【忙しいママ・パパへ】栄養士がおすすめする簡単離乳食レシピ4選
離乳食づくりの時短ポイント
1.炊飯器で一緒にお粥もつくる
離乳食のお粥を作る際に1食分を作るのは難しいと感じたり、大人のご飯と別々に炊くのは大変と感じることはないですか。そんな時は、大人用のお米と一緒に赤ちゃん用のお粥を炊飯器で炊いてみましょう。
まず大人用のお米はいつも通りの水量で用意します。深めの耐熱容器に1食分の赤ちゃん用のお粥のお米と水を入れたら、大人のお米が入っている釜の中央に置いてから炊飯ボタンを押します。
すると、大人のご飯とお粥が同時に炊き上がり、手間も時間も節約できます。お粥用の水は月齢に合わせて調整してくださいね。
2.便利な調理器具をつかう
月齢に合わせて潰したり、刻んだり、細かい作業が多い離乳食づくりは大変ですね。そんな時は便利な調理器具をフル活用しましょう。
ハンディブレンダーやミキサーは一瞬で野菜を潰してくれ、お粥も10倍粥にできたりと1つ持っていると便利です。
少量の食材を加熱する際は、電子レンジを上手に利用しましょう。食材によってはガスコンロで火を通すよりも、簡単に素早く火が通ります。火を使わないという意味では、赤ちゃんのお世話をしながらでも安全にお料理できますね。
ただし、食材の加熱ムラや加熱のし過ぎにならないよう、食材の大きさや加熱時間には注意しましょう。一度に長い時間に設定をせず短い時間で様子をみながら加熱をする、また電子レンジに対応した容器を使用するなどを注意をすれば、大変便利な調理機器器です。
また、調理ばさみはぜひ1つ用意して欲しいおすすめの道具です。うどんなどの麺類を刻むのはもちろん、野菜や肉などを加熱後に刻む際に大変便利です。
大人の分と一緒に煮込んだものを取り分けて、調理ばさみで刻めば工程が少なくなりますね。調理ばさみはかならず食材専用にして、使用後の消毒もしっかりしましょう。
3.小分けして冷凍保存しておく
離乳食を毎食一からつくるのは大変、少量を加熱すると焦げたり固くなったり難しいと感じる場合は、まとめて作って冷凍保存をしておきましょう。作った離乳食は小分けにしてから冷凍ストックをします。
冷凍する際は薄く小分けにしておき、金属トレーにのせて冷凍すると早く冷やすことができておすすめです。冷凍した食材は1週間ほどで使い切るようにしましょう。
4.味付け前の大人用のおかずから取り分ける
離乳食の回数が増えてくると、大人と別の食材で作るのは大変ですね。大人の食材から離乳食に使用したり、大人の分と一緒に火を通してから味付け前に離乳食分を取り分けるなど工夫をしましょう。取り分けた分を刻んだり、潰して薄味に仕上げれば簡単にできますね。
5.ベビーフードを活用する
毎回離乳食を作るのが大変と悩んでいる場合は、ベビーフードも利用しましょう。ベビーフードは味付けも食材もバリエーション豊富で、子どもにとってもよい刺激になるかもしれません。
また、お出かけの際に手作りを持っていくのは常温で時間が経ってしまいます。衛生面が心配な時も、ベビーフードは便利ですね。
栄養士がおすすめする簡単離乳食レシピ4選
レシピ1.一皿で栄養満点の煮込みうどん(離乳食後期)
(材料)
- うどん(ゆで) 80g
- にんじん 10g
- たまねぎ 10g
- ほうれんそうの葉 1枚
- 鶏肉 15g
- だし 200cc
- 醤油 少々
(作り方)
- 1. にんじん、たまねぎ、ほうれんそうはみじん切りにしておく。鶏肉も大きい場合は小さく切る。
- 2. うどんは食べやすい大きさにカットしておく。
- 3. 鍋にだしと1の野菜、鶏肉を入れて煮込む。(目安中火で5分)野菜が柔らかくなったら、うどんを加えさらに煮込む。(目安中火で3分)
