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【管理栄養士が教える!】離乳食の冷凍保存方法とは?調理のコツや保存アイテムを詳しく紹介

2023.09.06
【管理栄養士が教える!】離乳食の冷凍保存方法とは?調理のコツや保存アイテムを詳しく紹介

離乳食における冷凍保存のポイントは5つ

1.新鮮で冷凍可能な食材を選ぶ

食材はできるだけ新鮮なものを使うようにしましょう。食材を買ったその日に下ごしらえをして冷凍しておくと安心です。

離乳食によく使用する、パンやうどん、人参やかぼちゃなどは冷凍することができますが、冷凍に適さない食材もあります。

2.下ごしらえをしてから冷凍する

離乳食を冷凍する時には、離乳食の段階に合わせた下ごしらえをしてから冷凍しておくと便利です。

下記を参考に、赤ちゃんの食べられる形状に下ごしらえをしてから冷凍しておきましょう。

【5ヶ月~6ヶ月頃】離乳食初期

滑らかなポタージュ状 /おかゆ1さじから様子を見て増やす

【7ヶ月~8ヶ月頃】離乳食初期

豆腐くらいの固さ・2mm程度のみじん切り/おかゆ50~80g程度

【8ヶ月~11ヶ月頃】離乳食後期

バナナくらいの固さ・6mm程度の大きさ/おかゆ90gや軟飯80g

【1歳~1歳半】離乳食完了期

肉団子くらいの固さ・1cmくらいの角切り/軟飯90gやご飯80g

3.保存期間は1週間を目安に使い切る

体が未発達で免疫も低い赤ちゃんにとっては、離乳食は安全で衛生的であることが欠かせません。保存期間は注意するようにしましょう。

4.保存に適した容器を使用する

一般的なものが離乳食をキューブ状に保存できる製氷器です。量が測りやすく、食べる量も少ない初期の離乳食作りに特におすすめです。

また容器ではなくジップロックなどの保存袋に薄く平らに入れて冷凍する方法もあります。 離乳食の冷凍保存におすすめのアイテムとしてご紹介していますので参考にしてみてください。

5.再加熱してから与える

冷凍しても殺菌されるわけではないので、再加熱調理してから食べるようにします。一度解凍したものを時間が経ってから食べることはやめましょう。また一度加熱して解凍したものを再度冷凍して使いまわすのも雑菌の繁殖の原因となるのでやめましょう。

 

 

離乳食を冷凍保存する際の調理のコツ

コツ1.よく冷ます

食材が熱いまま冷凍庫に入れてしまうと庫内の温度が上昇して、他の食材が痛みやすくなってしまうことがあります。食材は必ず冷ましてから冷凍庫に入れるようにしましょう。

また風味をできるだけ損なわないよう、可能であれば急速冷凍をするのがおすすめです。

コツ2.なるべく薄くする

ペースト状の離乳食を凍らせる場合は、めん棒や手などでなるべく薄くしてから冷凍保存するのがおすすめです。食材は薄くした状態にすることで早く冷凍させることができ、必要な分だけを割って使用することができます。

コツ3.小分けにしておく

食材を予め小分けにしておくと取り出しやすく、調理の時に便利です。特に離乳食の初期は赤ちゃんの食べる量がそれほど多くないため、小分けにすることで必要な量だけをすぐに使うことができ、無駄も省くことができます。

 

 

離乳食の冷凍保存におすすめのアイテム4選

1.フリーザーバッグ(保存袋)

チャック付きの冷凍用の保存袋も冷凍保存に便利です。

平らにして空気を抜いて保存しやすく、ジッパーで開閉できるので、液もれしにくく、衛生的。1回分のサイズごとに切れ目を箸などで線を入れ1回分ずつ解凍したり、使用するときに必要な分だけ割って使用できます。

2.蓋付きの容器

食べる量に合わせてサイズを変えると良いでしょう。繰り返し洗って使用できますが、煮沸消毒などが可能かどうか耐熱温度もチェックしておきましょう。

3.製氷皿

離乳食初期の少量のおかゆやペースト状の食材、スープなどに特におすすめなのが製氷皿です。キューブ状にして小分けに保存できるので、1回分ごとに無駄なく使い切ることができます。衛生面では蓋付きのものを使用しましょう。

4.サランラップ

食材を平らに冷凍保存できるため凍らせやすく、冷凍庫内のスペースも必要以上にとりません。また使う際に食材を折って取り出せるので無駄なく使うことができます。

平らにして保存する以外にもスティック状にしたり、輪ゴムを使って茶巾絞りのように丸くしたりすることも出来るので、食材に合わせた形状で冷凍保存することが可能です。新しいアイテムを買い足さなくても、代用できる点もメリットですね。

 

 

【食材別】離乳食の冷凍保存方法

おかゆ

おかゆを冷凍する場合は、加熱時に水分が飛んでしまう可能性があります。再加熱するときに少し水を足しながらかたさや水分量を調整すると良いでしょう。

だし汁

離乳食の冷凍保存は、食材だけでなく味付け材料の保存にも重宝します。とくに、使用する機会が多いだし汁などは、製氷皿などで小分け保存しておくと調理の際にだしを取る手間が省けるので、とても便利です。

味付けが可能な月齢になってきたら、トマトペーストやホワイトソースなども小分け保存しておくと良いでしょう。

野菜・果物

野菜や果物類を冷凍保存する場合、すりおろしたものなども基本的には加熱調理してから保存する必要があります。たとえば、りんごなどのすりおろしも大人であれば加熱せず食べることができますが、離乳食に使用する場合は加熱してから保存するようにします。

 

 

離乳食 冷凍に関するよくある質問

質問1.市販の冷凍食品は使用しても良い

離乳食用に市販の冷凍食品や冷凍野菜を使ってもOKです。冷凍野菜はゆでるなど加熱されたりしているものが多く、離乳初期のペースト作りに使えるのはもちろん、幼児食まで長く使用できます。

冷凍野菜を選ぶときは、野菜そのものが冷凍されている、味のついていないものを選ぶようにしましょう。

質問2.冷凍におすすめしない食材は?

〈冷凍が適さない食材〉

  • ・レタス、きゅうりなどの水分の多い野菜
  • ・こんにゃく
  • ・豆腐
  • ・卵

また下記の食材は未加熱で冷凍すると食感が悪くなりやすいです。

  • ・人参
  • ・ごぼう
  • ・たけのこ
  • ・れんこん
  • ・じゃがいも

 

 

まとめ

赤ちゃんのお世話をしながらの食事準備は大変ですよね。離乳食は、食べる量はそれほど多くありませんが、離乳食を毎食作るのはすり潰したりなど、手間も時間もかかります。

他の大人に赤ちゃんを任せられるなど、まとまった時間ができたら、冷凍の作り置きを作ると、毎食すぐに用意できる、時間の無い時でもいろいろな食材を与えることができる、気持ちに余裕が持てるなど、楽になるかもしれません。離乳食だからこそ衛生面には気を付けたいところです。冷凍のポイントを押さえて、ぜひ試してみてください。

 


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