【管理栄養士が教える】離乳食のツナ缶はいつから?量の目安や選び方、おすすめレシピをご紹介!
【月齢別】離乳食で与えるツナ缶の目安量
中期(生後7~8ヶ月ごろ)
ツナ缶は離乳中期から与えられますが、野菜や白身魚、豆腐など、離乳中期で食べられるそのほかの食材に慣れてから与えるのがおすすめです。
水溶き片栗粉でとろみをつけて、細かくすりつぶすようにしましょう。
離乳中期の1食あたりの目安量は、10g〜15gです。
後期(生後9~11ヶ月ごろ)
離乳後期では細かくほぐして与えるようにしましょう。食べづらい場合は、水溶き片栗粉でとろみをつけるのがおすすめです。
離乳後期の1食あたりの目安量は、15gです。
完了期(1~1歳半ごろ)
離乳完了期では、粗めにほぐした大きさでも食べられるようになってきます。赤ちゃんの食べる様子を見ながら、大きさを調整してくださいね。
離乳完了期の1食あたりの目安量は、15g〜20gです。
離乳食に使用するツナ缶の選び方
1.原材料を確認する
ツナ缶には原材料がまぐろのものとかつおのものがあります。どちらも離乳中期から食べられる食材ですが、初めて食べる食材の可能性もあるため、原材料を確認し、どちらが原材料のツナ缶か把握した上で与えると安心です。
2.水煮・ノンオイルタイプを選ぶ
ツナ缶には水煮とオイル漬け、食塩を使用したもの、食塩不使用のものなど、いろいろな種類があります。
離乳食では水煮、ノンオイルタイプのもので、食塩不使用のものを選ぶようにしましょう。
3.身の大きさで選ぶ
ツナ缶には、身の大きさにも大きめと小さめの2種類あります。
離乳食では小さめにほぐしてあるツナ缶を選ぶようにしましょう。
4.賞味期限を確認する
ツナ缶は長期保存できるので油断しがちですが、離乳食で使う場合は、必ず賞味期限も確認するようにしましょう。
離乳食に使用するツナ缶の下処理方法
塩抜き・油抜き
離乳食に食塩が使われているツナ缶やオイル漬けのツナ缶を使用する場合は、離乳完了期までは、しっかりと塩抜き、油抜きして使うようにしましょう。
塩抜き・油抜きは、下茹でか、湯通しで行います。下茹での方が塩抜き・油抜きがしっかりとできるので、ツナが食べられるようになる離乳中期頃では下茹でするのがおすすめです。
離乳食におすすめ!ツナ缶を使ったレシピ3選
レシピ1.ツナと玉ねぎのとろとろ(離乳中期)
<材料(5食分)>
ツナ缶(水煮缶)…40g
玉ねぎ…60g
昆布だし…160〜180mL
水溶き片栗粉
片栗粉…小さじ⅛
水…小さじ¼
<作り方>
①玉ねぎはみじん切りにする。
②鍋にツナ・玉ねぎ・昆布だしを入れ、柔らかくなるまで煮る(沸騰後、弱火約8〜10分)。
③水溶き片栗粉でとろみをつける。
④すり鉢ですりつぶす。
★冷凍で1週間保存可能
レシピ2.ツナとキャベツのお好み焼き(離乳後期)
<材料(10個分)>
(a)
ツナ(水煮缶)…20g
キャベツ…100g
薄力粉…大さじ5
青のり…小さじ1/2
粉末だし…小さじ1/4
粉ミルク…80mL分
★溶かしたもの
米油…小さじ1
<下準備>
・キャベツは芯を除き、下茹でし、水気をしっかりしぼり、粗めのみじん切りにする。
<作り方>
① ボウルに(a)を入れ、均一になるまで混ぜる。
② フライパンに米油を熱し、①を丸く流し入れ(10個)、両面に焼き色をつける(弱火〜中火)。
③フタをして蒸し焼きにする。
★冷凍で1週間保存可能
レシピ3.きゅうりとツナのヨーグルトサラダ(離乳完了期)
<材料(1食分)>
きゅうり…20g
ツナ(水煮缶)…8g
コーン(ホール缶)…8g
(a)
プレーンヨーグルト…大さじ1
オリーブオイル…小さじ½
粉チーズ…小さじ½
<下準備>
・きゅうりは板ずりして洗い、スライサーで薄めのいちょう切りにする。
キッチンペーパーで包み、しっかり水気を絞る。
・ツナは水気を切る。
<作り方>
①ボウルに(a)を入れ、混ぜ合わせる。
②きゅうり、ツナ、コーンを加え、和える。
離乳食ツナ缶に関するよくある3つの質問
質問1.離乳食でツナ缶はそのまま与えていい?
離乳完了期までは、加熱して与えるとよいでしょう。パサついて食べにくい場合があるため、加熱調理後、水溶き片栗粉でとろみをつけるのがおすすめです。
質問2.離乳食に使用するツナ缶は冷凍保存できる?
ツナ缶は冷凍保存することもできます。1食分ずつ小分けに分けて、冷凍するとよいでしょう。
調理後に保存することも可能です。こちらも1食分ずつ小分けに分けて、冷凍しましょう。1週間程度を目安に使い切ります。自然解凍ではなく、しっかりと加熱してから与えてくださいね。
質問3.食塩不使用の水煮缶が手に入らない場合は?
食塩不使用の水煮缶が手に入らない場合は、下茹でか湯通しで塩抜きしてから使うようにしましょう。
まとめ
常備品としてストックしておけるツナ缶は、離乳食でも使いやすい食材ですよね。離乳食での使い方のポイントを抑えて、上手に活用してみてくださいね。