【管理栄養士が教える】離乳食のオクラはいつから?下ごしらえや保存方法、おすすめレシピをご紹介!
オクラはいつから与えていい?
オクラは、7月〜9月頃に旬を迎える、代表的な夏野菜です。旬の時期には手頃な価格で手に入り、少量ずつ使えて、栄養価も高いので離乳食にもぴったりです。
離乳食では、生後7〜8ヶ月頃、離乳中期から与えることができます。食べ物を舌でつぶせるようになってから食べさせるようにしましょう。
離乳食に使用するオクラの下ごしらえは3ステップ
ステップ1:こすり洗いでうぶ毛をとる
オクラの下処理では、板ずりして産毛をとりますが、離乳食では、板ずりに使う塩の塩分が気になる方もいらっしゃるかもしれません。オクラの産毛はこすり洗いして落とすようにしましょう。
オクラはネットに入って売られていることが多いですが、このネットを活用するのもおすすめです。オクラをネットごとこすり合わせると産毛がとれますよ。
ステップ2:種を取り出す
オクラの種は口に残るなど、赤ちゃんにとっては食べづらいため、離乳中期〜離乳後期では取り除きましょう。離乳完了期頃から少しずつ種も食べられるようになります。
ステップ3:柔らかくなるまで長めに茹でる
赤ちゃんにとって、オクラは食べにくい食材なので、しっかりと柔らかくなるまで茹でるようにしましょう。
離乳食に使用するオクラの保存方法
オクラは乾燥や低温が苦手なため、直接冷気が当たらないように、キッチンペーパーなどで包み、ポリ袋に入れて口を軽く閉じ、野菜室で保存しましょう。傷みやすい野菜なので、なるべく早く使うのがおすすめです。
また、茹でてから冷凍保存しておくこともできます。下処理して柔らかく茹で、1食分ずつ小分けにして冷凍しましょう。
離乳食におすすめ!オクラを使ったレシピ3選
レシピ1.オクラと納豆の和風うどん(離乳後期)
<材料(1食分)>
オクラ…8g
納豆…10g
うどん(冷凍)…60g
だし汁…120ml
しょうゆ…2〜3滴
<下準備>
・オクラはヘタを切り落とし、ガクのまわりをむく。
縦半分に切り、種を取り除き、2〜3mm角に切る。
・うどんは電子レンジ加熱で解凍し、1〜2cmの長さに切る。
<作り方>
①鍋にオクラ、うどん、だし汁を入れ、柔らかくなるまで煮る(沸騰後、フタをして弱火〜中火約7〜8分)。
②しょうゆを加え、サッと煮る。
③器に盛り付け、納豆をのせる。
レシピ2.オクラのおかか和え(離乳後期)
<材料(5食分)>
オクラ…50g
だし汁…100ml
しょうゆ…小さじ¼
かつお節(削り節)…0.5g
<下準備>
・オクラはヘタを切り落とし、ガクのまわりをむく。
縦半分に切り、種を取り除き、2〜3mm角に切る。
<作り方>
①鍋にオクラ、だし汁を入れ、柔らかくなるまで煮る(沸騰後、弱火約5〜6分)。
②水気を飛ばし、しょうゆ、かつお節を加え、混ぜる。
レシピ3.さといもとオクラの柔らか煮(離乳後期)
<材料(5食分)>
さといも…80g
オクラ…8g
だし汁…120ml
しょうゆ…小さじ¼
水溶き片栗粉
片栗粉…小さじ¼
水…小さじ½
<下準備>
・さといもは皮をむき、1cm角に切る。
・オクラはヘタを切り落とし、ガクのまわりをむく。
縦半分に切り、種を取り除き、2〜3mm角に切る。
<作り方>
①鍋にさといも、オクラ、だし汁を入れ、柔らかくなるまで煮る(沸騰後、弱火約7〜8分)。
②しょうゆを加え、サッと煮る。
③水溶き片栗粉を加え、とろみをつける。
離乳食オクラに関するよくある3つの質問
質問1.離乳食に冷凍のカットオクラは使える?
冷凍オクラも離乳食に使えますが、種が入っていますので、離乳後期までは、種を取り除くようにしましょう。また、メーカーによって、板ずりしていないものもあるかもしれません。
赤ちゃんの食べる様子を見て、舌触りなど嫌がらない場合は、活用してもよいでしょう。
質問2.オクラに含まれる主な栄養素は?
オクラにはβ-カロテンやビタミンB1などのビタミン、カリウムやカルシウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれるほか、食物繊維の一種であるペクチンが含まれています。
質問3.オクラにアレルギーはある?
オクラは口の周りが赤くなるなどのアレルギー反応が出る可能性があります。
気になる症状がある場合は、早めに病院を受診するようにしましょう。
まとめ
離乳食でのオクラの活用方法をお伝えしました。
オクラのネバネバは離乳食のとろみづけにもなります。旬の時期にしか食べられない野菜なので、ぜひ、旬の時期には、オクラを離乳食に取り入れてみてくださいね。