
【管理栄養士が教える】基本からアレンジまで!チンゲン菜を使った簡単幼児食レシピ7選

チンゲン菜の簡単幼児食レシピおすすめ7選
レシピ1.チンゲン菜とたまごのやさしいスープ(1歳半〜)
✅ やわらかく煮たチンゲン菜と卵をだしで煮てとろみづけ。スプーン練習にもぴったり。
🔸材料(子ども約1〜2人分)
・チンゲン菜(葉先中心)…1枚(約20g)
・溶き卵…1個分
・だし汁…150ml
・片栗粉…小さじ1(水小さじ1で溶く)
・しょうゆ…1滴(お好みで)
🔸作り方
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1.チンゲン菜を細かく刻み、鍋にだし汁とともに入れて煮る。
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2.水溶き片栗粉でとろみをつけ、溶き卵を回し入れる。
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3.卵がふんわり固まったら火を止め、お好みでしょうゆを加え味を整える
🔸ポイント
✔️飲み込みやすく、スプーン練習にも◎
✔️卵はアレルギーの出やすい食材なので、初めて使う場合は少量から
✔️卵の代わりに「豆腐」「すりおろしじゃがいも」「お麩」でも代用可能
レシピ2.チンゲン菜入りおやき(1〜2歳ごろ)
✅手づかみ期の子にも◎!野菜を細かくして生地に混ぜ込むだけで、栄養満点のおやつや主食に。
🔸材料(作りやすい分量・約4個分)
・チンゲン菜(葉先)…1枚(約20g)
・にんじん…10g
・絹ごし豆腐…50g
・ごはん…80g
・片栗粉…大さじ1
・ごま油…小さじ1/4(焼く用)
🔸作り方
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1.チンゲン菜とにんじんは細かくみじん切りにし、耐熱容器に入れ、電子レンジ(600W)で30秒〜1分位加熱して軽く火を通す。
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2.ボウルに温かいごはん、豆腐、加熱した野菜、片栗粉を入れてよく混ぜる。
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3.4等分して丸く成形し、軽くつぶしておやきの形にする。
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4.フライパンにごま油を薄くひき、弱火で両面に軽く焼き色がつくまで焼く。
🔸ポイント
✔️手づかみ食べがしやすく、やわらかく仕上げたおやき。離乳食完了〜幼児食はじめの時期におすすめ!
✔️具材の食感が気になる場合は、さらに細かく刻むか、ごはんを少しつぶして混ぜると◎
レシピ3.チンゲン菜とツナのまぜごはん(1歳半〜)
✅ 混ぜるだけで簡単!野菜とたんぱく質が一緒にとれる、栄養バランス◎の主食レシピ。
🔸材料(子ども約1人分)
・チンゲン菜(葉先中心)…1枚(約20g)
・ツナ(ノンオイル/水煮タイプ)…1/4缶(約20g)
・ごはん…80g
・白いりごま…小さじ1/2
・醤油…少々(香りづけ程度、お好みで)
🔸作り方
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1.チンゲン菜はみじん切りにし、耐熱容器に入れてラップをし、電子レンジ(600W)で約30秒加熱する。
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2.ツナは汁気を軽く切る。
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3.温かいごはんにチンゲン菜・ツナ・ごまを加えてよく混ぜる。
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4.お好みでごく少量の醤油を加えて、全体になじませたら完成。
🔸ポイント
✔️ ツナはノンオイル or 水煮タイプを選ぶと脂質が控えめで◎
✔️ごはんは温かい方が混ぜやすく、全体がなじみやすい
✔️チンゲン菜が苦手な場合は、少量のしらすやかつお節を加えて風味アップ!
レシピ4.チンゲン菜の卵焼き(2歳〜)
✅ 卵の甘みで食べやすく、朝食やお弁当にも便利。野菜が苦手な子でもパクっと。
🔸材料(卵焼きフライパン1台分・約4〜5切れ)
・チンゲン菜(みじん切り)…1枚(約20g)
・卵…2個
・牛乳…大さじ1
・砂糖…小さじ1/2(お好みで)
・サラダ油…小さじ1/2(焼く用)
🔸作り方
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1. チンゲン菜は細かくみじん切りにし、電子レンジ(600W)で30秒加熱し、粗熱をとる。
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2. ボウルに卵を割り入れ、牛乳・砂糖・加熱したチンゲン菜を加えてよく混ぜる。
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3. 卵焼きフライパンに油を薄くひき、弱火で卵液を数回に分けて流し入れ、巻きながら焼く。
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4. 粗熱が取れたら、子どもが食べやすいサイズに4〜5切れに切り分けて完成。
🔸ポイント
✔️ 卵はアレルギーがある場合は、豆腐入りの生地などにアレンジ可能(しっかり加熱を)
✔️加熱したチンゲン菜は水気を軽くしぼると、卵に混ざりやすく仕上がりもきれい
✔️冷凍もOK。1切れずつラップに包んで保存しておくと朝がラクに!
