ショッピングカート

0

ショッピングバッグは空です

購入する

【管理栄養士が教える】基本からアレンジまで!献立 一週間の簡単幼児食レシピ

2025.08.07
【管理栄養士が教える】基本からアレンジまで!献立 一週間の簡単幼児食レシピ

献立 一週間を幼児向けに作るコツ

忙しい毎日、毎回の献立をその都度考えるのは大変ですよね。そんなときは、1週間分の献立をざっくり考えておくのがおすすめです。前もって決めておくことで、食材の無駄も減り、調理もスムーズに。時短にもつながります。
献立を立てるときは、まず主食(ごはん・パン・めん)を決め、次に主菜(肉・魚・卵・大豆製品)、さらに副菜(野菜・いも・海藻・きのこ)、汁物やデザートの順に考えていくとスムーズです。
ポイントは「栄養バランス」と「食材の重なりを避けること」。1日の中で同じ食材が重ならないように意識しながら、1週間ではさまざまな食材や調理法を取り入れるようにすると、自然とバランスがとれます。
また、「炒め物ばかり」「味付けが同じ」などマンネリ化していないかもチェックしてみましょう。子どもの好みや食べやすさも考慮しながら、よく食べたメニューや食べづらそうだったものは記録しておくと、次回に活かせます。
旬の食材や行事食を取り入れることで、季節感や食育にもつながります。食卓から学べることも多いため、あそびや会話のきっかけにもなりますよ。

幼児食で献立 一週間を与える際の注意点

幼児期は1歳から6歳頃までと幅があり、発達の段階によって「食べられる食材」や「食材の大きさ・固さ」には違いがあります。そのため、1週間の献立を考えるときは、お子さんの年齢や咀嚼力(かむ力)に合った内容にすることが大切です。
たとえば、1歳半頃まではまだ奥歯が生えそろっていない子も多く、やわらかく煮た野菜や小さめに切った食材が食べやすい時期です。反対に、噛みにくいままの食材を出してしまうと、うまく食べられなかったり、丸のみしてしまうリスクも。これがストレスとなり、「偏食」や「遊び食べ」につながってしまうこともあるんです。
毎日の食事が“楽しい時間”になるように、献立を立てるときは以下のポイントを意識してみましょう!

🔸 年齢・成長段階に合った食材選びと調理法

かたさ、大きさ、味付けをお子さんの成長に合わせて調整しましょう。

🔸食材・調理法・味付けにバリエーションを!

同じメニューが続かないよう、1週間の中で彩りや風味を変えてみましょう。

🔸 子どもの“好き”や“苦手”もチェック

「この形なら食べられる」「味つけ次第で食べてくれた」などの小さな発見を、献立に活かしていくと、少しずつ食の幅が広がっていきます。
また、旬の食材やイベントメニューを取り入れるのもおすすめ。季節を感じたり、家族と食卓を囲む中で、食べることの楽しさ=“食育”にもつながっていきますよ。

簡単に作れる一週間の献立レシピ

🌸月曜日は「魚でスタート!和ごはんでほっとする一日目」

週のはじまりは、体にやさしい和の献立から。良質なたんぱく質とカルシウムを含む魚を取り入れて、胃腸にやさしい和ごはんで1週間のリズムを整えましょう。煮物や蒸し焼きなど、消化のよい調理法を意識してみて。


【おすすめ献立例】

・白身魚と野菜のホイル蒸し(たら・にんじん・玉ねぎなど)

・かぼちゃのやさしい煮物

・豆腐とわかめのすまし汁

・ごはん

 

ポイント👉 白身魚(たら)はクセがなく、蒸すことでふんわりやわらかくなって子どもも食べやすい!味付けはポン酢やだし醤油でやさしく仕上げて。

 

🥚火曜日は「卵でエネルギーチャージ!洋風アレンジで食欲UP」

卵は、たんぱく質・脂質・ビタミンもとれる頼れる食材。彩りの良い洋風メニューは、子どもの食欲や気分を引き出すサポートにぴったりです。オムライス風にしたり、目玉焼きをのせたり、炒り卵を散らしたりと、気分や子どもの好みに合わせてアレンジも自由自在!しっかり火を通して、安心して摂り入れましょう。


【おすすめ献立例】

・ツナと野菜のケチャップライス(オムライス風)

・ブロッコリーのマヨサラダ

・野菜コンソメスープ

・季節のフルーツ

 

ポイント👉具だくさんのケチャップライスの上に、ふんわり卵をのせてオムライス風に!卵が使えない場合は、ひき肉や豆腐、チーズなどをプラスしてもGOOD!

