
【栄養士が教える】離乳食後期にはお好み焼きがおすすめ!おすすめレシピ4選

離乳食後期にお好み焼きがおすすめな4つの理由
1.手づかみ食べがしやすい
離乳食後期ごろの赤ちゃんは積極的に手づかみ食べをする子が多いですね。お好み焼きは赤ちゃんが手づかみ食べをしやすい大きさややわらかさに調整しやすく、手づかみ食べの練習にもおすすめです。
2.野菜がたくさん食べられる
お好み焼きと言えばたくさんのキャベツが入っていますね。他にも小さく刻んだにんじんやたまねぎなど、いろんな種類の野菜を加えることが可能です。
3.親子で一緒に食べられる
お好み焼きは大人でも好きな方が多いメニューですね。具材は赤ちゃんに合わせておけば、ソースを変えるだけで大人用のお好み焼きとして食べることができます。大人と同じものを食べていることで、赤ちゃんの食事への関心も高まります。
4.冷凍保存ができる
お好み焼きは焼いた後に冷凍しておくことができます。忙しい日の食事やおやつに冷凍庫から取り出して、レンジ加熱するだけなので助かりますね。
離乳食用のお好み焼きをつくる5つの工夫
1.野菜は細かくカットする
赤ちゃんが手づかみ食べをする際、中の具材が大きいとのどに詰まらせてしまいます。離乳食の時期に合わせて、具材を細かくカットして食べる際も見守ってあげましょう。お肉はひき肉を使うと安心ですね。
2.スティック状にする
手づかみ食べを始めたころの赤ちゃんは、スティック状に作ってあげると食べやすいようです。
ころころだと、上手く口に入らなかったり、握りつぶしたりして食べづらいので、赤ちゃんが握りやすいサイズにスティック状に仕上げましょう。
3.青のりは生地に練り込む
青のりを使う際は、上からかけるのではなく生地に練りこむことで食べやすくなります。青のりなしとありの2種類作っておくと、違いを楽しめます。
4.しっかり火を通す
離乳食ではしっかり火を通すことが重要です。生の生地が残っていると、胃腸が未発達の赤ちゃんはお腹を壊してしまいます。
また野菜も火が通ていないと固かったり、赤ちゃんの身体に負担がかかってしまいます。肉や野菜などの具材はあらかじめ加熱しておいたものを混ぜ込む、生地は薄めに焼いたり蒸し焼きにするなどして、しっかり火を通して下さい。
5.ソースは小皿に入れる
離乳食期では薄味が基本なので、ソースはつけないで与えることがおすすめです。大人のお好み焼きを欲しがったり、食べないなどの理由でソースをつける場合は、1歳からソースの使用が可能です。ソースを塗ってしまうと手づかみ食べができないので、小皿に入れてつけながら食べるとよいでしょう。
離乳食におすすめなお好み焼きレシピ4選
レシピ1.卵不使用で作るお好み焼き
(材料)
キャベツの葉 30g
にんじん 10g
かつおぶし 1グラム
小麦粉 40g
塩 少々
水 50cc~
油 適量
(作り方)
1. キャベツとにんじんはみじん切りにして、電子レンジでやわらかくなるまで加熱しておく。(目安600w 3分~)かつおぶしも大きい場合は、みじん切りにしておく。
2. ボウルに1のキャベツ、にんじん、かつおぶし、小麦粉、塩、水を入れて、よく混ぜ合わせる。
3. 温めたフライパンに油を引き、2の生地を食べやすい大きさになる分量ずつお玉で流し入れる。両面焼き色がつくまで焼く。(目安中火で 片面2分)竹串で刺して、中まで火が通り生地がついてこないようなら出来上がり。
レシピ2.豆腐入りお好み焼き
(材料)
豆腐 50g
小麦粉 大さじ2
キャベツ 30g
にんじん 10g
豚ひき肉 10g