レシピ5.チンゲン菜としらすの炒めもの(3歳〜)
✅ よく噛めるようになったらチャレンジ!ごはんに混ぜても、副菜としても使える便利レシピ。
🔸材料(子ども約1~2人分・作りやすい分量)
・チンゲン菜(小さめに切る)…1/2株(約50g)
・しらす干し…大さじ1(約5g)
・ごま油…小さじ1/4
・醤油…少々(お好みで)
🔸作り方
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1. チンゲン菜は葉と茎に分けて、食べやすい大きさに切る。
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2. フライパンにごま油を熱し、茎の部分から炒める。
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3. 葉を加えてしんなりしたら、しらすを加えてさらに炒める。
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4. 全体がなじんだら、仕上げに醤油を少々たらして軽く混ぜて完成。
🔸ポイント
✔️チンゲン菜の茎は先に炒めて、シャキッと感を残すと◎
✔️しらすの塩分によって、醤油は控えめに調整して
✔️しらすはカルシウム豊富!苦味が気になるときは湯通ししてもOK
レシピ6.チンゲン菜と鶏そぼろのあんかけ丼(3歳〜)
✅ ごはんが進むボリュームメニュー!お肉と野菜が一度にとれて忙しい日にも◎!
🔸材料(子ども約1〜2人分・作りやすい分量)
・チンゲン菜…1株(約100g)
・鶏ひき肉(むね or もも)…80g
・にんじん(みじん切り)…20g
・だし汁…100ml
・醤油…小さじ1/2
・みりん…小さじ1
・水溶き片栗粉…適量(片栗粉小さじ1/2+水小さじ1)
・ごはん…子ども用茶碗1~2杯分
🔸作り方
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1. チンゲン菜は細かく刻み、にんじんはみじん切りにする。
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2. 小鍋にだし汁を入れ、鶏ひき肉・にんじんを加えて火を通す。
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3. チンゲン菜を加えてしんなりするまで煮る。
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4. 醤油・みりんで味を調え、水溶き片栗粉でとろみをつける。
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5. 温かいごはんにかけて完成!
🔸ポイント
✔️ 片栗粉でとろみをつけることで、食べこぼし防止にも◎
✔️だしの香りととろみで、野菜が苦手でも食べやすい味に
✔️鶏ひき肉は火が通りやすく、パサつきにくいむね肉でもOK
レシピ7.チンゲン菜と鮭のマイルドクリームパスタ(4歳〜)
✅少し大人っぽい味にもトライ!見た目もおしゃれなアレンジレシピ
🔸材料(子ども約1〜2人分・作りやすい分量)
・チンゲン菜(葉・茎に分けて)…2枚(約30g)
・生鮭…1切れ(約60g)
・牛乳…100ml
・スパゲッティ(1.4〜1.6mm)…40g
・薄力粉…小さじ1
・バター…5g
・塩…少々
・粉チーズ…小さじ1(お好みで)
🔸作り方
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1. 鮭は焼いて骨と皮を除き、ほぐしておき、チンゲン菜は茎と葉に分けて小さめに切る。
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2. スパゲッティは表示よりやや長めにゆでて、やわらかめにしておく。
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3. フライパンにバターを熱し、チンゲン菜の茎→葉の順に炒める。
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4. 火が通ったら薄力粉をふり入れて炒め、牛乳を少しずつ加えながら混ぜ、とろみをつける。
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5. 鮭・茹でたパスタを加え、全体を混ぜ合わせ、塩で味を整える。
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6. お好みで粉チーズをふりかける。
🔸ポイント
✔️鮭は塩分控えめのものを使用しましょう。甘塩の場合は塩抜きしても◎
✔️牛乳を豆乳に変えれば、乳アレルギーにも対応可能
✔️パスタは短く切ってあげると食べやすくなります
幼児食 チンゲン菜レシピでよくある3つの質問
質問1.チンゲン菜は茹でなくても大丈夫ですか?
▶️ チンゲン菜は下茹でしなくても調理できます。
特に炒め物や煮物など、加熱時間がしっかり取れるメニューでは下茹で不要で使いやすい野菜です。
ただし、幼児向けの場合は、繊維が多い茎の部分を柔らかくなるまで加熱することが大切です。時短で柔らかくしたい場合は、レンジ加熱や軽く下茹でしておくのも◎です。
質問2.チンゲンサイを茹でると栄養はどうなる?
▶️ チンゲン菜を茹でると、ビタミンCやカリウムなどの水溶性栄養素が流出します。
栄養をできるだけ逃さず食べたい場合は、スープや味噌汁など「ゆで汁ごと食べられる料理」がおすすめです。
また、炒める・蒸すといった加熱法なら、流出を最小限に抑えることができます。
質問3.チンゲン菜は生で食べられますか?
▶️ チンゲン菜は生でも食べられる野菜です。
特に葉の部分はやわらかく、サラダなどに使われることもあります。
ただし、幼児には生野菜は消化に負担がかかりやすく、噛む力も必要なので加熱調理が基本です。
3歳未満の子どもには火を通して提供するようにしましょう。
まとめ
やわらかくクセが少ないチンゲン菜は、幼児食にも取り入れやすい優秀な野菜。
炒め物やスープ、和え物など幅広いメニューに使え、栄養バランスアップにも◎。加熱すれば葉も茎も食べやすくなり、食べる時期に合わせた工夫で無理なく楽しめます。
今回紹介したレシピやQ&Aを参考に、お子さんの「食べてみたい!」につながるひと皿をぜひ作ってみてくださいね!