピ1.チーズおかか焼きおにぎり
(材料)
軟飯 80g
かつおぶし 大さじ1
チーズ 5g
(作り方)
1. かつおぶしを刻む。
2. 軟飯と1のかつぶし、チーズを混ぜあわせる。
3. ラップで丸め、少し平たくする。
4. フライパンで両面焼き目がつくまで焼く。
レシピ2.たまごおにぎり
(材料)
軟飯 80g
青のり 適量
ごま 適量
溶き卵 1個分
油 適量
(作り方)
1. 軟飯と青のり、胡麻を混ぜ合わせる。
2. ラップなどで1を小さな丸おにぎりにする。
3. 温めたフライパンに油を薄く敷き、溶き卵に2のおにぎりをくぐらせて焼く。
4. 全体的に卵が固まり焼き色がついたら、出来上がり。
レシピ3.鮭おにぎり
(材料)
軟飯 80g
生鮭 1/4切れ
ほうれん草 葉の部分1/2 枚
チーズ 適量
(作り方)
1. 生鮭はフライパンで両面しっかりと焼く。
2. 鮭の皮と骨を丁寧に取り除いておく。
3. ほうれん草はやわらかく茹で、刻んでおく。
4. ご飯と2の鮭、3のほうれん草、チーズを混ぜ合わせる。
5. ラップなどで、形を作る。
離乳食おにぎりに関するよくある3つの質問
質問1.離乳食のおにぎりにのりを使ってもいい?
のりは離乳食後期から食べることができます。しかし味付けがされているものは離乳食期には避け、焼きのりを使います。
味付きのものは大人向けに作られています。できれば幼児期以降も焼きのりを与えるようにしましょう。
質問2.離乳食用のおにぎりは保存できる?
おにぎりは冷凍保存ができます。衛生面を考えて素手で握らずに、ラップや型を使います。
1個ずつラップで包んだものを冷凍保存します。保存した物は1週間を目安に使い切り、加熱解凍したものを与えましょう。
質問3.離乳食のおにぎりにおすすめの具材は?
離乳食のおにぎりにおすすめな具材は手軽に使えて、栄養価の高いものです。肉や魚、野菜なんでもよいですが、かつおぶし、ツナ、チーズ、しらすなどは手軽でたんぱく質も豊富ですね。
ふりかけを使うときは手作りしたり、赤ちゃん用のものを使用し味が濃くならないよう注意しましょう。
まとめ
離乳食は手づかみ食べの時期に入った赤ちゃんにピッタリのメニューです。手がべたべたするのを嫌がる赤ちゃんには、きなこやふりかけで表面を覆ってあげるとべた付きが減って食べやすくなります。
離乳食のご飯はやわらかく握りづらい場合は、おにぎりを握るグッズなども利用してみましょう。食事やおやつにもピッタリのおにぎりで、美味しく栄養補給をさせてあげましょう。