【管理栄養士が教える】基本からアレンジまで!にんじんしりしりの簡単幼児食レシピ3選
にんじんしりしりを幼児向けに作るコツ
にんじんしりしりは、にんじんを炒めて卵でとじた料理のことで、沖縄県の家庭料理として知られています。にんじんは「しりしり器」と呼ばれる穴のあいたスライサーでおろして使います。しりしり器はせん切りよりも太く、荒く食材を削るため、味が染み込みやすいと言われています。
幼児食向けに作るときは、しりしり器でおろしたにんじんはしっかりと加熱して、にんじんを柔らかく仕上げるようにしましょう。細めのせん切りにして作ると、柔らかく、ふわっとした仕上がりになり、お子さんでも食べやすいですよ。
幼児食でにんじんしりしりを与える際の注意点
幼児食では、お子さんの食べる力に個人差があるので、にんじんを切る大きさや仕上がりの硬さに注意しましょう。
また、卵を使用しているため、卵アレルギーのあるお子さんは、他の食材に置き換えて作るとよいでしょう。
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レシピ1.基本のにんじんしりしり
<材料(作りやすい分量)>
にんじん…100g
卵…½個
ごま油…小さじ1
しょうゆ…小さじ½
白いりごま…小さじ½
<下準備>
・にんじんは皮をむき、長さ1cmのせん切りにする。
・卵は割りほぐす。
<作り方>
①フライパンでごま油を熱し、にんじんを入れ、しんなりするまで炒める。
②卵を加え、炒める。
③しょうゆ、白いりごまを加え、味をととのえる。
レシピ2.ツナとにんじんしりしり
<材料(作りやすい分量)>
にんじん…100g
ツナ(水煮)…40g
ごま油…小さじ1
しょうゆ…小さじ½
白いりごま…小さじ½
<下準備>
・にんじんは皮をむき、長さ1cmのせん切りにする。
・ツナは水気を切る。
<作り方>
①フライパンでごま油を熱し、にんじんを入れ、しんなりするまで炒める。
②ツナを加え、炒める。
③しょうゆ、白いりごまを加え、味をととのえる。
レシピ3.おかかのにんじんしりしり
<材料(作りやすい分量)>
にんじん…100g
ツナ(水煮)…40g
卵…½個
ごま油…小さじ1
しょうゆ…小さじ½
かつお削り節…1g
<下準備>
・にんじんは皮をむき、長さ1cmのせん切りにする。
・ツナは水気を切る。
・卵は割りほぐす。
<作り方>
①フライパンでごま油を熱し、にんじんを入れ、しんなりするまで炒める。
②ツナを加えサッと炒め、卵を加え、さらに炒める。
③しょうゆ、かつお削り節を加え、味をととのえる。
幼児食にんじんしりしりでよくある3つの質問
質問1:にんじんしりしりはどのくらい日持ちしますか?
幼児は大人に比べて抵抗力が弱いため、冷蔵保存の場合は2日程度を目安に、なるべく早く食べ切るようにしましょう。冷凍の場合は1週間程度の保存が目安になります。
質問2:生にんじんは何歳から食べられる?
生野菜は1歳前後から食べられるようになると言われていますが、にんじんは硬く、食べづらいため、2〜3歳頃が目安になります。ただし、この頃のお子さんは食べる力も個人差が大きいため、お子さんの発達に合わせて判断するようにしましょう。
質問3:にんじんにはどんな栄養素が含まれているの?
にんじんはβ-カロテンを多く含んでいます。β-カロテンは体内でビタミンAに変わるプロビタミンAの一種です。β-カロテンは目や皮膚、粘膜の健康を維持するというビタミンAの働きに加え、強い抗酸化作用があり、健康づくりに働きかけてくれます。
β-カロテンは脂溶性のため、油と合わせて摂取することで、吸収率が高まります。にんじんしりしりは油で炒める料理なので、β-カロテンの摂取におすすめです。
まとめ
にんじんしりしりを幼児食向けに作るポイントや基本のレシピをご紹介しました。
ご家庭でも作りやすく、食卓に彩りを添えてくれる1品です。作り置きやお弁当のおかずにもぴったりなので、ぜひ、お子さんと一緒に楽しんでみてくださいね。