かつおぶし 1g
青のり 少々
(作り方)
1. 豆腐は、へらなどでよく潰してペースト状にしておく。
2. キャベツとにんじんはみじん切りにして、電子レンジでやわらかくなるまで加熱しておく。(目安600w 3分~)かつおぶしも大きい場合は、みじん切りにしておく。
3. 豚ひき肉は茹でて火を通しておく。
4. ボウルにキャベツとにんじん、かつおぶし、豚ひき肉、豆腐、小麦粉、青のりすべての材料を入れて、よく混ぜ合わせる。
5. 温めたフライパンに油を引き、4の生地を食べやすい大きさになる分量ずつお玉で流し入れる。両面焼き色がつくまで焼く。(目安中火で 片面2分)竹串で刺して、中まで火が通り生地がついてこないようなら出来上がり。
レシピ3.納豆入りお好み焼き
(材料)
小麦粉 大さじ2
納豆(ひきわり) 25g
キャベツ 30g
にんじん 10g
かつおぶし 1g
青のり 少々
塩 少々
水 大さじ2
油 適量
(作り方)
1.キャベツとにんじんはみじん切りにして、電子レンジでやわらかくなるまで加熱しておく。(目安600w 3分~)かつおぶしも大きい場合は、みじん切りにしておく。
2.ボウルにキャベツとにんじん、かつおぶし、納豆、塩、小麦粉、青のり、水すべての材料を入れて、よく混ぜ合わせる。
3.温めたフライパンに油を引き、4の生地を食べやすい大きさになる分量ずつお玉で流し入れる。両面焼き色がつくまで焼く。(目安中火で 片面2分)竹串で刺して、中まで火が通り生地がついてこないようなら出来上がり。
レシピ4.野菜たっぷりお好み焼き
(材料)
キャベツ 30g
かぼちゃ 20g
しめじ 5本
たまねぎ 10g
卵 1個
小麦粉 大さじ1
だし 大さじ1
油 適量
(作り方)
1.キャベツ、かぼちゃ、しめじ、たまねぎはみじん切りにして、やわらかくなるまで茹でておく。
2.1の野菜と小麦粉をボウルに入れて混ぜ合わせる。溶いた卵とだしを加えてさらに混ぜ合わせる。
3.温めたフライパンに油を引き、4の生地を食べやすい大きさになる分量ずつお玉で流し入れる。両面焼き色がつくまで焼く。(目安中火で 片面2分)竹串で刺して、中まで火が通り生地がついてこないようなら出来上がり。
離乳食お好み焼きに関するよくある3つの質問
質問1.離乳食でお好み焼きを与える際の注意点は?
お好み焼きには小麦粉や卵など、比較的アレルギーが出やすい食材が含まれます。また練りこむ具材も、初めて食べる食材は混ぜ込まずに事前にアレルギーがないか確認してから使用してください。
混ぜ込んだものからアレルギーを特定するのは難しいため、必ず個別でアレルギーの有無を確認しておくことが大切です。
質問2.離乳食用のお好み焼きに使用するお肉はどれがいい?
離乳食のお好み焼きには刻む手間が省けるひき肉がおすすめです。お肉のアレルギーやひき肉がない場合は、ひきわり納豆を入れることで、たんぱく質を摂ることができます。
質問3.キャベツ以外にどんな野菜を入れるのがおすすめ?
キャベツ以外にも、にんじんやたまねぎなどいろんな種類の野菜を入れることで、栄養バランスも整いますね。甘みを出したいときにはかぼちゃ、にんじんやブロッコリーのつぼみなどは色味もよくなります。
まとめ
お好み焼きは手づかみ食べがしやすく、具材を変えることで味や栄養のレパートリーもいろいろ増やせるメニューです。冷凍ストックができるので、忙しい日にもきちんと栄養を取らせてあげたいときにも便利ですね。
野菜が苦手な赤ちゃんもお好み焼きなら食べるという子もいるようで、大変な離乳食期に活躍してくれるメニューですね。