 

🌱水曜日は「からだに優しい大豆のおかずで栄養満点!」

週の真ん中は、消化にやさしく栄養価の高い大豆製品を取り入れて、リズムを整える献立に。豆腐や厚揚げなどの大豆製品は消化吸収に優れ、幼児食にも安心して使える定番食材。辛みや油を控えた中華風の味付けなら、小さな子どもでも食べやすく、家族みんなで楽しめます!


【おすすめ献立例】

・やさしい麻婆豆腐(豆腐・鶏ひき肉・コーン)※辛みなし

・小松菜の中華風ナムル

・野菜いり中華スープ

・ごはん

 

ポイント👉 とろみのある麻婆豆腐は甘めの味付けでごはんが進む!油控えめ・辛みなしで、幼児食でも取り入れやすい中華風献立。大豆の栄養もしっかり摂れます。

 

🍗木曜日は「子どもが喜ぶ!からあげでパワーチャージ!」

週も後半に差しかかる木曜日は、子どもが大好きなからあげで気分を上げて。鶏むね肉やささみを使えばヘルシーに仕上がり、しっかりたんぱく質も摂取できます。にんにくやしょうがは控えめにして、下味はやさしめに。少量の油で揚げ焼きにすれば衣が薄くなり、1歳後半〜2歳以降なら食べやすくなります。噛みやすいように小さめにカットしてあげましょう。揚げ焼きとはいえ、揚げ物の食べ過ぎには注意して、頻度は控えめにしましょう!


【おすすめ献立例】

・鶏むね肉のやわらか唐揚げ(しょうゆ・にんにく風味)

・切り干し大根ときゅうりのさっぱり和え

・きのこのみそ汁

・ごはん

 

ポイント👉 鶏むね肉をそぎ切りにして下味をしっかり染み込ませれば、パサつかずやわらか!衣は片栗粉でカリッと。揚げ焼きでも十分おいしく仕上がるので、油の使いすぎが気になるママにも◎。副菜にはさっぱり系を合わせて、バランスよく。

 

🍜金曜日は「簡単だけど手抜きに見えない♪ママもうれしい麺の日」

1週間がんばった金曜日は、調理も片付けもラクな“麺献立”で気楽に。つるっと食べやすい麺に、海鮮や野菜をプラスすれば、栄養バランスも◎。シンプルだけど見た目も味も満足な一皿に仕上げましょう。


【おすすめ献立例】

・えびと野菜の和風あんかけ風うどん(にんじん・きのこなど)

・さつまいもとひじきの煮物

・ヨーグルト

 

ポイント👉 海鮮のうまみが染み出すあんかけうどんで、最後の一口まで大満足!
えびはしっかり加熱すれば2歳頃からOK(初めての場合はごく少量から様子見を)。誤飲を防ぐため、小さめに刻むと安心です。加熱したえびは、ぷりぷりの食感で食べごたえがあり、冷凍むきえびを使えば下処理もラク◎!野菜たっぷり&出汁の風味で、塩分控えめでもしっかり美味しく仕上がります。

 

🍴土曜日は「家族みんなで楽しもう!人気メニューでにっこりごはん」

週末は、家族そろって笑顔になれる人気メニューを。ハンバーグなどの“ちょっと特別感”のあるおかずも、野菜を混ぜ込んだり、チーズを加えてコクを出したりすれば栄養バランス◎。見た目もおいしさもボリューム満点で、家族みんなが満足する一皿に!