- 4. 醤油で風味をつけて出来上がり。具材やうどんは煮込んだ後に調理はさみでカットしても大丈夫です。
レシピ2.包丁を使わない二食そぼろ丼(離乳食完了期)
(材料)
- 卵液 25g
- 鶏ひき肉 20g
- 油 適量
- 醤油 少々
- 軟飯 80g
(作り方)
- 1. あたためたフライパンに油を引き、卵液を流し入れる。菜箸で絶えず混ぜながら中火でぽろぽろになるまで焼く。
- 2. 別のフライパンに油を引き、鶏ひき肉を加えて中火で火が通るまでほぐしながら炒め、醤油を加えてなじませる。
- 3. 茶碗に軟飯を盛り、上に1の卵と2の鶏肉をのせる。
レシピ3.レンジで作るオムレツ(離乳食完了期)
(材料)
- 卵 1個
- ほうれん草の葉 1枚
- にんじん 10g
- チーズ 15g
(作り方)
- 1. ほうれん草はみじん切りにして、耐熱容器に入れふわっとラップをかけて500wで20秒電子レンジ加熱する。
- 2. にんじんもみじん切りにして、耐熱容器に入れてふわっとラップをして500w1分30秒ほど電子レンジ加熱をする。
- 3. チーズは大きい場合、8mmほどにカットしておく。
- 4. ボウルに卵を割り入れ溶きほぐす。ほうれん草、にんじん、チーズを加えてさらに混ぜ合わせる。
- 5. 耐熱容器に移し、ふんわりとラップをかけて電子レンジ500w1分30秒ほど加熱する。火が通っていない場合は10秒づつ様子をみながら、火が通るまで加熱する。
レシピ4.電子レンジで作る7倍粥(離乳食中期)
(材料)
- 温かいごはん 50g
- 水 150cc
(作り方)
- 1. 深めの耐熱容器にごはんと水を入れて混ぜる。
- 2. ふんわりとラップをかけて吹きこぼれに注意しながら、電子レンジで加熱する。(目安600w2分)
- 3. やけどに注意してとりだし、そのままラップをしたまま10分ほど蒸らす。
離乳食 簡単に関するよくある質問
質問1.離乳食はいつから?
離乳食は生後5ヶ月~6ヶ月ごろからはじめます。
首がすわり、少しの間ひとりで座れるようになる、食べ物に興味を持ち始め、指やスプーンを口に添えても押し出さないなど、いくつかのサインがみられたら離乳食を始める時期です。赤ちゃんの成長に合わせて焦らず始めましょう。
質問2.離乳食はなぜ必要?
母乳やミルクを飲んで栄養を摂っていた赤ちゃんが急に固形物を飲み込む、消化することはできません。少しずつ固さ形があるものへと慣れさせることで、飲み込む動きを取得し、食べ物をこすり取る動き、噛む力などを学んでいきます。
また、離乳食の時期はたくさんの食材や味に慣れて味覚を学ぶ時期でもあります。赤ちゃんが少しずつ食べる機能を学ぶために離乳食は必要なのです。
質問3.離乳食を食べてくれないときはどうすればいい?
離乳食を食べてくれない時はお腹が空いていないのかもしれませんね。お腹が空くようにたくさん遊ばせる、また3回食のお子さんはミルクの時間や量、生活リズムを見直してみましょう。
おもちゃが気になって食べない場合は一度片付ける、遊びの途中で「もうすぐご飯だよ」と声をかけておくとよいですね。赤ちゃんが好む食器を使用したり、お母さんたちが一緒に食べる、上手に食べたら褒めるなど楽しく食事ができる工夫も効果的です。
まとめ
毎日、家事やお世話に追われているお母さんたちにとって、離乳食づくりは大変と感じることもありますよね。ときどきはベビーフードを利用するなど息抜きも必要です。
簡単でも栄養が摂れるレシピもたくさんあるので、便利グッズなどを上手に使用しながら無理なく進めてくださいね。