【おすすめ献立例】

・チーズインハンバーグ(合いびき肉・たまねぎ・ピーマン)

・ブロッコリーのごま和え

・コーンポタージュ

・ごはん(orロールパン)

 

ポイント👉 ハンバーグには、みじん切りにしたピーマンやにんじんなどを混ぜ込んで、自然と野菜がとれる工夫を。中にチーズを入れても、上にのせて焼いてもOK!とろ〜りチーズで子どものテンションUP!甘くて飲みやすいコーンポタージュを添えれば、子どもも大人もにっこり。とうもろこしの自然な甘みでほっとする一品です。

 

🎉日曜日は「休日はイベント気分♪みんなで楽しく手巻きごはん」

休日の食卓は、ちょっと特別に“手巻き寿司”スタイルはいかがでしょうか?具材はお好みの具材や、冷蔵庫のちょこっと余ってたおかずでも、もちろんOK!ツナや卵、そぼろや焼き豚などはたんぱく質もばっちり。小さな手で“自分で選んで巻く”体験は、食べる意欲にもつながります。


【おすすめ献立例】

・手巻き風ごはん(海苔・酢飯・鶏そぼろ・炒り卵・ツナマヨ・きゅうり・トマトなど)

・野菜のスティックサラダ(にんじん・大根・パプリカなど)

・わかめのすまし汁

・季節のフルーツ

 

ポイント👉 具材はツナや卵などのたんぱく質源や野菜など、幼児でも食べやすいものを小さくカットして並べれば、自分で選んで巻く楽しさもUP♪手巻きは“自分でつくる”体験にもなって食育にも◎。海苔が苦手な場合は、薄焼き卵やごはんロールで巻くのもおすすめ!すまし汁でほっとひと息つきながら、休日の団らん時間をゆったり過ごしてみて。

 

幼児食 献立 一週間でよくある3つの質問

質問1.1週間の献立をパターン化するとどんなメリットがありますか?

▶️ 献立をあらかじめパターン化しておくことで、毎日の「何を作ろう…」という悩みを減らすことができます。
たとえば「月曜は魚」「金曜は丼もの」など曜日ごとのテーマを決めておけば、1週間分の夕飯もスムーズに組み立てやすくなります。
食材の使い回しや、買い物・調理の段取りがしやすくなるのも大きなメリット!冷蔵庫の食材ロスを減らすことにもつながります。
自分や家族の好みに合わせてパターンを決めておけば、毎週の献立づくりがグッと楽になりますよ。

質問2.子どもの好きなメニューベスト10は?

▶️ 子どもに人気のメニューには、甘辛い味つけや、やわらかい食感のものが多く見られます。以下のようなメニューが、子どもたちによく選ばれる定番メニューとして紹介されています。

  1. 1.ハンバーグ

  2. 2.カレーライス

  3. 3.唐揚げ

  4. 4.フライドポテト

  5. 5.オムライス

  6. 6.焼きそば

  7. 7.グラタン

  8. 8.餃子

  9. 9.コロッケ

  10. 10.寿司

※チャイルドミール「子どもが好きなおかずランキングTOP10」(2025年4月調査)より。

いずれも、見た目や香りに食欲をそそる要素があり、野菜や苦手食材も取り入れやすいのが特徴です。
ただし、揚げ物や味の濃いメニューは、頻度や量を調整しながら、栄養バランスを意識して提供するのがポイント!野菜を混ぜ込んだり、献立全体で調整したりすることで、より安心して楽しめるメニューになっておすすめですよ。

質問3.まとめ買いは何日分がベストですか?

▶️ 食材のまとめ買いは、1週間分を目安にするのがおすすめです。週単位で献立を立てておくと、必要な食材が把握しやすく、買いすぎや使い忘れを防ぐことができます。
冷蔵庫や冷凍庫の容量、野菜などの鮮度も考えると、1週間分がちょうどよいサイクル。週1回の買い出しにすれば、買い物の時間や回数を減らせるのもメリットです。
また、週の途中で野菜が足りなくなりそうなときや、忙しい日は、冷凍野菜や缶詰、乾物などを上手に活用するのもおすすめです。まとめ買いした食材をムダなく使い切るためにも、献立のパターン化や保存の工夫を取り入れるとよりスムーズになりますよ。

まとめ

幼児食の献立を1週間分ざっくりと考えておくだけで、毎日の「何を作ろう?」という悩みがぐっとラクになります。曜日ごとにテーマを決めておくと、栄養バランスが整いやすく、買い物や下ごしらえも効率的に。
子どもの“食べやすさ”や“好き・苦手”に配慮しながら、食材や調理法に少しずつ変化をつけていくことで、自然と食の幅も広がっていきます。
「おいしかったね」「自分で食べられたよ!」そんな会話が生まれる食卓は、子どもの食育にもつながります。
毎日完璧じゃなくても大丈夫。がんばりすぎずに、家族みんなが笑顔で囲めるごはんの時間を楽しんでいきましょう!



タグ :